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Atlético de Madrid 22/23シーズン選手紹介

いざ覇権奪還と悲願のUEFAチャンピオンズリーグ制覇に挑むアトレティコ・マドリードのトップチーム登録メンバー22人を紹介する。

Portero

No.1 Ivo Grbić

頼れる「クロアチアの守護神」

名前: イヴォ・グルビッチ
国籍: クロアチア代表🇭🇷
年齢: 26 (1996年生まれ)
身長: 195cm
ポジション: GK
昨シーズン所属チーム: LOSCリール🇫🇷
昨シーズン成績: 21試合28失点 (リーグ・アン🇫🇷)

2年前にオブラクの後継者として獲得した超大型GK。
NBA選手に渡りあう195cm/95kgという圧巻の体格でダイナミックなセーブを連発する頼れるセカンドゴールキーパー。
出場機会を求めLOSCリールにレンタル移籍した昨シーズンは2月上旬を最後にスタメンから外され満足のいくレンタル移籍にはならず今シーズンも去年のレコントのように出場機会があるかわからないが、プレシーズンから好調を維持している。
オブラクに万が一のことがあっても2年前の優勝を知る「クロアチアの守護神」がゴールマウスに立ち塞がる。

No.13 Jan Obrak

アトレティコが世界に誇る絶対的守護神

名前: ヤン・オブラク
国籍: スロベニア代表🇸🇮
年齢: 29 (1993年生まれ)
身長: 188cm
ポジション: GK
昨シーズン成績: 38試合43失点

8年前にベンフィカから加入して以来史上最多となる5度のサモーラ賞、受賞やGK史上最高額となる市場価値1億ユーロを記録するなど数々の伝説を残してきた世界NO.1ゴールキーパー。
7年以上にわたりゴールマウスに君臨し、副キャプテンを務めチームの精神的支柱に成長した絶対的守護神は来年1月に30歳の誕生日を迎え円熟の域に達しつつある。
昨シーズンは限界説も囁かれたがすっかり元の姿を取り戻しておりビルドアップでの貢献度は低いが長い手足で超人的なセーブを連発しゴールに鍵をかける古き良きゴールキーパー。

Defensa

NO.2 José María Jiménez

ディエゴ・ゴディンの系譜を継ぐ正統後継者

名前: ホセ・マリア・ヒメネス
国籍: ウルグアイ代表🇺🇾/スペイン🇪🇸
年齢: 27 (1995年生まれ)
身長: 185cm
ポジション: CB
昨シーズン成績: 24試合1G1A

今年で在籍9年目となるレジェンド、ディエゴ・ゴディンの正統後継者。
相変わらずのスペ体質で戦列を離れる期間も長いがピッチに立てばCBとしては決して大柄とは言えないが身体能力が高く水準以上のスピードと無類の強さを誇る対人戦、アトレティらしい闘志溢れるハードな守備で極上の輝きを見せるDFリーダー。

NO.3 Sergio Reguilón 🆕

3番を背負うスペイン代表戦士

名前: セルヒオ・レギロン
国籍: スペイン代表🇪🇸
年齢: 25歳 (1996年生まれ)
身長: 178cm
ポジション: LB
昨シーズン所属チーム: トッテナム・ホットスパー🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
昨シーズン成績: 25試合2G3A (プレミアリーグ🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)

ノッティンガム・フォレストに移籍したレナン・ロディの後釜として加入したラ・ファブリカ出身の左ラテラル。
恩師サンティアゴ・ソラーリの下21歳でマドリーのトップチームデビューを果たすとマルセロを押し退けすぐにレギュラーに定着したが翌シーズン、セビージャへのレンタルを経てトッテナムに完全移籍した。
スパーズでもレギュラーを掴んだ時期があったが新シーズンはコンテ監督の構想外となり1年レンタルでアトレティコに加入した。
激しくサイドを上下動し、攻守のバランスに優れる選手。

NO.15 Stefan Savic 

モンテネグロ🇲🇪のマフィア

名前: ステファン・サヴィッチ
国籍: モンテネグロ代表🇲🇪/セルビア🇷🇸
年齢: 31 (1991年生まれ)
身長: 187cm
ポジション: CB
昨シーズン成績: 28試合0G0A

