🌞コンセプトの聖地に行ってみた話🌧

2023年3月30日 18:37

もう1ヶ月も前、私がコンセプトのテーマとして掲げている
「万博」の聖地、大阪万博記念公園および太陽の塔の内部見学に行ってきたので、その話を。

こちらのnoteのアンサーnote(前編）のつもりですが、謙遜でなく長いのでささっと読んで頂ければ幸いです！

※読んでくださる方で、行く機会があったら体験堪能して欲しいので
太陽の塔の内部の写真は載せていません。文字でのネタバレも避けたい方は
目次「1階の見学」から飛ばして、「カフェで休憩」から読んでもらえると◎

大阪万博記念公園とは🙋‍♀️

説明しよう👆（真似したかっただけです）
大阪万博記念公園とは、1970年にアジアで始めて開催された万国博覧会の跡地を利用した公園である。
画家・岡本太郎がデザインを担当した、太陽の塔というシンボルの塔が中央にそびえ立ち、当時の万博の博物館が併設している。公園自体と自然公園や日本庭園を併せ持つめちゃくちゃ広い公園となっている。
小学生にクレヨンしんちゃんの映画を観て以来、万博に憧れ、パビリオンのおねえさんになってかわいい制服が着たい人生だったという夢を密かに持ち、漫画20世紀少年を読んで、1970年に開催された大阪万博そのものにクソデカ感情を抱いている。

太陽の塔の見学予約

自問自答ガールズになる前にも、実は行ったことのある万博記念公園。

ただコンセプトが決まってからは初めて行くこと、そして今回は、太陽の塔の内部エリアの公開があるとのことで、絶対行きたいと、あらかじめ予約。前日予約でないと入れないので注意。

(過去にも公開してた時期あったのに、行けなかったのをずっと後悔していた)

実際に行った人の声を聞く

家族でご飯を食べに行った際に、太陽の塔を見学しに行く話をしたところ、当時、小学生の時に実際に万博に行った、親世代の話を聞くことができた。

歩く歩道、月の石、ソ連館の賑わい、カバンみたいな携帯電話

漫画20世紀少年で読んで、追体験的に知った気になっていたけど
やっぱり生の声はすごい。

高度成長期での技術革新を目の当たりにできたことによる感動もあったけどそ
特に昔は今みたいに、制作過程のネタバレや最新技術の話を一般人が日常的に得られないような時代だったから、なおさら感動したのではないかとのこと。

その中で印象的だったのは、太陽の塔は正直ダサいと思ったという
素直な当時の子供(今の親)の感想。

私も小さい頃、こどもの城のオブジェは、陰気で怖いし
正直なんであるのか分からなかったことを思い出した。

私が太陽の塔をかっこいいと感じるのは、ヴィジュアルそのものというより
これまでの太陽の塔へのロマンに対してだったと気付いた。
(そう思うとクレヨンしんちゃんのあの映画を見た年齢があと1､2年早かったら、
もしかしたらここまで万博にハマることはなかったのかもしれない）

当日の新幹線で予習

特別な予習の時間も作れていなかったので、移動中の新幹線では、以前万博の制服の話をした時にオススメ頂いて買った、万博制服図鑑を読み直すことに。

昨年買った万博制服図鑑、今読むとまた違った印象(というか資料として見てて、コラムとか読んでなかった)

コスモルックの解説まである

ピエール・カルダンさんが1966年に発表したらしく、ファッションスタイルとしてこの頃から確立していたとのこと

みどり館、フランス館、カナダ館が採用
— イコ🌧 🍨🛳️🌟 (@9ueenM) February 22, 2023

最近のファッション事情としては、好きな世界観が多過ぎて、万博の制服ファッションをしようというより、私の1制服で万博を表現するのはどうか？という方向性で、
考えていたけど、まだまだ万博の制服について全然知らないことが判明。

同じパビリオンにも制服のスタイルが何パターンもあるのは、
万博が半年に渡って開催されていたからということさえもこの本で知った。

そして嬉しいことに、私の好きなSF・近未来というテイストについても記述が。
コスモルックとして、万博の制服の中でも確率されていたらしく。

その中で、驚いたのは、フランス館🇫🇷
色んな文化的な背景がある中、コスモルックのデザインを採用したことにも驚いたし、それをデザインしたのはあのクリスチャン・ディオールとのこと！

