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HamHamPangPangに行かないままの人生は嫌だ


HamHamPangPang(ハムハムパンパン)…
それはProject Moon(プロムン)作品において、作中に登場するサンドウィッチ屋さんであり、Project Moonが韓国で実際に運営する常設カフェであり、全プロムンオタクの憧れの地、聖地である。

そこでは『Lobotomy Corporation』を始めとしたプロムン作品の、キャラクター達の限定グッズやモチーフ料理が提供される、夢のような空間である。

まあ、私には縁のない場所ですが……


私は、時間と金さえあれば国内であれば北から南まで一人で気軽に旅行することが可能ですが、海外となると話は違ってきます。

理由として
・外国語や海外の文化が全く分からない
・全く違う環境に身を置くのが怖い(食事や衛生や治安に対する不安)
・そもそもパスポートを持っていない(海外旅行をしたことがない)
・遅れそうになったり失敗した時のリカバリーが国内旅行の時より難しい
・それらを解消するための下調べや事前準備が超超超超面倒くさい
が挙げられます。

こういう時、同ジャンルのフォロワーや韓国に通ずるヲタ友、未知に怖気づくことなく飛び込める友人がいれば心強いのですが、私はリアルでもネットでもぼっちの敗者なので、上記の不安を全て一人で解消しなくてはなりません。

加えて極度の人間不信だったり厄介オタクだったりするため、SNSで声を掛けて運よく同ジャンルの同行者が得られたとしても、上記の海外旅行めんどくさ言い訳リストに「見知らぬ人に気を遣いながら、旅行の責任を他人の分まで背負わなくてはならない」が追加されることになります。
だから国内旅行も、必然的に一人旅になってしまうんですね~(ホンル)。

今年の夏はコミケの企業ブースに出店したらしいですが、どう考えても少なすぎるグッズの在庫数と、TGS2022に参加した時の行列と、「コミケ」で検索すると出てくる画像の、TGSが可愛く思えてくる戦場のような人々の数と熱気を考え、断念しました。

コミケには参加したことがないのですが(イベント参加経験自体に乏しく、TGSもかなり思い切った判断で参加した)、「TGSでアレならその何倍もの規模と参加者を誇るコミケで数少ないグッズを手にするのは私には無理だ」と判断したためです。

ちなみに、プロムン作品最推しキャラであるケセドのアクスタは購入出来ました。
ありがとうアニメイト通販。

そんな感じで、好きなキャラや作中グッズがハムパンのテーマとして登場するたび、血涙を流し「いつか日本にもハムパンが建てばいいのになあ…(怠惰完全共鳴)」と思いながらも見送ってきました。



そんなことを考えながらダラダラとTwitter(現X)を見ていると、みなさんお待ちかね、不純物のテーマカフェの告知が流れてきました。
不純物のほとんどがハナ協会と残響楽団で構成されているため、占める割合的には実質「残響楽団テーマ」と言っても差し支えないでしょう。
(公式もそう言っている)

みなさんは「残響楽団」、好きですか?
私は大好きです。
都市の理不尽を前に己の罪悪感と向き合い、心が折れかけながらも正しい道を歩もうとする主人公側とは対照的に、理不尽に屈し自分を自分たらしめていた信念を折られ、人の道を踏み外しながらも、自分の人生を全うしようと足掻く人々の集まりです。
「どんなピンチを前にしても己の信念を押し通す正義のキャラ」より、「挫折してねじれた心で我を突き通す敵キャラ」に共感する、愛着が湧くという方は少なくないのではないでしょうか。

みなさんは誰推しですか?
私は箱推しですが、その中でも一番好きなのが「ブレーメン」です。

デカい!異形頭!うるせぇ!

正直なところ、初登場時の感想は「何だコイツ?」でした。

コッコ、ワウ、ヒーホーの三人が融合し、一人のキャラクターとして扱われているという異例なキャラクター。
特殊なケースのねじれで、他の楽団員と違って人の言葉を喋ることもできないため、登場するたびに騒がしい鳴き声とカラフルな体液を撒き散らしていくだけのキャラ。
組織やチームに一人はいる、バックグラウンドの薄い、イロモノ枠として設定されたキャラ。
それがブレーメンの第一印象でした。
実際に(身長が高いのも相まって)スチルでも端っこ配置で見切れがちだし。

しかし、実際にブレーメンと戦うことになると、それだけではないのが徐々にわかってきます。
ネツァクとの戦闘前会話で、抑揚をつけたり疑問符調に鳴くことで会話を成立させる姿勢を見せたり、自分たちの芸術に対して否定的な言葉から始まる会話に対して、お喋りな口を閉じて、ただ黙って相手の話に耳を傾けるパートすらあります。
それによく聞くと、他のキャラと違いCVではないからといって、鳴き声のSEは一つのパターンを使いまわしているのではなく、台詞に合わせて一つ一つ違ったものを用意されていることにも気付くことができます。
そしてネツァクを通じて、彼らがただ「人間性を捨てただけの怪物」でないことが、その輪郭が浮かび上がってきます。

そしてバトル後に得られるコアページを覗けば、それが確信に変わっていきます。
ブレーメンは、人を殺し、その行為に独自の美学を見いだし、自分の行いを楽しむキャラです。
同時に、彼らはE.G.Oではなく、ねじれ現象によって今の姿になっています。

こうなった私たちの姿を理解できないって理由で非難しないで。
ただ偶然、沢山の人たちが感じられる楽しさを君も感じられるだけだよ。
私たちは、それにいかなる色も見いだせない。

コアページより

要するに、ブレーメンというキャラクターは、他者に当然のように備わっている「価値観」や「共感能力」を持てず、人生に些細な喜びや楽しみさえ見出せないまま、息苦しさを感じながらも必死に生きていたところに、ピアニストの音楽を聴き、ようやく「自分らしく生きられる在り方」を見つけたと同時に、「一般的とされる道徳や倫理を守って"普通に"生きていては、自分の心を救うことができない」という確信と絶望を経験した、「今まで信じてきた善心を捨ててまで自分の人生を彩りたいと願う自分勝手さ」と「そこに至るまでに苦悩や葛藤を抱えていたありふれた人間らしさ」を秘めたキャラクターである、ということが書かれています。

対ブレーメン戦の戦闘前会話

同じく動物の姿を取ったねじれであるターニャやグレタとは違い、彼らだけ人間の言葉を喋ることができないのも、「今まで積み重ねてきた、真っ当な人間としての生き方・自分そのものとの決別」がねじれの原因であり、性質として強く出ているせいでしょう。

