追いかけても失いつづけている。
姉のちゃむ(精神疾患あり)がまた
「やっぱりあたし死にたいわ」と言ってた。
私はバイトに行く直前で、2人でタバコを吸っていた時だった。
それをきいても、もう何も言葉はわきあがっては来なかった。
もうずっと前から私はちゃむを失いつづけてる。
遠山ハルです、精神疾患ありです。
今はお金のため、この春から、アルバイトをしています。
体調が崩れて、寝ていることが多くなりました。
絵も描けなくなってきました。でも、
でも、生きていたいと強く思ってます。
姉のちゃむとは、昔はとても仲が悪く(というか一方的に嫌われて)楽しくおしゃべりしたり、遊んだりし始めたのは私が大学に入ったあたりからでした。
昔はちゃむのイメージって、怖くてきつくていじわるだったんですが、いまはサバサバしていて、物怖じせず、でも可愛いところもあるなーと尊敬と愛情を感じています。
ちゃむが精神疾患になるまで、私はずっと小さな頃から、“姉的存在"を無意識に外の世界に求めていました。
同級生、学校の先生、先輩、etc…
「この人がお姉さんだったら、本当に嬉しいのに」と。
大人になった今でもそうです。
それくらい姉というものを求めていたし、とても寂しい気持ちで生きていたと思います。
でも、「やっと出会えた!この人こそ本当の姉ちゃんだ!」と思う人ほど、すぐに私の人生からいなくなってしまいます。
転職、移動、結婚、出産…etc
甘えた気持ちは我慢するしかありません。
でも。
ちゃむよ、ちゃむが精神疾患で子供のようになって、ベランダから飛び降りようとしたから、私はぎゅっとちゃむを捕まえたことがあったよね。
あの時私は、嬉しかった。間に合ったと思った。失ってたものを取り戻し、抱きしめるのに間に合ったって思った。
でも、もう今は何も湧き上がってこない。
とめることは出来ない。
私がちゃむに求めているのは幼稚な甘さだから、自分勝手な気持ちだから。
ちゃむよ、この間人混みが辛くて
「手を握っててくれない?」と頼んだら
照れもせず、すっと握っててくれたよね。
もう覚えてないかな。
もう覚えていないよね。
どうか、どうか私の姉を、安らかにしてください。
お医者様でも、セラピストでも、スピリチュアルでもなんでもいい。
私の姉はまだ、苦しんでいます。
私は何も出来ないんです。
どうか、お願いします。と、
祈っているゆうがたです。
遠山ハルでした。