'22.2.18第1回定例会予算代表質疑【立憲党】大山しょうじ議員(港北区)
大山議員「全員喫食検討体制優先の考えは」
次期中期計画を検討する中では、市長が選挙で掲げた公約をどのように位置付けていくのかが重要な観点と考えます。一方で、中期計画に先立ち今回提案された令和4年度予算案では、市長の主要な公約である3つのゼロや中学校給食について、具体的な検討をすすめるための調査費等は計上されず、まずは庁内で検討体制を立ち上げることとしたということです。
そこで、3つのゼロや中学校給食の全員喫食について、調査費等の計上よりも庁内の検討体制を立ち上げることを優先することにした考えについて伺います。
大山議員「中学校給食実現に向けた意気込みは」
3つのゼロや中学校給食の実現にむけた具体的な調査費等が計上されなかったことについては様々な受け止めがありますが、1月28日の予算発表時の市長の記者会見の全般を聞いてみますと、4年の任期の中で公約実現に向けて着実に進めていきたいとする市長の思いを私は受け止めました。そこで改めて、3つのゼロや中学校給食の実現に向けた市長の意気込みについて伺います。
大山議員「中学校給食を次期中期計画に位置付けるべき」
3つのゼロや中学校給食についてはその財源や方策など様々な検討を行う必要があると思います。市長の任期4年の中でその実現にむけ、どのように取り組んでいくのか次期中期計画に盛り込む必要があると思います。そこで、3つのゼロや中学校給食について次期中期計画の中で位置付けるべきと考えますが、見解を伺います。
大山議員「市民の声に耳をすまし市政運営を」
市長は50万票以上もの多くの得票を得て4年間横浜市政を託されました。昨年8月、私自身も一緒に選挙を戦わせていただき、多くの、これまで政治や行政にあまり関心がなかった方や、普段は他党を支持されている方からも、「IRは絶対ダメ。市長が変わって中学校給食はぜひやってほしい。今回は山中さんに投票する。だから大山さんも頑張れ」など、力強く応援していただいたのを今でも思い出します。候補者であった市長自身はその何倍、何十倍も感じていた、受け止めていたことと思います。
市長には今も応援している、期待している、見守っている、多くの市民のみなさんがいます。これからも多くの市民のみなさんに声に耳をすまし、市長のめざす市政運営を行ってほしいと思います。
大山議員「中学校給食の専任体制の概要と設置の狙いは」
言うまでもなく中学校給食は市民のみなさんの関心が高い、横浜市にとって大変重要な事業のひとつであり、山中市長の公約の目玉として一層力を入れて取り組んでいただきたいと思っています。
令和4年度予算案の発表の際には、より多くの生徒に提供することをめざし、中学校給食の専任体制を設置することが示されており、着実に検討をすすめて頂きたいと思います。そこで、中学校給食の専任体制の概要および設置の狙いについて伺います。
大山議員「目的は生徒全員に給食提供。方法検討で重視する点は」
日本最大の約8万3000人の生徒・教職員を抱える本市において、供給体制の確保は最大の課題です。専任体制を設置して最適な実施方法を検討することになるのかと思いますが、もっとも大切にすべきことは生徒全員に給食を提供するという目的であり、実施方法はそのための手段だと思います。そこで、全員喫食に向けて最適な実施方法を検討する際に重視するポイントについて伺います。
大山議員「市長リーダーシップのもと早期に前向き検討を」
今後の中学校給食のあり方を検討するにあたっては、当然われわれ市会ともしっかりと議論を重ねていくことになりますが、検討の土台にあるのは「学校給食法において、すべての生徒に栄養バランスのとれた給食を提供することが求められている」ということだと思います。この本来の目的を大切にしながら、着実に検討を進めて頂きたいと思います。
公約の実現にあたっては、横浜市には土地や学校内の敷地、財源等さまざまな課題をどのように乗り越えていくか、生徒や保護者の意見にどのように寄り添っていくか、大きな政策判断をすることになるのだと思います。一夜にして短期間で突如全員喫食が実現するものではありませんが、ぜひ、山中市長のリーダーシップのもと、新年度に新たに設置する専任体制が中心となり、早期に前向きな検討を進めて頂くことを要望します。
山中竹春市長「施策を着実に進めるため庁内で検討体制立ちあげる」
3つのゼロや中学校給食の全員喫食について庁内の検討体制を立ち上げることにした考えについてですが、これらの施策には市民のみなさまの大きな期待が寄せられていると感じています。一方で、実現には様々な課題があるのも事実です。
そのため、施策を着実にすすめていくために、まずは庁内でしっかりと検討を行っていくことが必要だと考え、検討体制を立ち上げることにいたしました。
山中市長「庁内や市会としっかり検討し着実に進める」
3つのゼロや中学校給食の実現に向けた意気込みですが、公約で掲げた3つのゼロと中学校給食は、市民のみなさまに選ばれたものとして実現をめざしていかなければならないと考えております。そのため、庁内や市会のみなさまとともにしっかりと検討した上で着実に進めてまいります。
山中市長「次期中期計画に位置付ける」
3つのゼロや中学校給食について、次期中期計画の中で位置付けるべきとのことですが、計画の策定においては、だれもが自分らしさを発揮し、生き生きと安心して暮らすことができる街の実現に向けて、3つのゼロや中学校給食など必要な政策をしっかりと議論をし、計画に位置付けてまいります。
山中市長「専任体制設置で、より多くの生徒に提供の目標達成へ」
専任体制の概要と設置のねらいですが、これまで中学校給食に関する業務は教育委員会事務局の人権健康教育部で行ってまいりましたが、新年度に向けて、本市において初となる中学校給食を担当する役割を担った専任体制を設置します。「より多くの生徒に給食を提供する」という、はっきりした目標の達成に向けてしっかりと検討をすすめていくため、目的を明らかにし、この事業に従事させます。
山中市長「生徒の成長支え、将来の食生活豊かにする視点必要」
検討する際に重視するポイントですが、学校給食法の趣旨を踏まえ、栄養バランスの取れた給食をより多くの生徒に届けることを最優先にすべきだと考えております。加えて「生徒の成長を支える」「将来の食生活を豊かにする」という視点も必要です。
自校調理方式、親子方式、給食センター方式のほか、デリバリー方式も含め、あらゆる手法を選択肢に、本市にとり最適な手法を検討してまいります。