My competition was damn result.
青天の霹靂ってこのことだな。
働くことはずっと大変だったけど、もっと頑張って戦っている女の子がいた。
空ちゃんだ。
彼女は時々叫ぶほど辛い気持ちになってほんとに叫んでしまうので周りから変な目で見られて…でもずーっと頑張って仕事していた。
だからわたしもがんばろうとした。
空ちゃんからある日メールがきた。
内容は、結局のところ、解雇だった。
彼女はいなくなってしまうのだ。
仕事あがり、実は最近帰りの電車に1人で乗れなくて、内緒で母に最寄りの駅まで迎えに来てもらってることを打ち明けても、
「大丈夫だよ、あんな毒みたいな乗り物に平気で乗れる方がおかしいよ、人間はさ、やりすぎたんだよ」
となんか不思議な理屈で、しかし真っ直ぐな目で私に優しくしてくれた空ちゃん。
最後までがんばるって言ってたけどさ、
笑ってるけどさ、
オーナー殺したい笑って言ってたけどさ、
わたしはさ、すべてを見失ってしまいそうだよ。
ついでにこないだのコンペもかすりもせず落ちたけど、どうでもよいくらい、何のためにお金を稼いでいるのか、何のためにがんばろうとしてたのか…
いや、好きな事のためのはずだったけど、
空ちゃんがそこにいてくれたことはずっとずっと自分にとって支えだった。
オーナーに嫌われたくないわたしに、最後まで気を遣ってくれた空ちゃん。
ごめんなさい。
何もできなかった。
ごめんなさい。
どうしてこんな結果になっていくの?
“いまならガソリンまく人の気持ちが少しわかるよ”
それはすごい孤独って事だよ、空ちゃん。
わたしは自分勝手ながら、立ち上がれないかもしれない。
遠山ハル、精神疾患あり、でした。