外海にド・ロ神父というひとがいた
ここ数年、外海(そとめ)という地域と縁がありたびたび出かけている。角力灘を挟んで五島列島と向い合せの位置となっている。
最初に日本にキリスト教が伝来した1549年以来、このあたりでは1571年にイエズス会の宣教師によりさかんに宣教活動がおこなわれた。禁教や迫害を経て1854年の開国後、パリ外国宣教会のド・ロ神父により1882年に出津教会が建設され、その後信徒が増えたため1893年には大野教会を建設。この地ではド・ロ神父さまは偉大であり、いまだに尊敬と親しみを持たれている