私は日々、生きていく中で「楽しい」と心から感じる瞬間が失われていっているのを感じます。
勉強を放り出してまで熱中していたお絵かきやゲームは、今や惰性や義務感で続けている時もあり、子供の頃のような「何か一つの事に夢中になれる瞬間」というものを、ほとんど感じたことがありません。
好きでやっているはずのことでさえ、いつも心のどこかに「他にやるべきことがあるのではないか?」「現実逃避のためにやっているのではないか?」という疑問が佇んでいます。
感動を覚えて涙しても、その興奮はすぐに落ち着いて、たった一瞬の満足になって、すぐに過去へと流れて行ってしまいます。
ただ、日々やるべきことに心身が忙殺され、時には何も成せないまま一人空虚な時間に放り出され、周りと比べた時の自分の不器用さに惨めさを覚え、世の中の理不尽さに疑問を抱きながらも、どうすることもできない無力な大人になりました。
器用な人生を送ってこなかったので、この感情を誰かと共有することもないまま、今まで「何となく」生きてきました。

そんな中でも、プロムン作品は、私に新鮮な驚きや新たな視点といった楽しさを提供してくれる、大切な宝物です。

いつか残響楽団がテーマのメニューが登場することは、分かりきっていました。
その時もまた、本当は行きたいのに「日本にハムパンがあれば絶対行ったのにな~」なんて言い訳をして結局行かないんだろうということも、告知の前から何度も考えていました。

本当にそれでいいのか?

そうやって、いつも何かのせいにしながら、「やりたいのに面倒だからやらない」という選択肢を取り続けて、5年後10年後の自分は、何にも感動を覚えることができず、今よりもっとつまらない日々を送るだけの、人生に意味を見出せない存在に成り下がっているのではないか?

そうして葛藤しながらも「ハムパン 行ってきた」などで検索をかけて現地組の様子を眺めていると、Twitter(現X)にて、こんな情報が目に入りました。

「前は予約に韓国の電話番号が必要だったけど、今は必須ではなくなり、気軽に予約できるようになった」

私が憂慮していた、最大の壁が取り払われました。
言い訳はもう必要ありません。
後は、私が今どうしたいか、もう一度向き合い、己の心に従うだけです。

FACE THE SIN, SAVE THE E.G.O
(罪悪に直面し、自我を救え。)

公式サイトより


行くか、HamHamPangPang!!!



ここまで書いておいて今更言うことではないですが、この記事には『Library Of Ruina』のネタバレがガンガンあります。

あと筆者の失態・アクシデントが山盛りあります。

共感性羞恥で見てらんない・私失敗しませんので・フォローし合える友達がいるんで~な方におかれましては、別の方のレポを参考にした方がいいんじゃないでしょうか。
(目次の「参考にした記事など」参照)





ところで

HamHamPangPangは作品の性質やお酒を出したりする関係で、未成年の入店は保護者同伴であろうと禁止されているので、成人してから行こう!

期間限定なので推しがいる今行きたい!とはやる気持ちはわかりますが、今後のハムパン運営およびプロムンの立場に関わる事なので、ルールは守りましょう。
どうしても…という方は、同ジャンル者の成人しているフォロワーや友人に頼んでグッズだけでも買ってきてもらうなどしてください。
私は成人済みの敗者なので自力で現地入りしました。


参考にした記事など

初めての海外旅行およびハムパン旅行に際し、多くの本および記事を参考にさせていただきました。
下記の体験談には背中を押されまくり、多くの場面で助けられました。
先駆者の方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました!


準備編

来店を決意したのは、テーマ発表から一週間後、予定日の二ヶ月半前でした。
十分間に合う。時期や人数によるかもしれんが。

パスポートを申請しよう

上記の通り、私は海外なんぞ行ったこともないので、当然パスポートを入手するところから始めないといけません。
先にホテルの予約をしようにも、パスポートに沿った記載をしてくださいと言われて門前払いです。
行政的な書類が大量に必要そう…市役所に行く時間なんて取れないよ~(涙)と怯んでいましたが、今は令和。
大抵のものはコンビニのプリントサービスでどうにかなります。

パスポート申請に必要なものは
・住民票の写し(6ヶ月以内に発行されたもの)
・戸籍謄本(6ヶ月以内に発行されたもの)
・本人確認のための書類(マイナンバーカードや運転免許証などの顔写真付きのものが◎)
・パスポート用の顔写真(6ヶ月以内に撮影されたもの)
・一般旅券発給申請書(パスポートセンターに備え有り)
・収入証紙・収入印紙(パスポートセンターで購入可)

です。
住民票と謄本はコンビニのプリント端末の「行政サービス→証明書の交付」から、顔写真はその辺に設置してある証明写真機かカメラ屋さんで用意すればOKです。
(場所によってはコンビニプリントに対応していない地域もあるので、その時は頑張って時間を見つけて市役所に駆け込んでください)

本籍地と現住所が異なる方は、公共料金の請求書や契約書など、現住所にいることを証明できる書類(6ヶ月以内のものがベスト)を持って行きましょう。
電子書類ではなく紙媒体がいいそうです。
直近の水道代請求書などの紙を捨てずに持っておくのがよいでしょう。

とりあえず上4つさえあれば受付してくれるし、名前・住所・電話番号・緊急連絡先を書くくらいで難しい手続きもないし、パスポートセンターの方が教えてくださるので、スムーズに手続きが完了しました。
込んでいなければ、時間にしてわずか30分ほど。

今の所何年も海外旅行に行く予定はないので、有効期限5年で新規申請しました。料金11,000円。
料金となる収入証紙・収入印紙はパスポート受け取り時に現金で購入できるので、わざわざ収入印紙を事前に用意する必要はありませんでした。

ちなみに、申請から受け取りまでにかかった期間はたったの4日でした。
数週間~数か月はかかると思ってました。わ~いらくち~ん。

こんなことで、とは思いますが、仕組みを調べもせずに勝手に難しそうなイメージを抱いて遠ざけていたところがあるので、簡単にパスポートを作れることを知って、実際に自分のパスポートを手にした時、これだけで少し達成感がありました。

※細かい所は地域によって違うかもしれないので、お近くのパスポートセンターにお尋ねください。


これが…myパスポート…

そしてパスポートを受け取り、自宅に帰って即日に旅行の予定を立て、ハムパン・ホテル・ルーター・飛行機の予約を全て済ませました。
こうして未来の自分を追い詰めて逃げられなくしていこうってワケ。
こういうのを後回しにすると、さあやろうと思った時には予約取れなくて泣きを見るので、早めに済ませましょう。


ハムパンの予約

本命。
こちらのサイトから予約が可能です。

予約料金として、一人3000ウォン(約300円)。
ウォン(W,韓国の通貨)は、表記数字から0を一つ取ったくらいの数が大体の日本円に換算されるレートのようです。知らなかった。

