平場セレクション 4/6(土)&重賞予想
阪神11R(阪神牝馬S)
☆レース考察
頭数が揃わないドスローの瞬発力勝負になりやすい阪神牝馬S、後傾ラップの瞬発型ラップ戦は基本前有利で後方からの差しは利きづらいのが定番だが、この阪神牝馬Sは牝馬限定戦+直線の長い外回りコースということもあって、直線区間のL3F-L2F区間で異常にトップスピードを求められ、加えて急坂もあることから、ラスト1Fで一気にラップがかかって差しが届きやすくなっている。
新潟外回りコースのマイル戦にやや似た傾向になりやすく、近4年は失速ラップ戦になっていることから、より失速ラップ戦に強い馬に狙いを立てたい。
1番人気濃厚のマスクトディーヴァは、過去は高速上がりの瞬発型加速ラップ戦でハイパフォーマンスを発揮、真逆の失速ラップ戦でパフォーマンスを落とすようなら、失速ラップ戦で強さを見せる馬にチャンスが来る。
◎ ⑤シングザットソング
失速ラップ戦になりやすい阪神牝馬Sは、ハイレベルな失速ラップ戦になりやすい阪神芝1400m戦での好走馬がここで穴を開ける傾向が強い。
特に桜花賞の前哨戦である、フィリーズレビューで好走した馬の好走が目立つ。
23年:サブライムアンセム(10番人気 2着)※22年フィリーズレビュー勝ち馬
21年:プールヴィル(9番人気 4着)0.1秒差 ※19年フィリーズレビュー勝ち馬
21年:エーポス(7番人気 5着)0.2秒差 ※20年フィリーズレビュー勝ち馬
21年は馬券にこそなっていないが、人気薄ながら勝ち馬からタイム差僅かの走りは、このレースへの適性の高さを物語っている。
近3走、鮫島克駿騎手が教育騎乗で教え込んできた差し脚を活かすことができれば、斤量57キロ→55キロと条件も好転。ここは一発に期待します。
〇 ⑥モリアーナ
失速ラップ戦で好走歴多数。
失速ラップ戦で凡走したのは、かかり気味に先行して脚が溜まらずなだれ込むだけの競馬になった阪神JFのみ。
近走は後方でしっかり脚を溜めて走る競馬を教え込んでいるが、差しに回って末脚を活かす競馬に徹した失速ラップ戦は、クイーンC(タイム差なしの3着)・紫苑S(1着)・前有利の展開不利でも0.2秒差に走った前走のAJCCと好走多数。
一気の距離短縮になり、近走後方からの競馬をしてきただけに追走には不安が無いわけではないが、元々前がかりの気性でもあり、阪神JFの前半33.7でもかかっていたような馬なので、そこまでペースが上がらない少頭数のマイル戦なら追走の不安も払拭できると推察。
コーナリングも決して上手いほうではないので大箱の外回りコースは歓迎、失速ラップ戦で持続力を活かした差し脚に期待します。
▲⑦ドゥアイズは失速ラップ戦に強く、距離の長かったオークス・秋華賞以外は崩れず走っており、近2走は加速ラップ戦で好走も、失速ラップ戦なら更にパフォーマンス上昇の可能性も。
大穴は22年のフィリーズレビュー勝ち馬☆④サブライムアンセム、前走はダートでノーカウント、2走前はハイレベルなスワンS、昨年の同レース2着馬で、芝戦では大崩れなく走っており適性ラップのここで穴の資格は十分でオッズ妙味は一番。
◎ ⑤シングザットソング
〇 ⑥モリアーナ
▲ ⑦ドゥアイズ
☆ ④サブライムアンセム
△ ①マスクトディーヴァ
※参考買い目
単勝
⑤
馬連
⑤-①④⑥⑦
ワイド
⑤-④⑥
3連複
⑤-①④⑥⑦-①④⑥⑦(6点)
福島1R
◎ ⑧ラインレインボー
〇 ②ミレニアムヒロイン
▲ ⑨タガノハスビナー
☆ ⑪アズベリー
