【難敵攻略】2024.9.7 明治安田J3リーグ第27節 vs SC相模原
テゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆さん!!
週末は飲みましたか????騒ぎましたか????
あまりに羽目を外しすぎ、絶賛風邪っぴきです。森です。
今回はそんな大歓喜をもたらした、三連勝達成の第27節 AWAY SC相模原戦のようすを振り返ります!
最寄りのアウェイ
何を隠そう東京在住の筆者。
上京当初から田舎者根性が抜けず、23区には住みたくないの一点張りで多摩に引きこもっている。
今節の相手、SC相模原のホームタウン・神奈川県相模原市は、東京の南多摩と呼ばれる地域に隣接する境のまち。学生時代を八王子の町田寄りで過ごした筆者にとってはほぼ庭のような土地。(言い過ぎ警察の検閲により削除!)馴染みの深い場所である。
現在の自宅からでも電車で1時間足らずで到着するため、間違いなく最寄り。
いつになく時間に余裕があるため、前夜は目覚ましをかけずに就寝するも興奮のため8時には起床。
我らがZOZO様の懸命の働きにより最近俄かに増えてきたテゲバの黒いアパレルを並べ、今日はどいつでキメてやろうかなどとニヤケ顔で悠長にファッションショーなどをしていたところ、ボス(にご氏)より
"ダイソー寄れません!"
の報せ。このダイソーに寄るというミッションこそ、今週のビックリドッキリメカ(※秘密兵器)の調達を意味している。こうしちゃおれん。
9rewsの仲間とは12時に橋本駅で落ち合う約束だったが、1時間前倒しにして出立。
"サポーターの朝は早い"とは逃れられぬ性なのであろうか。
ハ・シ・モト!
国分寺駅からJRを乗り継ぎ到着したのは橋本駅。相模原市の中では最大(当社比)の駅である。
「橋本」の2文字で我々テゲバサポが想起するのは他でもなく我らがエース、橋本啓吾。
筆者は例年ここに至るとき、彼のチャントをXに投稿するという願掛けをしているのだが、バズりのバの字もなくしょっぱい思いをしている。
ひとりで橋本駅周辺を歩いてはどういう街か投稿し続けた昨年を思い出しながらタイムラインを見ると、どうやらもう数人のサポーターが橋本に到着しているではないか!
ー今年は何か違う。何せ"橋本"啓吾本人がキャリア最高のシーズンを過ごしているのだから……
この"何か違う"感覚が、紛れなくこの後起こるギオンス劇場の前触れであったことは、想像に難くない。
秘密兵器購入!
さて、今回出発を1時間早め敵地・橋本に至ったのは先述したように"秘密兵器"の調達のためである。
まずはこちらをご覧いただきたい。
このしなり!!
天皇杯G大阪戦をご覧になった方なら想像できると思うが、デカいクラブのゴール裏にはいわゆる"パイフラ"と呼ばれるような「しなるデカい旗」がニョキニョキと生えている。
パイフラと呼ばれている所以はこれらの旗竿が主に細い塩ビ管で作られていることが多いからなのだが、車や飛行機での移動がほとんどのアウェイでは、この旗竿の運搬に苦労するのがサポーターあるある。
しかしこの釣り竿ならカバンに入るサイズに収縮させられるだけでなく、塩ビ管よりしなるため見栄えもなおよろしい、という素晴らしいソリューションなのだ。
橋本駅構内のダイソーには在庫がなく、北口にあるイオンの方へ。このダイソー、ワンフロア丸々ダイソーになっているため滅茶苦茶広い。あとでオンラインショップを確認したところ今回購入した「リールなし」のものが見つからなかったため、相当大きい店舗でないと置いていないのかも。
800円で270cmのものを3本と、700円で少しだけ短いもの(個人機材)を購入。
さあ、サガミスタ諸君、とっておきの秘密兵器を震えて待つがよい…!
首都圏アウェイ、飯こまりがち
1時間で秘密兵器の調達を済ませ約束の時間に。アウェイで仲間と合流するこの瞬間、好き。
首都圏アウェイでなかなか困るのが、地方にそれぞれあるような”名物"があまりないということ。
スタグルは各クラブやホームタウンの努力でなかなか魅力的なものをいただくこともできるものだが、前乗りするためスタジアム外で食事を済ませなければならない場合、店選びに苦労するのは筆者だけだろうか?
