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Fusion360ワークショップ

いきなりモビリティを作るのは難易度が高いものです。学生たちにはまず、ものづくりの基礎知識や技能を身に着けてもらう必要があります。とはいうものの、期間は半年もない上、会合頻度も月2~3回程度ですので悠長にやっていくわけにもいけません。

昨年は高校生コラボで、魔法の絨毯型モビリティを作りましたが、その時も同様の悩みを抱えました。その時工夫した点は、操作I/Fを学生メインで製作してもらい、小規模ながらもデザイン~プログラミングまでをスルーで行ったことです。絨毯を操作できる、魔法のランプを製作してもらいました。

しかし、反省点は大きく2つ。デザインはやってもらったけれど、設計(モデリング)が出来なかった点。そして、モビリティそのものに触れる機会が少なかった点です。今年はそういった点を改善していきます。

今年の進め方

大きく2フェーズに分けます。まずは基礎を学ぶべく、①モビリティに付随するアクセサリ(小物)を製作。次に学びを活かすべく、②小型モビリティそのものを製作(目標1台/人)させます。まずは、アクセサリ製作を7月末までを目安に行っていきます。※その間モビリティのシステムや骨組みはトヨタメンバーで並行開発します。

このアクセサリ製作においても、設計装飾制御の3点を段階ごとに分けて実施します。まず、設計の基礎を学ぶべく、3DCAD「Fusion360」のワークショップを6/7(金)実施しました。

Fusion360について

今回取り扱う3DCAD選定、「Tinkercad」と正直迷ったのですが、ちょっと子供向けすぎるかな?という点(大学生だし…)や、モビリティの設計はFusion360で行っていること、私がFusion360好きな点、あたりを理由に選定しました。プロジェクトも共有しやすいですしね。

ちなみに、事前に学生達へ3DCAD経験をヒアリングしたところ、SolidWorks経験者が6名中2名。やはり学生向けだとSolidWorksもなかなか人気ですね。

さて、このFusion360ワークショップですが、題目を「ブレスレットを作ろう」としました。押し出しやパイプ、スイープ等、ブレスレット形状の特徴から、様々なコマンドを活用できそうだと感じた為です。基礎コマンドの学習に最適。

ワークショップのようす

実施時間は18:30~20:30までの約2時間といったところ。皆一所懸命に取り組んでくれていました。アイデアオリンピック以外でも、どんどん活用していってほしいですね。

そういえばFusion360「押し出しコンペ2」の開催が決定しましたね。前回は私も応募したものです。学生達に参加させるのも面白いかもしれませんね。

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