フランス館のコスモルック、クリスチャン・ディオールがデザインしたんだって…！ pic.twitter.com/DvKrjnCZvh
— イコ🌧 🍨🛳️🌟 (@9ueenM) February 22, 2023

実際の制服のデザインを見るとDiorっぽさ(パターンの印象？）もあるのだけど、
正直、意外だった。(Dior展がますます楽しみになった)

万博記念公園駅へ向かう

期待に胸を膨らませ、新大阪に到着。太陽の塔内には荷物預かりがないとのことで、その後の予定を考えて、荷物を大阪梅田辺りのコインロッカーに預けようとするも失敗。(駅が広すぎて迷子&全然空いてなかった）
結局、乗り換えの千里中央駅にて無事荷物を入れることができた。
計画では、太陽の塔には余裕を持っていきたいと思って、
公園についてから、見学まで1時間くらい余裕を持たせていたのだけど
このタイムロスで結局、予約時間ギリギリへの到着となってしまった。

今回、この場所に行くに辺り、どうしても連れていきたかったのが、
先日買った🌧バッグだった。これ以上ふさわしい場が思いつかないくらい。
ただ向かう途中、持って行ったにもかかわらずそれまでは、
なんだか派手かななどと取り出すのを躊躇していたのだけど、
このバタバタの勢いで無事デビューさせることができたので、結果オーライ。

万博記念公園へ到着、いざ太陽の塔へ

駅について入場口に予約のQRコードをみせ入園券を受け取る。
そのまままっすぐ、太陽の塔へ。天気は曇りだったが
祝日だったこともあって、思っていたより混んでいた。

背面に入り口があるので、太陽の塔の周りを半周する。
右手側にスロープを下がるような形で入口を潜り抜け、受付を済ますと
全然心の準備もできていないまま、すぐ見学となる。

注意事項に目を通すと、フラッシュなしであれば、1階に限り写真OKとのこと。
(不安すぎて、今いる階は1階なのか、受付に確認してしまったが、地上階＝1階。
ただ、今現在はスマホホルダーをレンタルすると、他の階でもOKらしい）

1階の見学

始まってすぐ、岡本太郎が描いたの太陽の塔の最初のスケッチ案図があった。
(私自身、岡本太郎について、詳しいと言う訳では全然ない）

それは1967年6月1日からスタートしていた。万博開幕の約3年半前。
そして何枚か変歴を重ね、9月9日に今の私たちが知る形のスケッチとなっていた。

3ヶ月、万博全体の規模で考えると長いような気もするが
作成から50年以上、みんなの心に残るシンボルとなることを思うと
あっという間のように感じた。

その先にあったのが、当時地下展示にあった、「地底の太陽」の復元。
このモチーフはトルコのアンカラにて描かれたそう。
その太陽のモチーフに当時のイメージ映像が重なっていた。
当時からプロジェクションマッピングはあったかしらと思いながら見る。

それを見終えると、少し奥に入り、メイン「生命のエネルギー」をテーマにした
＜生命の樹＞のゾーンになる。ライティングで、中は真っ赤だった。
なんとなく映画・AKIRAを思い出す赤だなと感じた。
その中で、生命の木が毒々しい色をしており、その周りを生き物が囲んでいる。

生き物と言っても、根本は地球が誕生してすぐの生き物(原生類時代というらしい）
ばかりで、パッと思いついたのは、漫画・寄生虫のミギーみたいだなと思った。
馴染みがあった生き物は、見上げて見えるクラゲくらい。
クラゲってそんなに昔から生存する歴史深い生き物だったのか。

私の🌧バッグはクラゲにも似てるところが気に入っていたので、
改めてこのバッグで来て本当に良かったという、
謎の感動に包まれ、やっと来た実感が生まれた。

太陽の塔を登る

その後、生命の樹が見渡せる階段を登っていく。
当時はエスカレーターで登っていたらしいが、その再現はなかった。

自分のペースでじっくり見られるのは嬉しいのだけど、時代逆行してるじゃん。
樹や生き物という原子的で自然のモチーフに
メカニックなエスカレーターがある対比がかっこ良かったのではないか。
そういう意図もあって、当時この狭い塔内にエスカレーターに設計したのか、
それとも時間短縮や技術的な側面の理由だったのか、
そういう背景などももっと知りたいなと思った。