2015年夏に加入した旧ユーゴスラビア生まれのCL準優勝を知る喧嘩上等のDFラインの柱。
加入以降度重なる怪我に悩まされていたが2年前は奇跡のフル稼働で7年ぶりのラ・リーガ制覇の原動力に。
昨シーズンも細かい怪我で離脱があったがヒメネスが離脱しディフェンスが崩壊しかけた年明けからレイニウドが定着するまでの約2ヶ月弱を1人で支え最後の希望を消さずに灯し続けた。
ヒメネスと同じくピッチに立てば地上、空中ともに対人戦で圧巻の強さを誇り、喧嘩上等の闘志を燃やしたディフェンスなど、いぶし銀の輝きで最終ラインを支えるワールドクラスのDF。
昨シーズンのCLベスト8マンチェスター・C戦で時間稼ぎした小僧の喧嘩を買い試合終了後も続いた乱闘を招いた首謀者の一角。

NO.16 Nahuel Molina 🆕

脳筋で右サイドを制圧するためのラストピース

名前: ナウエル・モリーナ
国籍: アルゼンチン代表🇦🇷
年齢: 24 (1998年生まれ)
身長: 175cm
ポジション: RSB
昨シーズン所属チーム: ウディネーゼ🇮🇹
昨シーズン成績: 35試合7G5A (セリエA🇮🇹)

昨シーズン人材不足によりジョレンテをコンバートするという苦肉の策で対応した右SBに現れた待望の新戦力。
ユベントスやアーセナルといったビッグクラブとの争奪戦を制し涙ながらに1500万ユーロ+ネウエンのトレードで獲得した。
世界最高峰の攻撃性能を持ち爆発的なスピードと身長からは想像できないフィジカルの強さで突進していくアトレティコの新たな脳筋。
トリッピアーのようにインテリジェンスあふれるプレーは得意としないが右足から正確なパスとクロスを供給する。
若干23歳でアルゼンチン代表のレギュラーを掴んだ実力は間違いなくアトレティコの今と未来を託されたロディのパートナー。

NO.18 Felipe

ガキたちの親分枠

名前: フェリペ
国籍: ブラジル代表🇧🇷
年齢: 33歳 (1989年生まれ)
身長: 190cm
ポジション: CB
昨シーズン成績: 26試合2G1A

あのネイマールが生まれたブラジル🇧🇷サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス出身のベテランCB。
今はなき救世主エクトル・エレーラとともに2019年にFCポルトからやってきたブラジル代表戦士。
衰えが見えるが多少のことは自慢の身体能力に物を言わせ敵FWを封じ込む。
チームが不甲斐ないパフォーマンスを見せた加入初年度に孤軍奮闘し「いつもの順位」に導き翌年はサヴィッチ、エルモソとともに7年ぶりのリーグ優勝の原動力となったが昨シーズンは限界を露呈した。
しかし、5番手CBとしてはこれ以上ない戦力として今シーズンもチームを支える。
サヴィッチとともに昨シーズンのCLベスト8マンチェスター・C戦で小僧の喧嘩を買い先制攻撃を仕掛けた主犯格の1人。
昨シーズン限りで契約は切れており契約延長も発表されてないことから現在はフリーの身のはずだがなぜかチームに留まっている。

NO.22 Mario Hermoso

21/22シーズン2度にわたりチームを救ったスーパーマリオ

名前: マリオ・エルモソ
国籍: スペイン代表🇪🇸
年齢: 27歳 (1995年生まれ)
身長: 184cm
ポジション: CB
昨シーズン成績: 26試合2G1A

レアル・マドリーのカンテラで育ちエスパニョールを経て2019年夏アトレティコに加入した貴重なレフティーのCB。
CB陣で右に出る者はいないビルドアップ能力を持ち2年前のリーグ優勝の立役者となったが軽すぎる守備対応やハイラインを敷いた際の裏ケア対応の悪さにスピード不足とボロが出始め完全に穴となった昨シーズン中盤戦以降は控えに降格。しかし、年明け以降どちらも途中出場からバレンシア戦でストライカー顔向けの決勝ゴールとヘタフェ戦の終了間際のジャンピングボレーでチームを救い一躍ヒーローとなった。
このことから本職がCFと言われたりスパーサブとして最後の交代枠に期待する声が上がるなどネタ枠化するがこれはまた別の話。
エルモソも情熱的で審判に猛抗議し勝手にVARのアシスタントを始めるなど自らが不遇のときでもアトレティコに忠誠を誓いロッカールームを盛り上げベンチではコーチのように振る舞い身を呈してチームメイトを守る熱い漢だがこれもネタにされているのは🤫
もう若くないがまだ27歳テクニックが高いため守備力さえ上がればピボーテなど他のポジションでも輝く余地は十分残っているのでアトレティコにいる間にもう一花咲かせてほしい。

