社会人が趣味のマンガに打ち込んでみた結果
困知勉行、といいますか社会人になった後に、仕事に集中する為に漫画家の夢を諦めようと思いましたが、漫画家になれなくてもマンガは描き続ける事ができると気付きました。
そこで仕事を続けながら合間に漫画制作するにあたり、11月中には創作漫画をアップできる様にと自分の中で締め切りを設定しました。そして終業後帰宅してからや休日に時間を割いて描きました。
頭の中では、凝った絵図でもないので1時間あれば1ページは完成するだろうと思っていました。
けれど仕事が終わり、帰宅後あるページにとりかかってみると、仕上げるのに5日程かかり、その時に、あれ?と思いました。
また、締め切りが1週間を切ってから焦る気持ちとともに仕上げたページにかかった時間を見ると、4時間程度でした。
薄々気づいていた、1ページに割く時間がかかり過ぎている事がここではっきりとしてしまいました。
そこで何に時間がかかっているのかを意識しながら作画すると、一コマの絵を描き切る前に、気になる細かいところの手直しを次々に行っていました。
その時に思い出したのが、ある漫画家さん(多分NHKの某番組で観た)が、インタビューで作画について答えていた内容でした。
主旨は、作家としてここはこだわって描きたいが、時間との勝負で時に諦めなければならないこともある、というような事でした。
今回は漫画を描いてきた中で、定期的にアップできる体制作りも視野に入れて作成するという、社会人になって、職業としての漫画家を意識してみて取り組んだ初めての経験でした。
この事と合わせて、漫画を描き続ける事を意識すると、自分にとっていかに効率よく、しかも雑ではない作画する事が大切かを知る機会となりました。
同時に、自分の求める作画クオリティをどこまで設定するかも必要な事だと気付きました。今までの様に、気が向いたら鉛筆を握って机に向かうという方法では、特に本職もあるので、それでは一年かかっても作品が完成しないのだと思いました。
今回のチャレンジは、ただの趣味だった漫画が、子供時代、学生時代を経て、社会人として意識した時に、仕事とするならば必要な物事は何かをしっかりと考えなければならない事、
作画コスト、時間、体力、気力と気付けば具体的に設定する必要な事がこんなにもあるのだと考える貴重な学びの機会となりました。
つくづく思うのは、これが本職の締め切りだったら1週間前には提出できる状態にして、予備日を設定して取り組んでいたはずだなと、この意識の違いが悔しいという事です。
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