熱帯夜
RIP SLYMEの熱帯夜という曲を聴くと、
ほとんどの方は夏をイメージするだろう。
題名の通り熱帯夜だし。
3033がめんこにしていた男の子がいた。
初めて会ったときの共通の話題はRIP SLYMEと地元の話だった。
と言っても初対面の時のことを3033は正直覚えていなかった。
2回目に会ったとき、リップの話したの覚えてると言われて何だか忘れていた自分が悔しかった。
見た目もちゃんと見れば結構タイプだった。
何度も何度も何度も会った。
酒が弱い3033を酔わせては面白がっていた。
それでも半年くらい関係を持つことはなかった。
何でだっただろうか、
ある日その子は珍しくスーツ姿で現れた。
その頃にはもうその子に興味があった。
今よりももっと知りたいと。
そして何より珍しく酔っていたのか、距離が近かった。
3033も酔ってはいたが、まだ正気は保っていた。
何がきっかけだったかは忘れた。
初めて距離がゼロになった。
たった2回の軽いキスだった。
そのたった2回だけがずっと忘れられない。
次に会ったときには彼はそのことを忘れていた。
それでも3033がAくん以来自分から人を好きになった歴史的瞬間だったのには違いない。
彼のことはソシャゲのガチャに例えてSSRと呼ぶ。
また思い出してきっと記事にして、まとめられることになるだろう。
君を思い出す夜はいつでも熱帯夜になる。
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