NO.23 Reinildo Mandava

モザンビーク🇲🇿3500万人の夢と希望を背負った英雄

名前: レイニウド・マンダヴァ
国籍: モザンビーク代表🇲🇿
年齢: 28歳 (1994年生まれ)
身長: 180cm
ポジション: CB/LSB
昨シーズン所属チーム: LOSCリール🇫🇷/アトレティコ・マドリー🇪🇸
昨シーズン成績: 18試合1G0A (リーグ・アン🇫🇷)/17試合0G0A (ラ・リーガ🇪🇸)

昨冬のデッドラインデーに当時のフランス王者LOSCリールから加入した「モザンビーク🇲🇿3500万人の夢と希望を背負った英雄」
入団当初「20/21シーズンのリーグ・アンベスト11に輝いた無尽蔵のスタミナでサイドを上下動し攻守に貢献するリールの主力左SB」と謳われた面影はもはやなくアトレティコに加入してまもなく「レイニウドCB化計画」が始動。抜群の身体能力が評価され1度もプレーしたことがないCBにコンバートされるとラ・リーガCB陣で最速を記録した最高速度35kmの爆発的なスピードが可能にする異次元の広さを誇るカバーとシュートブロック、対人戦絶対負けないマンの本領を発揮し左ストッパーの絶対的な主力に定着するとエレーラとともにアトレティコの救世主となりラ・リーガで「いつもの順位」に導きCLでも自らの実力を証明しUEFA選出のベスト11に左ストッパーとして選出された。
「バミューダトライアングルのプエルトリコ🇵🇷」と呼ばれているが腐っても元左ラテラル、モザンビーク代表のユニフォームを纏って出場した試合では切れ味鋭いドリブルで敵DF数人を剥がしアシストを記録しており、アトレティコで見せるジョアン・フェリックスの抜け出しに合わせて敵右SB裏に落とす最終ラインからのロングフィードは芸術の域に達しておりビルドアップ能力も兼ね備えている。
極貧の家庭に生まれ幼少期は毎日寝る場所があるわけではなく両親はそれぞれ11歳と18歳の時に他界、サッカーでも欧州上陸後は大きな壁にぶち当たりトップチームデビューすることは叶わずレンタル生活を送りポルトガル1部リーグに24歳6ヶ月でデビューする遅咲きで「信じることを諦めず」生きてきたアトレティコのDNAを体現する選手と紹介されることが多いが、実は21歳で母国の地元クラブ、フェロヴィアリオ・ダ・ベイラから欧州屈指の育成の名門ベンフィカに引き抜かれた超エリート。

Centrocampista

NO.4 Geoffrey Kondogbia

相手が強ければ強いほど真価を発揮する「バミューダトライアングルのバミューダ諸島🇧🇲」

名前: ジョフレー・コンドグビア
国籍: 中央アフリカ共和国代表🇨🇫/フランス🇫🇷
年齢: 29 (1993年生まれ)
身長: 188cm
ポジション: DMF/CMF
昨シーズン成績: 28試合1G2A

2020年11月移籍市場最終日に移籍したトーマス・パーティーの後釜としてリーガの特例を利用しバレンシアから獲得した中央アフリカ共和国代表MF。
マンチェスター・Uのラファエル・ヴァランやドルトムントのトルガン・アザールらと共にランスの下部組織で育ちU-16の頃から各年代の世代別フランス代表の常連だった超エリート。
フランス代表で5試合の出場歴があったが全て親善試合であったため2018年10月中央アフリカ共和国に鞍替えした。
強靭なフィジカルでボールを刈り取り戦車のように突進するドリブルでボールを前進させることを得意とするが格下相手だと中盤で不用意なボールロストが多い。しかし、不思議なことにCLなど大舞台になるほど強くなりドリブルは成功しボールロストが減る奇妙な選手。
ピボーテ起用されることも多いがボールロスト時のリスクが比較的低くなり最大の武器であるチェイシング時の守備力が活かされやすいインテリオールが天職かと個人的には思っています。

