【初級編】Illustratorのパスを使って丸い点線を引く
こんばんわ。今回は「【初級編】Illustratorのパスを使って点線を引く方法」というタイトルでお送りいたします。
イラレではパスのプロファイルに丸の点線がない
デザイン上で点線を引きたいことが結構あるかと思います。例えば、要素を分けて説明したい場合などで、「パッツリ分けたくないけどどこかで境界を作りたい」など、さりげないセパレートにもよく使われます。また、イラストなどのちょっとしたエフェクト処理などにも、点線が生かされている場合もあり、意外によく使うオブジェクトの一つなのではないでしょうか。
しかしながら、Adobe Illustratorのパスを引いたとき、線パネルのプロファイルには実は点線は存在していません。代わりに、波線にチェックを入れることで、線を「波線」にすることができるようになっていますが、波線のプロパティだけをいくら弄っても丸い点線を再現することができないようになっています。
(ちなみに、同じくAdobe Indesignでは線のプロファイルとして点線が用意されています。)
波線機能を使って丸い点線を再現する
先ほど、「波線のプロパティだけをいくら弄っても丸い点線を再現することができない」と述べましたが、少し応用をすれば簡単にイラレでも丸い点線を引くことができるようになるので、知っているといろんなところで利用できると思います。
1. 波線にチェックを入れる
まずはパスツールで任意の線を引いたら、線パネルから「波線」にチェックを入れます。このとき、線の太さは任意で構いません。このときの線の太さが、点線の点の直径になります。また、プロファイルは通常の初期設定になっていれば問題ないです。
2. 線端と角の形状を丸くして、パラメータを調整する
線パネルの「線端」を真ん中の設定にして、丸くなるようにします。次に、波線のパラメータの「線分」を最小値にします。単位の設定により表示が異なるかもしれませんが、mm(ミリ)で表示している方は「0.01」が最小値だと思います。厳密に最小値でなくても、極力小さい値を設定してください。
合わせて間隔を設定します。線の太さ(丸の直径)より大きくなるように設定しましょう。
これだけで簡単に点線を作ることができました。パスを曲げてもちゃんと追従してくる点線なので、いろんな箇所に応用できます。
まとめ
イラレには丸い点線のプロファイルがないが、波線の設定をうまく応用すれば丸い点線を打つことができるので、ぜひ活用してみてください。
イラレ以外にもデザインツールはたくさんありますが、Figmaであればプラグインを使ったさまざまな表現も可能なのでもし気になる方は以下も参照して一度触ってみてはいかがでしょうか。
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