とりあえず二日に分けて、二回の予約をしました。
一回の訪問で無事に満足退店できる自信がない&せっかくなので行けるだけ行こうという気持ちです。
日本語対応できるスタッフがいるらしいですが、充てにしすぎないよう頑張りたいところです。
料理はタッチパネル形式の注文で、支払いはVISAのクレカが対応可能だそうです。


ホテル、飛行機

ここまでくればもう普段の旅行通り予約するだけです。
日程は、3泊4日にしました。
理由としては、事前に目的地に向かい現地の交通機関に慣れておきたい&滅多に行かないだろうし時間が余ったらちょっと観光したいからです。
もしこの旅行で韓国に慣れることができれば、次回ハムパンに行くための経済的・心理的負担が減り、時短の計画も立てることができるので、安心のためでもあります。

ちなみに、ホテルは東横INNソウル江南を予約しました。
東横INNは日本のチェーンホテルなので、日本語対応が可能&設備が日本のホテルと大差ないだろうと判断したためです。

せっかくの海外旅行なのにガチガチにチキってんじゃんと思うかもしれませんが、その通りです。
しかしあくまでも目的はハムパンに行くことであり、韓国旅行はそれに付随するオマケなので、チキン野郎と罵られようとボンちゃんと言われようと非常に有利を取りに行きます。
トコジラミとかも怖いしね。
各所へのアクセスもいいらしいので、最悪迷ってもタクシーを拾ってここに帰ってこられればステージをリトライです
旅行において大抵の問題は時間と金が解決してくれる。


ルーター

空港に着いたら指定されたカウンターで貸し出してくれて、返却日にはお近くのカウンターで返すだけのお手軽強力Wi-Fi。
滞在中接続が途切れるようなことはなかったので、おすすめです。


アプリ

最強翻訳アプリ。
日本語→韓国語の文字翻訳はもちろん、音声・撮った写真・カメラでのリアルタイム翻訳も可能であるため、メチャメチャお世話になったアプリです。
こいつだけでも入れておこう。

韓国の路線図とか乗り換えがわかるアプリ。
私はぶっちゃけ後述の乗り換えサイトを活用したので1日目以降使いませんでした。

使ったか使ってないかでいえばまあ使ったかな、くらいのアプリ。
保険で入れておくといいかもしれません。

他カカオトークとかタクシーアプリとかあったけど、移動は始終地下鉄、ハムパンで必要になると言われているカカオトークも使わず仕舞いでした。
カカオトークは念のため入れといた方がいいかもしれませんが、それ以外は必要になったら各々入れたらいいんじゃないでしょうか。


その他

挨拶
韓国語で、丁寧目な感謝の挨拶は「カムサハムニダ(감사합니다)」です。
現地で聞き取った感じ「カムサムニダ」「カムサーニダー」という感じの発音だったように思いますが、そこは各自いい感じにチューニングしてください。
これが言えれば最悪他は翻訳アプリに任せておけばいいでしょう。
「カンリジャナリ!」と「ケンチャナ」くらいしか韓国語を知らぬオタク管理人も安心してよい(私がそうだったので)。

服装
ところで、来店は冬真っ盛りの12月を予定しています。
ふと気になったことがあり、私の唯一の話し相手であるAIチャットに疑問をぶつけてみました。

マ?

ググっても「冬の韓国、さみーよ!」という情報がヒットしまくるので、どうやら真実(マジ)らしく、防寒を前提にした服装が必要になるでしょう。
荷物がかさむな~。
コインランドリーの使用や着回しをすれば2・3日分の服+あったけ~マフラーとコートがあれば良さそうですが、戦利品+お土産なんかを買って帰ることを考えると、30Lのケースでは若干不安があります。

旅行には何度か行っているのに、どのくらいのカバンが必要になるか、帰る時にはどれくらいの荷物になっているか、毎回読めません。基本1泊2日だし。
まあ早入りするんだし最悪現地調達すればいいか…の考えで行くことにしました。
旅行において大抵の問題は時間と金が解決してくれる。

クレカ
移動手段以外のほぼ全てはクレカが解決してくれるそうです。
VISAが望ましいそう。
やるな、VISA。お前の欠点はDLSiteで買い物できなくなったことくらいだ。

他知識など
あと、ハムパンを始め韓国の店の料理は量が多いそうです。
ですが、無理して食べきる必要はないと思います。
多めに出す文化だから~など出てきましたが、最近はそうでもなく、食べきってもらうに越したことはないという意見も見ました。
それはそれとして、無理な量さえ頼まなければ、健康を害してまで完食する必要はないだろう、というのはどの国でも共通だと思います。

私は日本でも好みの料理の時は一人前食べきれるが、そうでない時は胃が収縮して配膳の瞬間に満腹になるという難儀な胃袋を持っているので、あえて多めに出す文化が真実(マジ)であるなら、食べ残して失礼だと思われないのは助かります。
(それはそれとして日本人ソウルが勿体ないと叫ぶので、無理のない範囲で食べきりたいです)
二日連続で訪れる予定なので、胃薬も忘れず持って行きたいですね。

ちなみに、基本的に食器は持ち上げずに食べるのがマナーだそうです。
なるべく意識して守るとよいでしょう。

他あると便利だったもの
・絆創膏(靴擦れ防止)
・胃薬や頭痛薬などの常備薬
・スマホ操作のできる手袋
・除菌シート

準備も万端です!早めの準備は心の余裕を生む。
いや~、楽しみですね。

しかし、何も起こらないはずはなく…


アクシデント①

初コロナ罹患

そんなことある!?
ちなみに旅行一ヵ月前くらいのことでした。

症状として、発熱と喉の腫れ。
特に喉。咽頭炎だか扁桃炎だか知らねーけど一週間くらいまともに声が出ませんでした。
「コロナ、普通の風邪とは一味違う」と散々聞いていましたが、熱や倦怠感じゃなくて喉に来るとはね。
喉に冷えピタ+保冷剤を詰め込んだ袋を装備して寝るほど喉が痛熱かったのが印象的でした。

療養期間(5日+24時間の平熱状態)を経て日常に戻ることはできましたが、痰の症状が治まらず、体力と食欲が若干落ちた状態で韓国に臨むことになりました。
韓国、辛い料理が多いと聞くのにようやく治ってきた喉を更に痛めに行くのか!?