ラインレインボーは芝→ダート替わり、レベルの高い秋の京都開催デビューで、新馬戦は前有利のレースを後方からの展開負けも1.4秒差は及第点。
前走は勝ち馬ハイレベルで、勝ちタイムは同日の2勝クラスに0.1秒差と相当優秀だったことに加え、その時の古馬2勝クラスでタイム差なし2着だったディオはOP勝ち、勝ち馬も3勝クラス3着と、この時期の2歳戦としてはかなりのハイラップだったなかでの敗戦と悲観するものではない。
前走、瞬発型加速ラップ戦で全くキレを出せていない状況から、失速型ラップ戦になるダートで変わる可能性にこのオッズならかけたい。
ダート2走の内容が安定しているミレニアムヒロインは人気でも素直に上位評価、一発あるならハイレベル戦経由&距離延長で楽に先手を取れた際のダガノハスビナー。
間隔を開けて調教内容良化のアズベリーまで上位にマーク。
※参考買い目
単勝
⑧
馬連
⑧ー②⑨⑪(枠連5-5のオッズ注)
②ー⑨
ワイド
⑨ー⑧⑪(ワイドは⑨から)
福島2R
◎ ⑩コスモホライズン
〇 ④ブルボンクイーン
▲ ②ミライハーモニー
☆ ⑫ティキー
△ ⑬ネイルンノ
コスモホライズンの新馬戦は前残りレースを後方からの展開負け。
前走は前半の加速区間で引っかかり後方から先頭に並びかける形で折り合いつかず&勝ち馬もハイレベルの一戦と見直せる内容。
気性面からも短縮はプラス、キレないので直線の短いローカルも合いそう。
休み明けで気性面の成長あれば更に良いし、調教も坂路を併用しウッドも自己ベスト更新で加速ラップの好タイムならここは一変に期待します。
※参考買い目
単勝
⑩
馬連
⑩ー②⑫⑬
ワイド
⑩ー⑫⑬
3連複
④⑩ー②⑫⑬(3点)
3連単
⑩→④→②⑫⑬(3点)
⑩→②⑫⑬→④(3点)
阪神2R
◎ ⑬アメリカンチケット
〇 ⑮グランドセントラル
▲ ⑦クレスコサンダー
☆ ③ウインアルドーレ
△ ⑭⑯
アメリカンチケットの新馬戦は上位2頭が強かったが、下位まで好走馬や勝ち上がりが出るハイレベル戦を、自身でペースを取って4着と好走もラストで脚が上がった内容からも短縮歓迎。
前走は終始先団の外目を走らされる負荷の大きい競馬で直線失速も、前走から一気にペースが上がったなかでもあり見直し可能な内容だった、今回は初出走馬も多いことから再度の外枠でポジションは取りやすそうだし、人気馬が内枠にこぞって入ったことから砂被りリスクなどを考えれば、外からスムーズな競馬ができそうな本馬にチャンスが大きそう。オッズもそこまでキツくならなそうでここは好走に期待。
※参考買い目
馬連
⑬ー③⑦⑮
馬単
⑬→③⑦⑮
ワイド
⑦ー⑬
3連複
⑬ー③⑦⑭⑮⑯ー③⑦⑭⑮⑯(10点)
阪神4R
◎ ①ヘザルフェン
川田騎手&中内田厩舎&藤田オーナーで過剰人気になっているシャイニングソードは、レベルが落ちている3月の未勝利戦を2着が評価されているようだが、それなら2歳秋のハイレベルな新馬・未勝利戦で好走しハイレベル戦を何戦も経由していきているヘザルフェンに妙味十分。
前走だけでも勝ち馬は強かったが、2着以降も軒並み馬券になり、先着した5着馬は勝ち上がっているハイレベル戦の4着は価値が高い。
初出走メンバー多数で前走よりかなりメンバー下がったここは単純に能力上位。
良馬場でやれそうなのも歓迎で、内枠からロスない競馬なら押し切りに期待します。
◎ ①ヘザルフェン
〇 ⑧キュクヌス
▲ ⑭ゼンノクレバー
☆ ⑬スターメイデン
△ ⑤⑮
※参考買い目
単勝
①
馬連
①ー⑧⑬⑭
ワイド
①ー⑬⑭
3連複
