たまに思い出す「渡りきるなら渡りきれ!」の話。
こんにちはー、普通に書き出す遠山ハルです、精神疾患ありです。
個展の準備などを色々しつつ、くんちの「絵なんて描いてりゃ上手くなるよ」という呟くようにおっしゃってたことが、ほんのちょっとわかった今日この頃です。
毎日、ちょっとずつ、丁寧に描いていたら、なんか上手くなってきたような気がします。
昨年の正月あたり、(約1年前くらい?)に描いていた絵とは何かが違うなと。。
その1年前に、小さなキャンバスに男の子を描いてたんです。でも、自分的に背景も上手く描けなくて、失敗だなと思い、棚にしまってたんです。
そしたら最近、母が「あの男の子描いてよ」というので、ちょっとキャンバスサイズを大きめにして描き直してみたんです。
そしたら、…どうしてかわからないけど、インスタでなかなか好評だったのです。
…はい、問題。
上の文章を読んで、わかることは?
キーワードは、「どうしてかわからないけど」です。
その昔、安住紳一郎の日曜天国でゲストに山口晃先生がでていた回がありまして、ちょっとうろ覚えだけど、そこでこうおっしゃってたんですね。
デッサンや技術がなくても、味のあるとても良い絵を描く人もたくさんいる。
その人たちと、色んな思想、審美眼、技術を頑張って習得したいわゆる上手い人との間には大きな河が流れている。
初めはその河を渡ろうとする。
しかし大体は、その河を中途半端に途中で渡るのを止めてしまう。
でも、別に最初から渡らなくても良いのだ。いわゆる上手い人、にならなくたって、良い絵を描いているのだから。
そのかわり、当の本人には、自分の絵の良さが全然わからなくてとんでもなく苦悩するので、
河は、渡りきるなら渡りきれ!
…みたいな?ことをお話しておりました。
そんで、あ!っとなりました。わかった、どこが良いのかわかんないってことは、まだまだ河岸にいるというじゃん…ということが。
長くなりましたが、たまにこの話を思い出して、渡りきるなら渡りきれ!っと自分に言い聞かせてましたけどね、まだまだ道は長いです。
母は、「少年」を描くのがいいのよ、萩尾望都先生みたいに!と昭和少女漫画黄金期世代なので、「少年」推し。
私は、どちらかというと大島弓子先生派なのですが…って、…どうでもいいね!
肩の力を抜いて、呼吸を深くして、さあ、今日もがんばろー…
そして、このどうでも良い記事の一個前に個展のお知らせをしているので、もしよろしければご覧ください…良き日曜日を!
遠山ハルでした。