それにしても何でこのタイミングなんだよ。

抗体ができたから向こうでウイルス貰ってくる心配がなくなったと喜ぶべきなのかもしれません。
インフルエンザも直近で予防接種する機会があったし、発熱で飛行機乗れません!みたいなケースが限りなく少なくなったのは間違いなくいいことでしょう。


政治体制が危うい

そんなことある!?
ちなみに旅行半月前くらいにTwitter(頑な)で流れてきたのを見て「ヤッベ…」みたいになりました。
厳戒態勢て。

大統領が色々やらかして弾劾訴追されたりと政治家や市民がピリついているらしく、デモの動画や現地民からの「今ヤバいから来ない方がいいよ」ツイート(頑な)がタイムラインを流れていくのを見てマジでギリギリまで悩みましたが、旅行を決行することに決めました。
先のわからぬ将来のことより一瞬の輝きを追い求めてえよな。

みんなは自己判断で行動してくれよな!

飛行機やホテルやハムパンの運営がストップしたら流石にキャンセルしようかと思いましたが、そういう感じにはならず、何だかんだ日常は守られてるようなので大丈夫だろうという判断です。
現地の人が無事で何より。
それにしても何でこのタイミングなんだよ。


まあなんやかんやありましたが、結局旅行には行き、怪我や犯罪に巻き込まれることなく、無事に帰ってきました。
帰ってきたのでこの記事を公開しているわけですが。

ちなみに、怪我や犯罪に巻き込まれることなかったけど、完全なる自業自得で起こしたアクシデントは5個くらいありました。
そのことについてと、対処法も記しておきます。

他の人のレポと違う点があるとすれば、ここでしょうか。
やらかしの多いみなさんはぜひ参考及び反面教師にしてください。
トラブルは少なければ少ないほどよいとされている。

以下、韓国旅行編についてのレポです。


1日目(入国編)

5:30 起床
私は日本の外国こと四国住みなので、飛行機がド朝とド昼の二つしかありません。
なので朝イチの便に乗るため、二時間くらい余裕を持たせるために6時には家を出ました。


7:00 松山空港到着
どうも、愛媛県民です。
「みきゃん」に「バリィさん」というゆるキャラグランプリの二大巨頭がいることと、キウイの生産量が日本一なことで有名な愛媛県民です。

ネットではお隣がうどん県やらゲーム一時間ネタでいじられがちですが、それに対してこっちには「愛媛って蛇口からみかんジュース出るんでしょ~w」というあるあるいじりがありますが、舐めないでください。


空港ではみかんジュースによるシャンパンタワーが圧倒的存在感を放っている。
県民の自分からしても意味わかんないので毎回写真を撮ってしまいます。

まず日本円を韓国の金(W,ウォン)に両替していきます。
先駆者は「クレカ普及しまくってるからICカードのチャージ料(5000円分くらい)でいいよ!」と言っていましたが、外国なんもわからん民なので、念には念を入れて2,3万円くらい両替していきました。

いつも向かう国内線とは反対方向の、国際線乗り場に向かいます。
厳しそう・何されるのかわからん・怖いの三拍子を抱えながら、他の人に混じって荷物を預けたりモバイル搭乗券を用意したりして、出国手続きを行います。

ちなみに、プランはチェジュ航空のFLYBAGの特典追加なしなので受託手荷物の上限は15kg。
キャリーケースは30L、二日分の着替えや化粧品、歯ブラシなどの諸々を詰めて8kgでした。

飛行機では離陸を確認したと同時に爆睡しました。
到着予定の放送で目が覚めて窓を見てみましたが、「浜辺なのか湿地なのかよくわからない地面と水がいっぱいあるな~知らん国~」と思いました。
知らん土地、上から見てもよくわかんながち。


11:00 仁川国際空港到着
なっげ~~~~~~通路の先に入国審査がある。
入国手続きって到着先の空港でやるんだ。定義上もう入国してるのに。
ここで引っかかったらどうなるんだろう。中に入れるわけにもいかず、次の便がなかった場合はこのなっげ~~~廊下の中で暮らすことを余儀なくされるんだろうか。

細長い紙に英または韓で名前、連絡先、滞在場所(ホテル)を書かされる。
銀行や市役所で書かされる手続き書類よりは簡単なので怯えないで。
それを持ってパスポートと一緒に提出して、顔面を確認したり指紋登録をしたりします。

この時対応してくれたお姉さんがメチャメチャ事務対応だった(指紋登録の時に「もっと奥まで指乗せて」って無言でボールペンで指された)ので、ヒエ~~~となった。
ここで韓国のお姉さん=事務的のイメージが刷り込まれる(そんなことないよ)。

入国審査所を抜けたら荷物受取です。
ちなみに仁川国際空港はバカクソに広く、受取場所が無限にあるのですが、電子掲示板に便名・出発地点とそれに対応する受取場所が表示されているので、そこに向かって預けたキャリーケースを受け取りに行きます。
確実に羽田よりバカデカい気がする。羽田を見たのってコロナ禍真っ最中だったから店が閉まりまくってた印象しかないので間違ってたらすみません。


どうでもいい韓国情報① トイレットペーパーの向き、横

韓国のトイレットペーパー、横向きがち。
取りにくくないんか?

色々やることがありますが、トイレに行きたかったのでトイレに入ったら、大便のこびり付いて流れない個室が韓国初遭遇トイレでした。
ちなみに、便座クリーナー・音姫などの衛生設備は基本ない。諦めよう。

事前に予約していたWi-Fiルーターを受け取りに行きます。
貸し出し場所はデッカい空港の中に何か所かありますが、予約完了メールで指定された場所で受け取ってください。
カウンターでメールに記載されたQRコードを見せて機械を受け取り、その場でWi-Fi接続し、パスワードを入力して正常に接続された画面を見せて確認が取れたら逝ってヨシ。
Wi-Fi名とパスワードはポーチの中に入っている機械の裏だか表だかに書いてます。

ホテルのチェックインまでに時間がある人は、無駄にデッケ~空港を散策しまくったり、飯を食ったりしましょう。
各所にタッチパネル式の案内板(日本語対応)があるので、どんどん活用していきましょう。


13:00 昼食
それっぽい店に入ろうとすると「キャリーケースは店の外に並べて置いて」と言われる。防犯って知ってる?