①ー⑤⑧⑬⑭⑮ー⑤⑧⑬⑭⑮(10点)
中山4R
◎ ⑯ヨッコサン
〇 ⑭ジェットブレイク
☆ ⑤マジカルステップ
△ ④⑫⑮
レベルがかなり低くなっているこの時期の中山D1200m戦、ここも持ちタイムと能力はジェットブレイクが最上位と感じるが、スタートが遅く二の脚も遅いタイプで、流れに乗り切れないとリズムを崩すので、近2走見ていると全幅の信頼を置けない。
これなら、前走こそ最内で外から寄せられ落馬する不運はあったが、スタート速く外から流れに乗れそうなヨッコサンを素直に信頼。
持ちタイムも稍重で記録したものだが最上位、軽いダートは牝馬だけに向くしホーリーブライト戦だけ走ればここなら崩れることはないはず。
人気のメイショウソムリエが内でもまれ凡走するような競馬になればオッズ妙味も取れそうで、人気薄が上手く絡む馬券ならレースオッズ妙味もありヨッコサンに期待します。
※参考買い目
馬連
⑯ー⑤⑭⑮(枠連8-8のオッズ注)
ワイド
⑯ー⑤⑮
3連複
⑭⑯ー④⑤⑫⑮(4点)
※5レース以降はニュージランドトロフィーと数レース追記予定です。
福島9R
〇 ⑧キープカルム
▲ ③アスクナイスショー
☆ ⑦ヴァンヴィーヴ
△ ②ツルマウカタチ
ここはハイレベルな京都2歳Sの5着馬、毎日杯で圧巻の走りを見せたメイショウタバルとタイム差なしで走ったキープカルムが強い、前走も前有利のレースを差して0.1秒差の3着なら能力を素直に信頼したい。
人気からなので相手は絞って買いたい。
アスクナイスショーの京成杯はマクリの競馬で早めに来られ苦しい形でも0.4秒差は評価できるもの、前走も展開不利なのでここは上昇余地ありで相手筆頭。
※参考買い目
馬連
③ー⑧
3連単
⑧→③⑦→②③⑦(8点)
阪神10R
◎ ④シホノスペランツァ
未だ3勝クラスの身だが、3走前はここで人気の一角になっているブレイヴロッカーに斤量2キロ差がありながら0.3差に走っており、今回はシホノが3キロ軽い53キロと条件好転。
過去に少差に走っているレッドバリエンテやセントカメリアは重賞でも1秒差以内に走っており、53キロのハンデ戦ならOPでも十分通用するだけの能力の下地はある。
前走も前有利のレースの展開不利ながら、後方から上がり2位で0.7秒差、58キロ→53キロでオッズ妙味も取れる本馬に期待します。
◎ ④シホノスペランツァ
〇 ⑭ナイトインロンドン
▲ ⑦ブレイヴロッカー
☆ ①ハピ
△ ⑪ディナースタ
※参考買い目
単勝
④
馬連
④ー①⑦⑪⑭
ワイド
④ー①⑦⑭
中山11R(ニュージランドトロフィー)
◎ ③ボンドガール
〇 ⑦エコロブルーム
▲ ⑫シャインズオンユー
☆ ⑥エンヤラヴフェイス
△ ⑬ブライトマン
※すいません、急遽病院に行くことになり印だけになります。
ボンドガールについて
新馬戦の差したイメージが強く、キレ勝負の馬と見る向きも多いと思いますが、本質的には先行して持続力を活かす競馬が合っているように思います。
武豊騎手でメジャーエンブレムのような走り(先行または逃げ)を見てみたいという希望はありますが、東京見据えると差し競馬で脚を見る形かと思うので、そうなると取りこぼしも有り得るが、それでも地力は高く軸に買いたい。
先行して逃げまであれば、6月の新馬戦であれだけのパフォーマンスをしたボンドガールは人気でもここでは上位だという自分の見立てです。
※馬券は馬連を印に4点だけ流します。
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