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金属造形作家「坪島悠貴」
オススメのアーティストを紹介する「芸術手帖」マガジン。
第8弾は坪島悠貴さん。
彫金技法、CADによる設計、3Dプリントなどの技術を組み合わせ「可変金物」と名付けたトランスフォームする金工作品を制作している。
鳥が魚に変形したり、毬がクラゲに変形するしたり、というユニークながらも、驚異の技巧が施されている。華麗な変形ギミックもたまらない。まさしく職人技である。
よし、動くぞ!#qholia #可変金物 #fusion360 pic.twitter.com/3MvVUCF61d
— 坪島悠貴 (@hau9000) December 23, 2018
また、設計には「Fusion360」を使用しており、関連記事がとても多い。
2017年には、nextクリエイターズでも取り上げられていた。
坪島さんの金属工芸は、Fusion360で作った3Dデータを元に量産する
「デジタルモールド」も特徴の一つ。デジタルモールドは、3Dプリント樹脂型を用いてABS、PS、POM、PPなど量産材料で射出成形できる最新技術のこと。彼は3Dプリントした原型から、シリコン型をとってワック型を造形、ロストワックス法で金属を鋳造というプロセスで制作している。
最近作っているものだと、饅頭根付ネズミが素敵。
色々立て込んでいて中々進められなかったのですが、干支饅頭根付子年版がほぼ完成しました!ここから表面に装飾を入れますが一旦仮出力で構造検証します。#可変金物 #FUSION360 #ねずみ #子年 pic.twitter.com/FsLSoqzQkp
— 坪島悠貴 (@hau9000) January 18, 2020
ようやく3体揃いました。
— 坪島悠貴 (@hau9000) May 5, 2020
色上げしたら完成です! pic.twitter.com/xiHnnPBKnA
彼の作品の一部は「Gallery花影抄/根津の根付屋」で販売されている。また各種展示会であったり、時期によっては個展を開かれていたりもするので、機会があれば是非現物を見てほしい。