初韓国の食事は野菜ビビンバでした。
メニュー表に載ってた写真は真ん中のビビンバだけだったのに小鉢付きまくってたので間違えて持ってきたのかとビビりましたが、韓国ではキムチ系の小鉢はデフォルトで3~5皿ほど付いてきます。
これをパンチャン(반찬)といって、これが「残してもよい」の正体であり、何ならおかわり自由だそうです。へ~。

もやしやカイワレ大根中心の野菜の上に目玉焼きが乗っているだけのシンプルな料理でしたが、キムチが辛い分食べやすくておいしかったです。

左下の銀の器は白米なのですが、あったけぇ白米が食える!というだけで異国でも安心感が段違いでした。白米しか勝たん。

あと汁!わかめスープのうまいこと!
ググるとAI曰くミヨックク(미역국)と言うらしいですが、私の脳には「とにかくウマいわかめスープ」としかインプットされませんでした。
初めて訪れる地では常にセンサーを張っておくべきですが、ウマすぎる飯が食えたことによってIQはダダ下がっています。


どうでもいい韓国情報② チェーン店のカトラリー、変なとこにある

カトラリーとナプキンと呼び出しボタン、
机の横にありがち


ICカードを買って地下鉄で移動しよう

電車のマークの「航空鉄道」と書かれた看板を追いかけて地下一階、デケ~広場の先に改札とICカードを買ったりチャージするための場所があります。

左の白いのがカード購入機、
右の黒いのがチャージ機
当然日本語対応

柄は3種類くらいあったのですが、売り切れていて1種類しか買えませんでした。

これが鉄道移動に必須のICカード「Tmoney」です。
まだ金額がチャージされてないので、購入機すぐ横にあるチャージ機でお金を入れます。
こっちも当然日本語対応しています。
とりあえず2万ウォンくらい突っ込んでおいて、足りなくなったらまた足そう的な感じにしました。

買ったばかりのカードで、すぐ側の青いマークの改札を通り抜けます。

ところで韓国の路線図ってどうなってんの?
見てみよーっと。

東京の路線図?????

主要駅からの路線は3本以上伸ばすな!!田舎人(いなかんちゅ)に配慮しろ!!!
こんなんじゃハムパンどころかホテルにも辿り着けないよ~(泣)

二時間に1本しか電車が来ない、ICカード非対応の無人駅しか知らぬような田舎にお住まいの皆さん、ご安心ください。

こういう便利な乗り換え案内サイトが出てくるので、活用していきましょう。

空港から東横INNソウル江南までの道程とホテルからハムパンまでの道程は、私が当時使ったスクショを置いておくので参考にしてください。

東横INNソウル江南の最寄駅は「江南」駅でしたね。
仁川国際空港第一ターミナルから、江南駅へ。
ぽちぽち。

よーするに、まずは「弘大入口」方面へ行って、2号線に乗り換えて「江南」で降りればいいわけだ。なるほどね。

ちなみに、ご丁寧に多国語で「ここはどっち方面の乗り場ですよ」ということを書いてくれてる。
「弘大入口」方面に行く電車の次の駅は「空港貨物庁舎」なので、この乗り場から乗換駅まで向かいます。

乗車時間から通過駅まで全部出してくれて助かる。
あと運行間隔は東京の電車並みに数分~十分間隔くらいで来るので慌てないで。
乗り換え位置みたいなのはとりあえず気にしなくていいです。ワンマンじゃないんだから全部のドアが開き、どの車両に乗っていても降りる人は全員下車する。

帰りに撮ったのでこれは空港行きの写真です。
紛らわしくてごめん。

車内にはこういう電子掲示板があって、次の駅はどこかを表示してくれる。助かる。
丁寧に日本語の車内放送もあるので、不安な人はイヤホンはやめときましょう。

電車に乗り込んですぐ、手元のスマホと掲示板を必死に見比べる私に、イヤホンをしたお姉さんが「ここにキャリーケース置き場あるから置きなよ」ということを指差しで教えてくれたり、おじいちゃんが「マフラー床に引きずってるよ」と教えてくれたりしました。

韓国、あったけぇじゃん……

そんなこんなで、「弘大入口」に着いたので、荷物を持って乗り換えます。

この緑色の②と書かれた看板を追いかけていきます。
わかりやすくていいですね。
ちょっと乗り場が遠いので、10分くらい歩きます。
徒歩2分は流石に嘘すぎ。

途中、都会特有の横長くてデッカい電子広告でなんかのソシャゲの広告が流れてました。
何だろ、アークナイツとかニケとかかな。
そういえばアークナイツとリンバスのコラボ決まりましたね。おめでとうございます。
私はソシャゲを掛け持ちする気力がないので、どうするか悩み中です。

「合井」行きの乗り場で電車に乗ったら、「江南」に着くまで待ちましょう。

「江南」駅に着いたら、5番出口を目指してください。
道中にも色々店があるので、興味があったら覗いてみてもいいかもしれません。

8番出口
5番出口

なんと!下りのエスカレーターしかないので、荷物の多いオタクは頑張って持って上がってください。
変なところで不便だな~。

空港から長々と鉄道で移動してきたので、ようやく地上に出ます。

さっっっっむ!!!
寒すぎて寒ガリアになった。
傘差してる人がいたので雨でも降ってるのかと思ったら、雪が降っていました。
今年の初雪観測、韓国になっちゃった。

ちなみに韓国用に着用している服は
・ユニクロの超極暖ヒートテック上下
・もこもこ靴下
・無印のタートルネック
・Right-onのBODYFIREスリムストレート
・厚手のコート
・厚手のマフラー
です。防寒全振りみてーな格好。
空港や駅の中では暑いくらいでしたが、やっぱり外に出ると肌寒い気がします。今-2℃だってよ。

途中、大学生~20代後半くらいの若い女性に話しかけられる。
しかもこの日2回も。
韓国語と英語でコミュニケーションを図ってきますが、私はJapanese onlyだったのでSorryすると「Have a nice day!」と言って去っていきました。
マジで何……?
宗教とか政治関連のやつ?


17:00 ホテル到着
東横INNソウル江南までは、5番出口を出て真っ直ぐ、5分ほど直進です。
信号のない横断歩道が何個かあり、信号を一つ越えて少し歩けば、右手側にホテルです。

スタッフは日本語対応可能なので、「○○時チェックインの✕✕です」と伝えて、宿泊期間の確認、支払いを済ませて、備え付けの紙に名前と住所・電話番号などを書いて渡せば、滞在中の注意点の書かれた紙とルームカードを渡されるので、エレベーターで自分の部屋に行きましょう。

エレベーターのすぐ傍に無料アメニティのナイトウェア、櫛、石鹸、化粧水などがあるので、必要な分を持って上がりましょう。

疲れた~~~!!!