なまじっか橋本の近くに6年住んでいたため、案内役という雰囲気から感じるプレッシャー。外せない。しかし、観光の魅力は観光者だから見つけられるきらいがあるため何も浮かばず。
苦し紛れに出した提案は
"アリオ行こ!"
だった。
アリオ橋本とは、橋本駅南口から徒歩7-8分程度にあるショッピングセンター。ららぽーとやイオンを想像していただけると近い。
ーここなら何かあるはずだ……
という一縷の望みをかけ、家族連れで賑わう休日白昼のショッピングセンターを行軍する、旗やタオルマフラーを装備したウルトラ3人組。明らかに異様。
サービスエリアで決起集会!みたいな出来事を他クラブで耳にすることはあるが、ショッピングセンターを黒服で闊歩!は流石にマズイ。
……マズイか?
天空の城は野津田だけではない
腹拵えも済んだところで、決戦の地 相模原ギオンスタジアムへ。ここで注意が必要なのは、ギオンスタジアムと呼ばれる場所が近くにもう1ヶ所あるというところだ。
そう、現在J1の台風の目となっているFC町田ゼルビアのホーム・町田gionスタジアムである。天空の城 野津田と呼ばれ、Xでは対戦するサポーターがスタジアムまでの山中で遭難し定住、文明を築いたなどと言われているあのgionスタジアム。
まして厄介なのは、相模原市と町田市が隣であるということ。名前も「ギオン」と「gion」で表記の違いしかないので、今後観戦に行かれるサポーター各位も注意されたい。
同じ「ギオン」という会社がネーミングライツを取得しているため起きていることだが、いや、カタカナとローマ字変えたところで区別つかんやろ。
もう数人のテゲバサポーターと合流した我々は、上記のようなアウェイの洗礼に惑わされることなく一路"相模原"ギオンスタジアムの最寄りである原当麻(はらたいま)駅へ。
ー暑い。
宮崎よりも暑いという声が聞かれるほどの炎天下。駅からスタジアムまでは徒歩20分ほど。それだけならまだある話なのだが、相模原のギオンスも山の上にあるのだ。
毎年訪れている筆者はなんとなく道が頭に入ってはいるが、登山(言い過ぎ警察の検閲により削除!)ルートも全然まっすぐではないため、遭難の危険ありと判断。タクシー一択!
車窓から見える深い竹林と急勾配に肝を冷やす。天空の城 野津田に引けを取らない秘境を超えて、ようやく本日の戦場、相模原ギオンスタジアムに到着したのであった。
やっぱり多いぞ!テゲバサポ!
関東アウェイというと我がテゲバが毎年得意としているのがY.S.C.C横浜戦、ニッパツ三ツ沢球技場である。ここでの試合は試合日程に恵まれたり、アクセスが良いのも相まってホームに引けを取らないゴール裏を作れるのだが、それに比して相模原はというと宮崎からのアクセスの問題から若干見劣りする印象だった。
しかし今年は様子が違う。東京Vから阿野・楠、FC東京の安田、川崎の永長や水戸の井上にフリエの林、ひいては吉澤・江川・辻岡のフロムいわき三銃士など、関東近郊クラブと縁が深くなったのも相まって多くの個サポの仲間が参集。心なしかホーム宮崎からの遠征も例年より多く、三ツ沢に勝るとも劣らない大所帯に。
ギオンスでは芝生席以外での鳴り物使用が禁止されているため、バス待ちは太鼓なしのイングランドスタイルに。それでも圧が出る。
ダンマク貼りも多くの協力をいただきスムーズに進行。
やはり数は力、数は正義。アウェイにも人が集まりやすくなったのは"育成型クラブ"ならではな側面もあると思うので、いつも力を貸してくれる個サポの皆さんのことをこれからも大切にしていきたいと思った。
一発で仕留める。一撃必殺の勝利。
試合の様子はこちらのハイライトを。
前半相手サポーターに向かって攻めるテゲバ。
前半は硬かったか?なかなかチャンスシーンを作れず、目立ったところは武の幻のゴール1本。これもオフサイドだったためスタッツ上シュートには記録されず。
苦しい。ここ2試合3得点ずつでぶん殴ってきた雰囲気と少し違っている。
ー耐えるしかない。がんばれ。
迎えた後半。こちらに向かってくるテゲバ。
阿野にボールが入ったのは見えた。なんかガチャガチャしている。しかし何をやっているか見えない。
……え?喜んでる??????????????