NO.5 Rodrigo de Paul

アルゼンチン代表の中盤を取り仕切る「メッシのボディガード」

名前: ロドリゴ・デ・パウル
国籍: アルゼンチン代表🇦🇷/イタリア🇮🇹/スペイン🇪🇸
年齢: 28 (1994年生まれ)
身長: 180cm
ポジション: CMF
昨シーズン成績: 36試合3G2A

昨夏ラ・リーガ王者に移籍金3500万ユーロで加入したアルゼンチン代表の中盤に君臨するMF。
リオネル・メッシの親友で代表で常に一緒にいる。2人が並ぶと身長差とデ・パウルの体格の良さから「メッシのボディガード」や「メッシ親衛隊」などと言われている。
カンテラーノかと錯覚するほどアトレティコ愛が強くクラブのレジェンドで現監督、同胞のディエゴ・シメオネに並ぶ情熱のあるプレイヤー。
攻守に万能な選手だがドリブル、パスなどオフェンス能力が特に高く時折見せる弾丸のミドルシュートは脅威。

NO.6 Koke

伝統を受け継ぐ我らがカピタン

名前: ホルヘ・レスレクシオン (コケ)
国籍: スペイン代表🇪🇸
年齢: 30歳 (1992年生まれ)
身長: 176cm
ポジション: CMF/DMF
昨シーズン成績: 31試合1G2A

「コケ」の愛称で親しまれている我らがカピタン、ホルヘ・レスレクシオン・メロディオは自ら乱闘騒ぎを起こすようなことはしない静かなタイプのキャプテンだが生粋のコルチョネロスらしい誇りや情熱を持っておりインタビューなどで度々名言を残してきた。
長きにわたりスペイン代表の常連メンバーに名を連ねているだけに基礎技術が非常に高く派手さはないが気の利いた巧いプレーでチームを助ける。
自身がボールを蹴るきっかけを作った兄ボルハ・レスレクシオン氏は現在アトレティコのカンテラで監督を務めている。

NO.11 Thomas Lemar

アトレティコに忠誠を尽くす「レマキング👑」

名前: トマ・レマル
国籍: フランス代表🇫🇷/グアドループ🇬🇵
年齢: 25歳 (1995年生まれ)
身長: 171cm
ポジションAMF/CMF/LM/LW
昨シーズン成績: 24試合4G5A

2018年夏ワールドカップ王者の肩書きを引っ提げ当時のアトレティコ史上最高額の移籍金で加入したレフティーのアタッカー。
主に左ウインガーとして起用された加入後数年はシメオネ流への適応に苦しみ失敗の補強と言われたが20/21シーズン途中にシステム変更がされてからは中央にポジションを移し真価を発揮、大車輪の活躍で7年ぶりのリーグ制覇に貢献した。
負傷に悩まされる時間も少なくないが現在はビルドアップ時に中盤と前線を結ぶ円滑油としてフェリックスと共に攻撃を司っている。
今夏年棒を半減した額での新契約に合意し2027年まで契約を延長した。

NO.14 Marcos Llorente

マドリーとアトレティコに所縁のあるエリート一家で育った元祖脳筋

名前: マルコス・ジョレンテ
国籍: スペイン代表🇪🇸
年齢: 27歳 (1995年生まれ)
身長: 184cm
ポジション: CMF/DMF/RM/RSB/ST
昨シーズン成績: 29試合0G2A

レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーでプレーした父パコ・ジョレンテと同じくマドリーとアトレティコでプレーしたラモン・グロッソの娘である母のもとスペインの首都マドリードに誕生した。他にも父方の大叔父にはマドリーのレジェンドで現在は名誉会長を務めるパコ・ヘントやレアル・マドリーのバスケットボールチームでプレーした叔父兄弟などがいる。
そんなジョレンテは幼少期アトレティコの練習場を本拠地とするラージョ・マハダオンダのカンテラに在籍しアトレティコのユニフォームを纏い試合で戦うこともあった。しかし、2008年マドリーのカンテラに移籍しエリート街道を突っ走りトップチームに昇格するも戦力外通告を受け2019年夏マハダオンダの地に戻ってきた。
アトレティコでも1年目は不遇の時を過ごしたがシーズン途中にアスリート能力の高さを見出されアンカーから前線にコンバートされる。そして2020年2月CLベスト16欧州王者リヴァプール戦で延長前半に起死回生の同点弾をマークすると延長後半には決勝ゴールを沈めATにモラタのダメ押し弾を演出、2G1Aを記録するとその後は目覚ましい勢いでスターダムを駆け上がる。
迎えた20/21シーズンは開幕から大爆発し12G11Aという圧巻の成績をマークしMVP級の活躍で7年ぶりのラ・リーガの覇権奪還に貢献した。
昨シーズンはチーム事情で右SBを務め成績は大幅に落ちたがマドリー時代の頼りなさは消え逞しいワールドクラスの選手に成長した。
不遇をかこったマドリー時代から筋トレに励み手に入れた肉体が生み出す異次元の身体能力が最大の武器。最高速度時速35kmを記録する爆速でサイドを破りシュートとクロスで数字を量産し無尽蔵のスタミナで最終ラインまで戻りアンカー時代に培った守備力と自慢でスピードで相手の攻撃をシャットアウトする。
184cmと十分なサイズと体の強さもありやれと言えばどこでもやれるであろうポリバレントさも魅力。
ただほとんどのことはフィジカルで解決していたからか賢いプレーはほぼせずオフサイドにも良くなるところは玉に瑕。
新シーズンはシメオネの希望で再び攻撃的なポジションでプレーする予定。
チェルシーからのオファーもあったが即拒否。
愛するアトレティコに残留することを選んだ。

NO.17 Saúl Ñíguez

神話の世界に登場する10年前の伝説

名前: サウール・ニゲス
国籍: スペイン代表🇪🇸
年齢: 27歳 (1994年生まれ)
身長: 184cm
ポジション: CMF/DMF/LM/LWB/LB
昨シーズン所属チーム: アトレティコ・マドリー🇪🇸/チェルシー🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
昨シーズン成績: 3試合0G1A (ラ・リーガ🇪🇸)/10試合0G0A (プレミアリーグ🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)

若くしてアトレティコの看板に定着したカンテラーノ。
昨シーズンはチーム戦術に反発しチェルシーにレンタル移籍するも目立った活躍はせず買い取りOPが行使されなかったためアトレティコに帰ってきた。
中盤から闘志剥き出しのプレスとハードな守備でボールを奪い高度なテクニックを駆使したドリブルとパスを散らすビルドアップで攻撃でも大きな貢献をする。
U-21EURO得点王に輝きわずか20歳の時マドリード・ダービーでバイシクル弾を決め当時21歳でバイエルン相手に4人抜きのゴラッソを沈め欧州王者リヴァプールを敗退に追いやる先制点を叩き込んだ往年の輝きを取り戻すことを全コルチョネロスが期待しているはず。
未だに得点を記録した試合での「サウール無敗神話」は継続している。

NO.20 Axel Witsel 🆕

ベルギー🇧🇪黄金世代の中盤を支えるアフロのピボーテ

名前: アクセル・ヴィツェル
国籍: ベルギー代表🇧🇪/フランス🇫🇷/マルティニーク🇲🇶
年齢: 33歳 (1989年生まれ)
身長: 186cm
ポジション: DMF/CMF/CB
昨シーズン所属チーム: ボルシア・ドルトムント🇩🇪
昨シーズン成績: 29試合2G0A (ブンデスリーガ🇩🇪)

今夏ドルトムントからフリーでマルセイユに移籍する寸前のところでアトレティコが強奪したエレーラの後釜になる予定だったベルギー代表で通算124試合出場を誇る同胞のフェライニと同じくアフロがトレードマークのベテラン。
しかし、CB陣の人数不足によりプレシーズンからほとんどCBの中央でプレーしておりアンカーではほとんどプレーしていない。
本職は中盤の選手なのでCBにコンバートされたことでビルドアップ時に大きな違い生み出しておりエルモソがいないと壊滅する最終ラインからのビルドアップ問題を解決している。
186cmの大柄でフィルター役として機能するため守備力も高くパスを散らすビルドアップも自らが持ち上がるプレーも武器。