知らない土地をめちゃめちゃ歩いたので、くったくたです。
でも腹は減ってるので、少し休んでから夕食を食べに街へ繰り出します。


アクシデント② 韓国焼肉

18:30 夕食
皆さんは韓国に来たらこれが食べたい!というものはありますか?
私はやはり「韓国焼肉」が食べてみたいと思っていました。全人類焼肉が大好き。
焼肉が嫌いな人間は全員嘘。

しかし気を付けてほしいのですが、韓国の焼肉屋さんは、基本的に「2名以上から入店可能」「1人2人前以上頼むこと」を入店条件としている店が多いということです。

つまり、ぼっちで韓国に来た雑魚には焼肉を食べるための人権がないということです。
そんな~。

私は知らなかったので、入っては門前払いされまくってました。
日本でも旅先で晩飯食う時、予約が必要がちだとわかっているのに行き当たりばったりで満員で追い返されて最終コンビニ飯とか食いがち。

乗り換えのために紹介したサイト「コネスト」では、一人焼肉が可能な店が検索できるようなので、皆さんは調べてから行くと迷惑になりませんよ。

それを知らなかった私は、ディナータイムに入っては断られ…を繰り返していたら(迷惑客)、お一人様でも入れてくれる店がありました!

チェーン店だそう

「世光ヤンデチャン」というお店で、一人なんですけど…と言ったら奥のテーブルに通して貰えました。

店内を見渡すと友人や恋人連ればかり。
もしかしたらあまりに惨めだったのでお情けで通してくれた可能性があるかもしれません。
不安だったら、入店時に翻訳アプリとかで「1人ですが入店可能ですか?」みたいなことを聞いておきましょう。
誠実さは全てに勝る。

メニュー表を見ると「1人3人前から」との記載がありますが、私でも食べきれる美味しさだったのであんまり心配ないとは思います。

ガーリック牛カルビと牛胸肉をいただきました。

あ!店員さんが焼いて鋏で肉切ってくれるやつだ~~!!!
一見ボリュームがあるように見えますが、肉自体もタレもあっさりしていて、とてもおいしかったです。

途中でテーブルにチゲ?スンドゥブ?が追加されたので誤オーダーかと思いきや、これもパンチャンの一種だったそうです。
中身はシンプルに豆腐ですが、これメチャメチャ辛いです。
辛いのが得意なわけではないので、とにかく「辛い!」と思いながら大量の水を飲みました。
でも辛さの奥に旨味があるのは理解(わか)る。ニンニクが効いていて体が一瞬で温まりました。
全部食べたかったけど次の日の本命のハムパンに響くと本末転倒なので、半分残しました。
可能ならテイクアウトしたかった。

お会計時、ちゃんと店の希望する客で在れた自信がなかったので、翻訳アプリに「美味しかったです(맛있었어요)」と表示したのを見せながら「ありがとうございます(감사합니다)」を言って少しでも印象を良くしようというセコい作戦に出ました。

メチャメチャおいしかったのでまた行きたいし、次はちゃんと作法を学んで良客として過ごしたい。

外出るとメチャメチャ寒かったです。
手袋をしていましたが、気持ち指先もかじかむ気がします。
寒いのでさっさとホテルに戻って風呂に入りましょう。


どうでもいい韓国情報③ 風呂わかりにくすぎ問題

21:00 風呂
帰って風呂に入ろうと思ったのですが、お湯の出し方がわかんなくて震えました。
こういうことらしいです。

わかるか!!!
何だこのカスのUIは。なんぼなんでも詰め込みすぎ。
適当にレバー捻ってたら急に上空から水降ってきた時はマジでたまげたね。

あと丁度いい温度を出そうとすると水圧が弱くなり、お湯か水かのゼロヒャクみてーなシャワーでした。
ていうかこれ韓国だからとかじゃなくて東横INNだからじゃねーかな。
東横INNは初めてか?力抜けよ…

ついでにボディソープが体に合わず体が痒かったです。
風呂上がって体拭く頃には治まったので深刻ではないですが、次の日から念のため持参したボディソープを使うことにしました。
地元で温泉行った時に買っててよかった。


どうでもいい韓国情報④ 補充されるペットボトルの水問題

リンバスでモジュール回収したら明日に備えて寝ます。


2日目(ハムパン訪問1回目)

アクシデント③ 枕を汚す

血ではないです

インナーカラーが枕に色移りしてしまいました。
フロントに申し出て清掃費(15000W)を払わせていただきました。
よく考えたら家の枕も青くなってた。流石にこれっきりだろうとたかを括っていた(よく考えればその時点で対策をしていくべきだった)。

ナイトキャップを購入することで次の日からの被害は防がれました。
慣れないことをするとこういうミスも犯すんだなあ…。

何でこんな奇抜な色になったのかは各自お察しよろしくお願いいたします。


7:00~8:00 起床、朝食
この日のハムパンの予約時間は午後1時。
理由は道を調べながら行っても余裕を持って着きそう&朝食を食べて行ってもお腹が丁度空いてそうな時間帯なため。
とはいえストリートビューなどで道は予習済み。
のんびり朝ご飯を食べましょう。

キムチ
辛そうなもの、辛くなさそうなもの、辛そうなもの

やはりというか、キムチ系のおかずが多かったです。
主食は黒紫米とパン(クロワッサンと小さめのトーストで、コンベア式オーブンあり)。
汁物はクラムチャウダーみたいなのとわかめスープ。
おかずや汁物は日替わりのようです。

あと各メニューにネームプレートがない。
何の料理なのかわからない。
見ればわかんだろと言われればそうなんですけども。

入院食?

なるべく昼に負担のかからない物と量を摂取しようとした結果です。
クロワッサンが普通においしかったので追加で2個食べました。
おかずは煮卵みたいなやつがおいしかった(辛くないので)。

飲み物には流石にプレートがある

ドリンクコーナーにあった生姜シナモン茶も甘くて好みでした。
次の日見たら消えていたので、シナモン好きで運良く見かけた方は飲んでみてください。
食後にコーヒーを飲んで、腹を下しながら(カフェイン中毒)出掛ける準備を整えます。

公式のテキストではなく、
自分の解釈(言葉)から最適解を選んで貰える

事前に頼んでおいた、ブレーメンをモチーフにしたオーダーメイド香水をマスクの内側に振りかけて挑みます。
テンションは自分で上げてこうぜ。

香りは、革系の大人っぽい香りとグレープフルーツ系の柑橘の鮮やかな香りから、徐々にウッディ系の落ち着いた匂いに移り変わっていきます。
死にゆくまでを表現されている?