橋本のゴール。待望の一点。
ギオンスは陸スタでピッチが遠いだけでなく、ゴール裏芝生席の高さがないため、ゴール前のプレーはスポンサーバナーに隠れて足元で何が起きているか全く見えない。
ゴールの歓喜は俯瞰して見ているバクスタから波及的にゴール裏へと伝わった。
何が起きたかわからないまま狂喜乱舞し、抱き合うテゲバサポ。筆者も旗をぶん回す。血豆、潰れる。
そこからはひたすらに耐える展開。アディショナル5分。長い。チャントの合間に"終われーーー!!"と叫ぶ。
待ちに待った長い笛。
We've done it.
やりきった。最後の一秒まで選手、スタッフ、サポーターがハートで戦った結果もぎ取った勝ち点3。
俺たちは、やれる。
大量得点だった前々節、殴り合いに勝った前節とは打って変わって終始苦しい試合だった今節。こういう試合を落とさずに勝てるというのは、間違いなく強いチームの証左であると思う。
勢いだけで勝利を重ねているように見る向きもあるかもしれないが、シュート1本というスタッツで勝ち切るような芸当はいわゆる"バフが掛かった"だけの状況で成し得るとは思えない。
選手全員が苦しい状況の中で臥薪嘗胆、日々良い準備をし、スタッフは変わらずやるべきことを続け、サポーターはそれを時に叱咤しながら向き合い続けてきた結果が結果として現れ始めたように思う。
ーどんな時も、前向きに。
No.9の遺訓がどれだけ尊いものであったか。
これから先の厳しい残留争いを生き残る中でも、
そしてこの先クラブがあり続ける中で遭遇するあらゆる困難に直面したときでも。
やはりこの言葉は忘れてはならないものなのだ。
飯、食いはぐった
9rewsの仲間がいつも書いてくれているスタグルレビュー、良いものが多いので頑張るぞと息巻くも試合前のドタバタで完全に失念(大変申し訳ありません)。スタジアムで水と煙しか口にしていないためレビューを各所に懇願。
いつもアウェイゴール裏に出店しており筆者もずっと気になっているHi! DINER FOOD TRACKさんのハンバーガーについてレビューをもらったのでご紹介。
「バンズがふっくらしてた!
パティも肉厚でジューシー✨
バンズもパティも手作り感があって美味しかった!(A.C.さん/テゲバサポ/女性)」
「スタグルで出てた関東風チキン南蛮バーガーとへベスサワーがめちゃくちゃ美味しかったです🍔🍟(O.M.さん/相模原サポ/女性)」
聞くところによるとお店の方が宮崎出身なのだとか。
そんなスタグルがこちらのゴール裏にあるって、今まで全然勝てなかったけどもはやホームだネ、ギオンス!
残留した暁には皆様是非ご賞味を!
筆者も来年こそは…
連勝街道を共に
長く苦手な場所だったギオンスを陥落させ、意気揚々と橋本の街へ繰り出した我々。
終電まで飲んでも飽き足らず、国分寺の自宅に友人を泊めてまで飲み明かした結果、絶賛風邪っぴきです。祝杯もほどほどに。
なぜならこれから突き進む連勝街道、そのたびに酔いどれていては身体が持たないのだから……
というわけで次節はホーム戦、
9/15(日) FC琉球戦!
皆様の来場心よりお待ちしております!!
またその次は9/22(日)、ロードフィールド奈良にてアウェイ奈良クラブ戦!
絵に描いたような6ポインター、必ずものにしましょう!
一つでも上に、一気呵成に行きましょう!!
p.s.連勝止まってないしお酒我慢する自信がなくなってきました。
写真協力:achaphotos
X:@asaaaaaphotos