NO.21 Yannick Carrasco

負けを引き分けにそして引き分けを勝ちにする超絶ドリブラー

名前: ヤニック・カラスコ
国籍: ベルギー代表🇧🇪/スペイン🇪🇸/ポルトガル🇵🇹
年齢: 28歳 (1993年生まれ)
身長: 185cm
ポジション: LW/LM/RW/RM
昨シーズン成績: 34試合6G6A

2015年夏21歳でモナコから加入、そのシーズンのCL決勝レアル・マドリー戦でベルギー人選手史上初となるCL決勝でのゴールを決めた超絶ドリブラー。
かつては10番を背負っていたがロシアワールドカップを控えた2018年冬中国スーパーリーグの大連一方に電撃移籍。
しかし、2年後の2020年冬にアトレティコにレンタル復帰すると活躍が認められ翌夏の移籍市場で買い取りOPを行使し正式に帰還した。
20/21シーズンはチームが苦しんだ後半戦に何度も独力でチームに勝ち点をもたらし6G10Aの成績でリーグ王者に導いた。
昨シーズンもチームが苦しんだシーズン中盤に個人技からゴールをこじ開け引き分けを勝ちに負けを引き分けにし3位フィニッシュに貢献した。
どんな状態からでも抜くことができるドリブル突破が最大の武器。
185cmと大柄な体から繰り出すシザーズやフェイントで敵の重心をずらす初歩的なドリブルからヒールや足裏などのテクニックを駆使したカラスコだけのドリブルもあり自慢のドリブルで抜き去ると強烈な両足のシュートやクロスからチャンスを作り出す。
今シーズンは何度カラスコに助けられるのだろうか。

Delantero

NO.7 João Félix 

アトレティコの命運を握るファンタジスタ

名前: ジョアン・フェリックス
国籍: ポルトガル代表🇵🇹
年齢: 22歳 (1999年生まれ)
身長: 181cm
ポジション: ST/CF/LW
昨シーズン成績: 24試合8G4A

体が小さいという理由でFCポルトの下部組織を放出されライバルクラブSLベンフィカに拾われベンフィカB史上最年少でプロデビューを飾り、トップチームでは26試合15GをマークしEL史上最年少ハットトリックを達成するなどセンセーショナルな活躍を見せ、2019年夏アトレティコ・マドリー史上最高額であり歴代で4番目に高額な1億2600万€の移籍金で驚異の7年契約を結びアトレティコに移籍。
敵のプレスを掻い潜り前線でタメを作るドリブルとラスト30メートルを独力で解決するテクニックを武器とするファンタジスタ。
加入後数シーズンは才能の片鱗を見せるも期待外れなパフォーマンスに終わったがシメオネ流の守備を身につけた昨シーズン2月のオサスナ戦以降覚醒。
リーガでEL圏に沈んでいたチームをCL圏に押し上げCLではベスト16でマンチェスター・U撃破の主役になり覚醒の狼煙を上げた。
今夏の市場ではマンチェスター・Uから巨額のオファーを受けたがアトレティコでの成功を夢みる本人が拒否した。
プレシーズンから好調を維持しリーガ開幕戦では3得点全てをアシスト。
今シーズンは名実と共にアトレティコの主人公になる。

NO.8 Antoine Griezmann 

復活を目論むかつての絶対的エース

名前: アントワーヌ・グリエーズマン
国籍: フランス代表🇫🇷
年齢: 31歳 (1991年生まれ)
身長: 176cm
ポジション: CF/ST/OMF/LW/LM/RW/RM
昨シーズン成績: 29試合3G5A