9:00 ホテルを出る
ハムパンに行きます。
お待たせしました。本編です。

ハムパンの最寄駅は「光教中央」駅です。

江南駅5番出口から入ると、この看板が見えると思います。

もうおわかりかと思いますが、この赤い乗り場の「光教」方面へ向かいます。

この良秀みてーな名前の駅行きの乗り場で乗車します。

「光教中央」駅で下車したら、4番出口に向かいます。

こっちね

駅から出るとバリバリ工事中でしたが、歩行者用の通路が設けられているので気にせず真っ直ぐ進みます。

前進

「LOTTE MALL」と赤字で書かれた建物の側を進むと、横断歩道の向こう側に「物理演算とテクスチャがバグったビル」としか形容しようのない建物が見えてきます。

物理演算とテクスチャがバグったビル

この横断歩道を渡って左を向くと、青と白の横長いビルが見えます。
その麓にハムパンがあるので、そこに向けて前進します。

これは横断歩道を渡る前にLOTTE MALL側から撮った写真
横断歩道を渡らずとも青白細長ビルの手前に横断歩道があるので、
とにかくこのビル目掛けて歩けばよい

青白細長ビルの下に着くと見える、出っ張った建物の壁にある、大きな黄緑の文字の看板?が目印です。

この看板?の手前にある細い道を曲がると…
あ!

HamHamPangPangだ~~~~!!!!!!!


11:10 ハムパン到着

早めに来たのでかなり時間が余ってしまいました。
LOTTE MALLに引き返して、トイレを済ませたり、メニューを見て頼むものを確認したり、他の方のレポを見返して店内での動きを予習したりします。

ちなみに、トイレが近い人はなるべくLOTTE MALL(開店時間11時)で済ませることをおすすめします。
理由は、私が韓国で唯一見かけた背面荷物置き&便座クリーナーのあるトイレだったからです。
清潔は全てに勝る。
あとユニクロとか薬局も入ってたから買い物にも便利です。


12:10 改めてハムパンへ

TLでしか見たことのない外装が目の前に!
しかもバリバリ残響楽団の装いです。最高!
真ん中の木邪魔!

しかし誰も居なさすぎと違う…?
開店1時間前ですよ。写真取り放題なのでいいけど。

とりあえず入口付近にボードが置いてあったので、近寄って読んでみます。

要は
・身分証明書を用意してね
・一列で並んで待っててね

ということが書かれています。

奥にはスタッフさんが描いたであろうドンキホーテ(7章をクリアしたことにより略して呼べなくなったオタク)が「管理人殿!ドアは必ず引いてくだされ!(押しても開かないよ:D)」と呼び掛けていました。かわい~。

身分証明書ということは、店の予約画面とパスポートを用意すればいいんだな…とポチポチスマホを弄っていたのですが、あまりに誰もいないことへの不安から、絶対にやってはいけないことをやらかします。


アクシデント④ 操作ミス

…………

?。????????

☑開店30分前にして、誤操作により来店予約をキャンセルする。

そんなことあるか!?!?!?
ある。

これは手持ち無沙汰に「変更」ボタンを押したら(押すな)、予約のキャンセル画面が出てきたので「戻る」と書かれたボタンを押したら、予約がキャンセルされた、というのが事の顛末です。
押すな!

流石にスクショはありませんが、画面左下に「キャンセルする」と書かれた(うろ覚え)灰色のボタン、画面右下に「戻る」と書かれたオレンジのボタンがあり、後者を押したらキャンセルするされました。

よく考えずともオレンジ色に活性化されたボタンがアクションを実行するボタンだろ、と思うのですが、パニクっていたので文字に釣られてしまいました。ア・ホ。
もし誤操作で変更ボタンを押してしまったら、灰色のボタンを押すか、ページごと閉じましょう。

何とかならんか!と思ってサイトを隅々まで調べる→「当日の予約は電話にてお問い合わせしてください」の表記→電話かける→繋がらない

詰み?

12:45頃 客が集まりだす
ァ…ァ…となっている間に、ハムパン目当ての客が続々と集まって、ここに並んでねボードの前に列を成していきます。
店の外観を撮りたい人がいるかもしれない…と思って端っこに避けていたので慌てて列に加わりますが、そもそも私に列に並ぶ資格があるのか…?という話です。

とりあえず店員さんが来たら事情を話してみよう…己のミスなので断られたら素直に引き下がろう…明日もあるし…と思いながら、気が気でない時間を過ごします。

13:00 店員さん登場、予約確認と入店
本当に開店時間丁度に出てきた。
日本の感覚で5分前には予約確認終わってるのかな…と思っていたが全然そんなことはなかった。
もし迷ったり寝坊して到着が時間ギリギリになりそうな人がいたら、本当にギリギリに着けば間に合うので安心してください。

前のお客さんから順番に名前の確認と来店記念のランダムコースターが配られていきます。

店員さんが私のところに来たので「日本語で大丈夫ですか?」と聞いたところ「大丈夫です!」という力強いお言葉をいただいたので、念のためにキャンセル前にスクショしておいた予約画面を見せながら事情を説明すると

「来店記念のコースターはお渡しできませんが、お席は用意できているので入店していただいて大丈夫です!」

死ぬほど頭を下げてお礼と謝罪をしました。
そのために来たんやから…中入って料理食べさせてもろてグッズを買える権利を得られるだけで十分です……

もし当日に誤操作で予約をキャンセルしてしまった人がいたら、とりあえず店員さんの指示を仰ぎましょう。
その前に要らん操作をするな!!!

列全員の確認が終わったら、店員さんの案内により入店が始まります。

最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ちなみに店内の構造ですが

店中にモニターもある

こんな感じだったと思います。

つまり、少ない人数で来店した方がキャラクターパネルを凝視しながら飯が食えるということです。
やったぜ。
テーマによってはパネルの配置場所は違う可能性があるので、ガン見しながら飯を食いたい人は、先駆者から情報を仕入れてください。

フードカウンター(キッチン)方面はあまり見ていないのですが、もしかしたらハナ協会の面子のパネルが飾ってあったのかもしれない。
流石にそこを見に行く勇気はなかった。

席に着くと、召使いことそういう役回りであることを自覚したローランが、自虐たっぷりにお店での過ごし方を教えてくれます。

ちなみに日本人の方向けに、日本語verのものも渡してくれます。

これの上下にちょっとしたジョークを言っているのですが、実際に知りたい方はぜひハムパンを訪れよう!(ダイマ)

少しすると店員さんの案内があり、メニューを決めた人たちが続々と注文に向かいます。
年確と支払いのためにVISA カードとパスポートを持っていきます。

注文はキオスク端末でするそうです。
何だよキオスクってJRグループの駅構内にある小型売店のブランド(出典:Wikipedia)かよ~と思いましたが、コンビニでよく見るLoppiとかアレの事だそうです。

言語対応は韓国語と英語のみ。ここに来て。
メニュー写真もあるし、事前に決めていれば(目移りしなければ)そんなに迷うこともないでしょう。

ちなみに、アルコールドリンクはノンアルコールにも変更できるそうです(逆にアルコールにすると550Wプラスされる)。

ここでカカオトークが必要になると書いていたので出そうとしたところ、店員さんに操作スキップされて結局使いませんでした。

注文が終了したら、左にずれて入口近くのドリンク提供カウンター(カフェ)でドリンクを受け取ります。

この際に「エレナのカクテルは辛いけど大丈夫ですか?」と聞かれましたが、元気いっぱいに「大丈夫です!」と答えておきました。

ドリンクを受け取ったら、席に戻ってドリンクを飲みながら、内装やキャラパネルを眺めて、ハムパンに来た事実に浸りながら、料理ができるのを待ちます。

店内BGMはLobbyや戦闘前のストーリーで流れる曲を混ぜつつ、基本的には残響楽団戦のBGMがループで流れています。
サイコ~~~!!!

