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平場セレクション 1/13(土)&愛知杯


小倉11R(愛知杯)

冬の小倉開催の開幕週に行われる愛知杯
野芝に洋芝をオーバーシードした状態で施行され、前回開催後にはエアレーションも実施。
JRAのHPを見ても、芝状態は良好だと思われるが、洋芝&エアレーションに加え、水曜日に雨が降った影響は含水率からもそれほど影響はなさそうだが、厳冬期でもあり見た目以上にタフ馬場を想定しています。

直近の小倉で行われた愛知杯(2020年)は、雨の影響もありタフ馬場の差し決着だったが、そもそものコースレイアウトから持続型ラップになりやすい小倉2000m。
2023年の小倉芝2000m全34レース中、瞬発型加速ラップ戦はわずか6レース(17%)
今年の愛知杯も【持続型失速ラップ戦】で後半の特にゴール前はタフなラップを想定。

想定するラップバランスは逃げ馬にも楽ではないが、出走メンバーを見渡すと近2走連続で初角を3番手以内で通過した馬が、コスモボニータとローゼライトの2頭しかおらず、展開的には比較的落ち着いた流れになりそうなことから、後方一気の追い込みは差し届かずの危険もあり、立ち回りが上手く、失速区間でしっかりと脚を使える好位差し馬の信頼度が高いと考えます。


これらから推奨馬の条件を以下に絞ります

① 3勝クラス以上(特にOP)で持続型失速ラップ戦にラップ適性のある馬。
② 近走好位差しで競馬を組み立てている馬

この条件から更に、近走で展開不利やハイレベルメンバー相手に戦って、今回パフォーマンスの上昇に期待できる馬を絞り込む。

上位3頭は

コスタボニータ
ウインピクシス
ローゼライト

この中から本命に指名したのは

◎ ⑧ローゼライト

ローゼライトの想定オッズは恐らく単勝10~20倍の6番人気前後

最も安定感のあるコスモボニータは、前走・3走前の持続型失速ラップ戦で好走、2・4走前の瞬発型加速ラップ戦はメンバーレベルも高かったことを踏まえると、内枠を引いた今回軸に最適とも思えるが、前走と3走前は流れに乗って力を出し切った走り、上がり目を考えると妙味が薄く、単勝オッズも渋くなることを踏まえると対抗評価が妥当。

ウインピクシスは前走で16着と大敗していることから、人気落ちしてくれれば本命に指名と思ったが、今の競馬ファンは着順だけでは評価を下げず、内枠を引いたここはコスモボニータに匹敵する人気になりそう。
近走は不利や展開負け続きで全く力を出し切れていないレース続きなので、一発の魅力は十分も、不利を受けるということは器用なタイプでもないので安定感には欠ける。
長距離輸送が必要な関東馬というのもひっかかるところで、これで単勝ひと桁台は流石にギャンブル度合いが高く、オッズが見合わない印象で3番手。(ここで良い感時に負けてくれて、中山牝馬S→福島牝馬Sで狙いたい)

ローゼライトは上記2頭と比べても遜色ない能力とラップ適性を持ちながらオッズがつくなら自然と印が重くなる。
前走はエリザベス女王杯のG1メンバー相手に、差し追い込み決着を先行し0.7秒差。
2走前は馬体を増やし、持続型加速ラップ戦だが展開向かないなか3着に好走と重賞の流れにもしっかりと対応できるようになってきた。
競馬王にも書いたが、昨年の京都と小倉は相関関係が強いと見ており、3勝クラス勝ち上がり時は京都コースでL4Fを11.2-11.2-11.6-12.1と持続型失速ラップ戦を、2番手から押し切る強い競馬。
56キロ→53キロの斤量も有利、本馬の逃げも十分考えられるここはオッズ妙味も含め本命に相応しいと考え指名します。

◎ ⑧ローゼライト
〇 ②コスタボニータ
▲ ④ウインピクシス
△ ③⑩⑪⑫⑬

※参考買い目
単勝

馬連
⑧ー②④
②ー④
3連複
⑧ー②④ー②③④⑧⑩⑪⑫⑬(11点)



中山1R

◎ ⑫グランジュール

前走に続き本命、前走の推奨文は以下。
新馬戦は芝のボンドガール組、ダートに替わって初ダートを4着としたが、2着馬・3着馬・9着馬・11着馬の4頭が勝ち上がるハイレベル戦で、先着された馬は既に勝ち上がり。前走も距離延長+瞬発型加速ラップ戦でキレ負けの5着だったが、ここも2着馬は勝ち上がり、負かした7着馬・10着馬が勝ち上がっており、他の馬も次走以降軒並み馬券と、結果としてハイレベル戦を連戦。前走を見ている限り距離短縮でと思ったが、陣営コメントも『前走後は中山まで待った』とここを狙ったレース。持続型失速ラップ戦に替わって、キレ不足を補えばここはチャンスが大きい。