フェリックスと同じく体が小さいという理由でフランスの全クラブのトライアウトに落ちたが13歳の頃レアル・ソシエダに発掘されラ・レアルのカンテラに入団。
ソシエダのトップチーム昇格後はセグンダ優勝でプリメーラ昇格に導き13/14シーズンに得点ランキング4位となる17Gを上げ名を挙げ翌シーズン、アトレティコと6年契約を結び移籍。
初年度に22Gを記録しブレイクを遂げると15/16シーズンはCL決勝トーナメントでバルセロナ、バイエルンを相手にゴールを奪い準優勝に貢献しシーズン終了後に行われたEURO2016で大会得点王とMVPに輝きフランス代表準優勝の原動力になりバロンドールで3位に輝き誰もが認める世界的な選手に成長した。2018年のロシアW杯でもフランス代表のエースとして優勝を果たし再びバロンドールで3位に輝いたがその後バルセロナに移籍。以降はキャリアが下降線を描く。
昨シーズン移籍史上最終日に買い取りOPと1年のレンタル延長OPが付いた1年間レンタルでアトレティコに復帰。
珍しく怪我もあり思うような活躍はできなかったがCL決勝トーナメントで数人分の働きや最大の武器である高度なテクニックが繰り出すドリブル突破と鬼のキープ力など別格の輝きをを見せその存在感は絶対だった。
年齢的にもスピードやアジリティーなどに衰えが見えてきており今シーズンはインテリオールやトップ下などで起用されているが開幕戦でゴールを決めており「シメオネサッカーの申し子」と謳われるグリジが復活の狼煙を上げている。
以前から髪型が特徴的であるが最近はさらに奇抜になっておりプレシーズンは虹色、現在は緑色に染めている。

NO.9 Matheus Cunha 

赤と白の血が流れる熱血漢

名前: マテウス・クーニャ
国籍: ブラジル代表🇧🇷
年齢: 23歳 (1999年生まれ)
身長: 184cm
ポジション: ST/CF/AMF
昨シーズン成績: 29試合6G6A

昨年8月末にヘルタ・ベルリンから加入した東京オリンピック金メダリストのセレソン戦士。
純粋の9番ではなく得点よりもアシストが得意。
ブラジル人らしいテクニックと遊び心あるプレーが融合したスピード豊かなドリブルと絶品のスルーパスでチャンスを作り出すが決定力は低い。
闘争心を剥き出しにしたプレスなど熱いプレーも持ち味。
今夏マンチェスター・Uからオファーが届いたが即拒否した。

NO.10 Ángel Correa

遂に肝を突き破った大天使アンへリート

名前: アンヘル・コレア
国籍: アルゼンチン代表🇦🇷/スペイン🇪🇸
年齢: 27歳 (1995年生まれ)
身長: 173cm
ポジション: ST/CF/RW/RM
昨シーズン成績: 36試合12G5A

サン・ロレンソの下部組織で育ち2014年冬4年半契約で加入。
メディカルチェックで心疾患が見つかり2度手術を受けた影響で加入が半年遅れたがすくすくと成長しカラスコ退団後から10番を背負うドリブラー。
以前は南米人らしいテクニカルなドリブルで3人、4人とどんどん抜いていくが最後の精度に課題があったが2021年春から点取屋として覚醒し最終盤でラ・リーガ優勝を手繰り寄せた。
好調そのままに昨シーズンは開幕から得点を量産し自身初の2桁得点をマーク。
モラタのプレシーズンでの活躍でベンチスタートが続いているが昨シーズンのチーム最多得点者は今シーズンどんな景色を見せてくれるだろうか。

NO.19 Álvaro Morata

2年の歳月を経て舞い戻った新エース

名前: アルバロ・モラタ
国籍: スペイン代表🇪🇸
年齢: 29歳 (1992年生まれ)
身長: 189cm
ポジション: CF
昨シーズン所属チーム: ユベントス🇮🇹
昨シーズン成績: 35試合9G7A (セリエA🇮🇹)

アトレティコのカンテラを放出されヘタフェを経てマドリーでプロになりその後もユベントスやチェルシーなど若くして世界各国のビッグクラブを渡り歩いた。
2019年にユベントスからアトレティコに帰還すると要塞アンフィールドで行われたCLベスト16でダメ押しとなる4点目をマークした。
しかし出場機会に恵まれずここ2年間はユベントスにレンタル移籍していたが今夏満を持して復帰。
5番手と思われていたがプレシーズンでハットトリックを記録するなど猛アピールを見せ開幕からフェリックスの相棒に収まっている。
189cmのフィジカルを活かしたポストプレーでボールを収め大柄ながら水準以上のスピードで裏抜けもできる現代的なFW。
猛プレスで守備でも貢献し、スーパーサブとして後半途中からでも流れを変えれる。アレッサンドロ君、レオナルド君、エドアルド君の3兄弟がとにかく可愛い。

2022/9/2

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