登っていくうちに馴染みのある生き物達が増えてくる。
恐竜は映画ドラえもんを思い出す。この場で思い出される作品を作った漫画家達も
当時、太陽の塔を見に来てインスピレーションを受けたのかな。
だとしたら、すごいし、そうだったら嬉しいなと思いながら、足を進めていく。

一つ一つの生き物のモチーフがこれであることに意味があるというよりは
上に登ることが未来に近づいていく、生命の歴史や繁栄を
表現していてるんだなと思った。

塔の上に到着

階段を登り切ったところが、現代エリア。(名前忘れた）
その高さにある太陽の手、の先に当たる部分から、
当時はエスカレーターが伸びており、
大屋根という野外ステージの外に出られたらしい。

なんだそのセンス。すごい。本当にそこが復元されないのが悔やまれる。
いやでも、本来なら、そもそも内部が見られることもなかったのだから
修復してくれた方への感謝を思い出す。
当時から時代を感じられるようにと、敢えて復元されなかったゴリラが一体残っていた。それを見るとだいぶ復元してくれたんだと実感が湧いてくる。
当時はこれも動いていたらしい。

今動かすことは技術的には容易いはずだ。なので、技術的な話ではないのかも。
今それをやろうとしたら、財政的に難しいのかもしれない。

登った階段を見下ろし、今生きる時代は本当に歴史の一瞬の出来事なんだなと。
未来に当たる塔の天井部を見上げると、未来に向かうというより、未来へ還るような印象を受けた。
私が存在する世界線のこれからの未来を思うけど、特に未来のイメージが湧いた訳でもなく、AIが少し頭を掠めたくらいだった。

写真を撮らないで、空間に集中できたのは良かったけど、きっと帰ったら忘れてしまうことも多いんだと思う。また来るしかないと思いながら、その場を後に。

塔を降りる中で知る

塔の裏の階段を降りていく。
ここも途中に太陽の塔の建設プロセスの展示や、この太陽の塔復元プロジェクトの説明の展示があった。
展示も写真不可のため、記憶としては曖昧なのだけど、1番印象的だったことを。

岡本太郎はそれまでの万博に置ける
技術文明の進歩や科学の発展ということに警告というか、懐疑的だったようで

この太陽の塔については危機や矛盾といった概念
をテーマとして内包したらしい。

今まで万博について、技術文明による恩恵の側面を色濃く感じていたけど
そう考えてみると、また違った印象にも感じる。

太陽の塔については確かに、塔の内部だけではなく、
塔そのもの形が自然的な曲線で、いわゆる直線的な近未来的な建築とは異なり
どこかガウディの建築と近しい雰囲気があって好ましいなと思った。

自然は美しい反面、危機や矛盾と隣り合わせというか印象も強いので
テーマを聞く限りは、意識した建築されている気がするような。
ただ推測の域を超えない話なので、もっと事実を知りたいなと思った。

改めて、万博のシンボルとしての太陽の塔に惹かれた。

ミュージアムショップで爆買い

地上1階に戻り、最後にミュージアムショップに寄った。広さは太陽の塔の中ということもあり、思っていたより小さくてなんだか駄菓子屋みたい。
ストラップとファイル欲しいな〜位の気持ちでいたが、
実際入って見てみると人生で今までにないくらい、欲しいものばかりで困った。

言うなれば、自分のコンセプトモチーフだけに囲まれる感覚ってこんな感じなんだ。
そんな場所が、ミュージアムショップが実在しているなんて、なんて幸せものなんだ。と思える体験ができた。

大阪まではるばるやってきたこともあり、財布の紐も緩むし、
普段なら消え物しか買わない家族へも、気持ちが昂り、お土産を買ってしまう。

それでも使う前提のものに留めた。(自分比)
🌧バッグと今日に相応しい最高のエコバッグを手に入れた。

カフェで休憩

さすがに休みなしで疲れたので、お昼がてら園内のカフェでランチ。
なぜシアトルと思いつつ、前回来た時はこのカフェはなく、食べるのに困った記憶があったので、良かった。
カフェから見える公園の遊具がやたら楽しげだったし、美味しかったので、休憩にオススメ。