と期待した前走だったが、元来スタートの速い馬だが、スタートの二完歩目で躓きヨレて行き脚つかずふら付き接触したことで位置取りが後方寄りに。
4コーナーでもかなり窮屈なコーナリングになり、加速に手間取ったことで絶望的な位置に見えたが、内へ進路を見つけ後肢がハマってからは凄い脚で上がり最速の3着まできた。
牡馬混合→牝馬限定戦でメンバーレベルも落ちるため、スタートが決まれば前走よりパフォーマンスを上げるであろうここは勝ち負けまで期待します。

もう一頭の期待が⑬グエンフィヴァル
新馬戦はスタートから芝の切れ目でジャンプして、その後も砂を被って行き脚がつかないなか、直線で砂を被らない最内をついたところ、上がり3位の脚で一気に0.4秒差まで肉薄。
器用さがないので、外枠替わりでスムーズに運べそうなのはプラス。
砂を被らず、2走目でもう少し行き脚つけば今度は怖い。人気がないなら積極的に買いたい。

◎ ⑫グランジュール
〇 ③チャコール
▲ ⑬グエンフィヴァル

※参考買い目
芝→ダート替わりが6頭、初出走が2頭と半数がダート未知の馬で、これらの馬に割って入られる可能性がありそうで、ここは馬連・ワイドを主軸に。

馬連
⑫ー③⑬
③ー⑬

ワイド※オッズ妙味から⑫からではなく⑬からにしました。
⑬ー③⑫

3連複
③⑫⑬



京都10R(紅梅S)

◎ ⑧ロゼフレア
〇 ⑥セイウンデセオ

ロゼフレアの未勝利戦は、土曜日の2勝クラスの勝ちタイムと0.8秒差で、未勝利戦としては好タイムの内容。
鞍上のルメール騎手がレース後に『少し軟らかい馬場も良かったです。』とコメントしているように、多くの騎手が馬場が緩いとコメントしている今の京都の馬場もマッチしそう。
前走は1分20秒台の時計勝負にも対応し連勝、新馬戦から上がり3位以内を常にマークし、決め手があるのは少頭数のここでも心強く軸に信頼。

相手妙味はセイウンデセオ
2走前は直線で右にもたれながらの走りで、ラストは進路が無くなる不利もあったが、距離延長&差し有利のペースを好位追走でのもので見直せる内容。
前走は上手く内で溜めて狭いところを抜けてきたが、ハミを替えた効果か反応も良くなり内容良化。鞍上も京都が庭の武豊騎手に替わっても人気が落ち着くなら妙味十分。
シンザン記念で穴を開けたヴィクトワールピサを父に持ち、今の緩い馬場も合いそうで相手はこの馬1点で。

馬連・ワイド
⑥ー⑧

※ロゼフレアの単勝は6倍あれば。




中山11R

◎ ③リューベック

強い5歳世代の1頭、前走は長期休養明けのレースで+16キロ、成長分を加味しても過去最高体重の510キロは流石に重かったか、前走の直線も上手く流れには乗せたが直線で伸びきれず1番人気を裏切った。
2走前の中山記念は強敵相手に外を回す競馬で0.2秒差と能力の高さを証明。
3走前は今回と同じく長期休養明けを叩いた2走目の但馬Sで、ゼッフィーロ(香港ヴァーズ2着)に持続型加速ラップ戦で先着しており、中山マイルの古馬戦は後半区間を速いラップを持続させるレースになりやすく、但馬Sのレースラップ後半4F(45.4)を先行して押し切った内容は、キレ勝負より長く脚を使う形になるであろう、中山マイルの舞台もプラスに出そう。
3歳時は逃げ先行競馬をしていたが、2走前からの好位差しへのモデルチェンジも板についてきた形で、能力的にもここなら最上位クラスで勝ち負けを期待したい。

◎ ③リューベック
〇 ⑨グラティアス
▲ ②ダノンティンパニー
☆ ⑬アライバル
△ ⑧パラレルヴィジョン

参考買い目
馬連
③ー②⑨⑬
ワイド
③ー⑨⑬
3連複
③ー②⑧⑨⑬ー②⑧⑨⑬(6点)
3連単
③→②⑨→②⑧⑨⑬(6点)


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