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少し赤くなる街を背に

Sunny Girl
"目印を耳にして E.P" 
1.少し赤くなる街を背に 


どうしてもこの歌のことを書きたいと思った。
自分の言葉で書きたいと思ってしまった、

とりあえず収録曲を一通り聴こうと思っていたけど
この曲を聴き終わってからエンに進めなかった。
というか進ませてくれなかった。
し、繰り返し何度も聴いてしまう自分にびっくりした。
それくらい僕の中の大切なものになった。
歌詞を黙読する度に目が潤むのは初めてで、
MVを繰り返し見る度に涙が止まらなかった。
理由は分からないけれど、


そんな 「少し赤くなる街を背に」について

Sunny Girlでは初のE.P
全4曲
その1音目が「少し赤くなる街を背に」

初めて聴いたのは 「結、決行AM4:00」 の日、
En.で聴くことができた。
あの日に高田馬場CLUB PHASEで歌うこと
にすごく意味があったと思う。
あの日 から月日を重ねて、
あの日 が昨日の事のように感じることは無いし、
薄れ忘れてしまったけれど、
あの日 の感情はきっと消えない。


まずはMVと絡めて曲の話を。

MVの舞台は学校。
陸上部かな、部活に打ち込む女の子。
すきなものが嫌いになり靴を捨ててしまうけど
後日、家に帰ると置かれていたのは
あの日捨ててしまったはずの靴、と手紙。
誰かの言葉に救われている女の子の描写は
自分を重ねてしまうものがあった。
すきなこと なのに逃げたくなる気持ちが分かるから、

青春 と もがき悩み苦しんでいたあの頃の自分
を重ねたような作りに惹き込まれた。

隅々まで見た、路線も電車も駅も祭りも調べた。
あのMVと同じで千葉県なんだなー、と。
いつか聖地巡礼したいと思う。今年の夢にしよう。

電車だけに脱線したので話を戻して、
この曲中のある歌詞に目が止まった。
それは"言葉"という歌詞。
171にも"言葉"という歌詞が出てくる。
だからこの曲と重ねずにはいられなかった、
171 が家族の話、PHASEの話なら
少し赤くなる街を背に は"あの頃"の自分の話。
あなたがくれた言葉たちを受け取って
僕はここまで来れた。
もしあなたが自分を殺してしまうほどならば
今度は僕の言葉を 塞がった君の耳に届けるよ。
取り繕った表情なんて僕がさせないから。
いつか話した夢は今、叶っているよ、って伝えるから。

アフターストーリーじゃないけど、
夜空に光る星座が無数の星から出来ているように
この2曲は深く関わり合っているんじゃないかって、
そんな思考を抱いたかな、僕は。

MVの最後に 何か を見つけた女の子。
見つけたより聴こえた の方かもしれない。
何が聴こえたのかは 分からないけれど、

生まれ育った街や大切な人と過ごした街から離れても
君の耳に僕の音が届くように、
君と僕の目印が あの日の"言葉"でありますように。



ここからはツアータイトルの話。

「言葉を澄ませるワンマンツアー」
少しでも違和感を覚えた人、僕と同類です。

タイトルに 使役 という文法を用いているところ。
ここに注目せざるを得なかった、

使役とは
人に行動を求めたり対応してもらったりする表現形態
を指す文法のこと。

「澄ます」ではなく「澄ませる」

わざわざ使役を使い『澄ませる』にした理由は
ここにあるんだろうな、と。

"言葉にならない
それを言葉にする旅
塞ぐ耳にそれでもまだ流れるように"

この歌詞をとっても
僕たち聴き手、つまり言葉を受け取る側に
聴いて欲しい言葉があって、
言葉にならない想いも愛も
言葉にして紡ぐから、聴き逃すなよ
って、そんな思いを込めたタイトルなのかな、と
こういうとこが連太郎さんらしくてすきです、

言葉にしなきゃ伝わらない世の中だもんね、
改めて連太郎さんが教えてくれた気がする。

タイトル一つでここまで考えさせてくれてありがとう。
この曲を引っ提げて、
このタイトルで、ワンマンツアーをする。
それだけで僕は満たされてしまうな、

リリースされてから2ヶ月。
なかなか自分の 言葉 で上手くまとめられなくて
時間がかかってしまったけど、
ツアー名古屋の日にはどうしても間に合わせたかった。
ギリギリセーフ、、

1月10日 連太郎さんがどんな"言葉"を紡ぐのか。
どんな思いでステージに立つのか歌うのか、
楽しみにしながら残り数日過ごしたいと思います。

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