念願の場所にて🌧バッグデビューさせてきた✨

どうやって撮っても反射してくるので写真には映らない美しさみたいになってる pic.twitter.com/sPHSMIqJcK
— イコ🌧 🍨🛳️🌟 (@9ueenM) February 24, 2023

庭園を満喫

太陽の塔だけでも、はるばる来たことに満足感しかなかったのだけど、万博記念公園のすごいところはこれだけでは終わらないところ。(というか、全体からすると本当にほぼ一部でしかない)

太陽の塔のすぐ右手の自然文化園の中には、梅林があり、ちょうど見頃だった。
庭園は、桜、薔薇、紫陽花、向日葵、紅葉
🌹🌸🌷🌻🍁など季節に寄っても色々楽しめるそうなので、
万博の終わった今も、他のエリアは自然という形で楽しむことができる。
(梅は好きな木のひとつなので、ラッキー🤞紫陽花の時期も気になる)

EXPO'70 パビリオン

そして、またまたメインの大阪万博'70の記念館。
当時の鉄鋼館をリニューアルし、万博の企画から閉幕後までの資料や映像を見ることができる唯一の生き残りパビリオン。

念願の制服も、数点を見ることができた。
以前来た際と展示内容としては変わらないはずだが、前回は文化として楽しむ、ただ楽しく軽い気持ちでの追体験という目線が強かったけど、今回は万博を開催するとは？という新たな目線や、万博のユニフォームを参考に、自分を表す制服のイメージなども意識しながらみることができたので、新鮮だった。

万博記念公園のサイズからも推測できなくはないのだが、資料を見れば見るほど、
明らかに開催の規模が大きくて、模型を見るだけで圧倒される。

これを作り上げるなんて冷静に考えると途方に暮れるな。

当時、全部のパビリオンをちゃんと見終えた人のだろうか。
多分一般の人は居られたとしても、せいぜい1日か2日位だったのではないか。
(調べてみると、東京ディズニーランド3〜４個分ほど。)
そんな規模のところを半年で閉めてしまうなんて、それこそ勿体ない気もするけれども、だからこそ恋い焦がれ、いろんな作品や人に影響を与えてる可能性もある。

現実的な目線では、維持費やランニングコストが馬鹿にならなかったのかなあ。
建築の廃棄問題も騒がれる昨今だと、その意味でも期間限定でさえなかなか難しいように思う。

この万博記念公園でさえ、1パビリオンでさえ味わい尽くすには全然足りない。
いつか一日中、いやもっと入り浸りたいなという願望が芽生える。

その日やっていた企画展の影響なのか、当時の資料やグッズのフリマみたいのが行われていたので、せめてもの記念に数点買って、立ち去った。

貴重な万博の様子が出来る限り詰まった貴重な空間、深く考えずとも普通にポップでワクワク楽しいので、ここだけでも本当一度も行ったことない人は行ってみてほしい。

ダメ押しの上空から

夜は別の予定があったので、出発の時間が近づいてきた。
このまま帰るのも寂しいので、最後に記念として
万博記念公園から見えていた観覧車に乗り、見下ろしてからお別れ🎡

ただただ味わい尽くした1日だった。

まとめ

今回万博記念公園に行ったのはただのオタク心というのもあるのですが、
あきやさんがおっしゃっていたこちらを体感したかったからというのもありました。

実はここからが今回の「本題」です。（長いプロローグでしたね）
今回、すてきなレストランに行った目的は「私のファッションが行きたい場所に合っているのか（コンセプトと合っているか）」というのを体感したかったからなのです。

🍴GUCCIオステリアに行ってみたらコンセプトが逞しくなった話💪

今回実際に行って、体感したのは、私が、太陽の塔と万博に惹かれるのは
自然と科学の共存という要素も大きいのだなあと。

まだまだ改善の余地はあれど、少なくとも🌧バッグについては
私のファッションが行きたい場所に合っていたと言えるのではないかと思っています。

ということで、大阪万博記念公園レポートとしては以上です。

後編はこちらのコンセプトの体験を受けて
色々が発見があった話、シン・コンセプトの話をできればと思っています。

おしまい

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