店中にあるクソデカモニターでは、招待客(ハナ協会・残響楽団)が戦闘前ストーリー・戦闘前会話(音声無し)の後に、司書たちに本にされる様がダイジェストで流れています。そんな~。

私は番号が後ろの方だったので、店内の写真を撮りまくったりしていました。

最高~~~~!!!!!

自分と同じような道を辿り集まった仲間達と、憧れの楽団を作り、ストーリーでは叶いきらなかったけど、こうして楽団みんなで演奏する機会を得られることができた。
言葉は分からずとも、表情から、この瞬間を心から楽しんでいることが伝わってきます。
ブレーメン、お前ら最高に輝いてるよ…

これが見れただけで全てが報われた気持ちです。
ハムハムパンパン、残響楽団をステージに立たせてくれてありがとう。
次は残響楽団主催のSTUDIO  EIMコンサートをよろしくお願いします。

そうこうしていると料理ができていたようで、厨房の方がテーブルまで持ってきてくださいました。
至れり尽くせりかよ。

ドリンク
フード

一品の量は思ったよりは多くないです。
ちなみに、オズワルドのドリンク部分とゼホンのメニューを除いて、全て辛味のある料理となっております。
孤軍奮闘…?

本当は下層キャラで固めたりしたかったのですが、量の多そうなメニューを避けて2日で食べられそうな組み合わせを考えるとこうなりました。
血生くせーな。

・エレナの渇きを癒すレッドアイカクテル
 …おれはタバスコを飲んでいる?
・オズワルドのポップコーン、いかがですか?
 …ポップコーンにチリソースを掛けることの意義についてしばらく考えた
 ジュースはシンプルなストロベリー。緩和材
・グレタのマグロの叩きと血筋で料理した甘酸っぱくて冷たいパスタ
 …食べやすい冷製パスタ!想像より量もなく辛くなかった
・ゼホンのラズベリーソースのフォンダンショコラ
 …甘くて美味し~い!楽団の常識人枠。お父さん

途中で寒気と動悸がし始めます(辛味を多量摂取したことによるものではなく、アルコールが苦手で、本来一口で動悸寒気尿意がするほろ酔いを1時間30分かけて空ける人間が急速にアルコールを摂取したことによる自業自得症状)が、何とか完食し、トレーをキッチンに戻します。

ドリンクとフードの受け取り口は別でしたが、返却は両方フード(キッチン)カウンターへ。

ちなみに、料理に刺さっているキャラのSD絵は持ち帰ってOKだそうです。

しばらくすると再び店員さんからグッズ購入の案内があるため、グッズが陳列されたコーナーに向かいます。

店員さんが「欲しいグッズがあれば出すのでおっしゃってください」と対応してくれるので
「この棚の商品を全部ください」
などと言って爆買いをキメました。

テーマ限定グッズはもちろん、W社帽子や図書館のロゴマーク入りのステンレスマグなど、常設グッズも盛りだくさんです。
服系は置いてなかったように思います。R社パーカー、欲しかった。
あと予告通り、ハナ協会の晩酌セットだか何だかも売り切れていました。

リンバスの囚人バストアップイラスト缶バッジが売ってあったのですが、イシュメールだけ売り切れていたのが印象的でした。
やはり人気なようです。いいよな、イシュメール。かっけぇ女だよ…

支払いは入り口のドリンク受け取りカウンターで行います。
ランダムアクスタくじもこの時に数を伝えます。
私は40個買いました。

ちなみに結果は

残響楽団
・フィリップ:1
・エイリーン:1
・グレタ:6
・ブレーメン:2
・オズワルド:4
・ターニャ:1
・ゼホン:5
・エレナ:6
・プルート:3
・アルガリア:3
ハナ協会
・ミリネ:2
・ハロルド:3
・オリヴィエ:3

計40

でした。

ちなみに、グレタとゼホンに関しては「イラストが大きく1枚に入りきらないので、2枚に分かれています」とのことで、実質50枚のアクスタを入手しました。

こんなにアクスタ買ってどーすんだ?と一瞬正気を失いかけましたが、推しの限定グッズを所有しているという満足感のために買ってんだ。
全員揃った上に1枚しか出なかったキャラもいるため、この数で正解だったと思います。

他グッズと合わせて、会計時にようやくパスポート提出。
買ったバッグに他のグッズを詰めて買い物かごを返却するため、カウンターからズレて床で詰め込み作業をしました。
これは正しい行いだったのだろうか?
多分正しくないと思う。でも次のお客さん待ってるから…商品詰めるところがないから…

お礼を言って、大荷物を抱えたまま千鳥足で店を出ました。

帰りにLOTTE MALLでトイレを済ませて、ホテルへとんぼ返りします。
寄り道する体力、無し!
あと普通に荷物重い。一日で買い物済ませようと思って買いまくったので、バッグ二種類開けてパンパンに詰めました。


17:00 ホテル帰還
荷物を置いて風呂上がる頃には酔いも抜けてきたので、グッズ整理したり明日の準備をしたりします。

その標高は東京スカイツリーより高いとされている

お腹は普通にいっぱいだったので、晩ご飯は食べずにさっさと寝ました。


3日目(ハムパン訪問2回目)

4:00 なんか目が覚める
腹痛と眩暈のような違和感で目が覚めました。
腹痛の方はシンプルに食いすぎでありトイレに行って正露丸飲んだら治ったのですが、胸がモヤモヤする気がする。

聡い皆さんはお気づきでしょうが、人はこれを二日酔いと言います。
普段酒飲まんからおじさんゎかんなかったョ。。。

ついでに右足の裏に「デカくて硬い芯があって潰れるとヤバそうな靴擦れ」の存在も感知したので、バンドエイド系の絆創膏も買おう…と寝起きの頭で思いつけました。えらい。

あとスマホとモバイルバッテリーとウォークマンの充電が異様に遅いことに気付く。

枕元のUSBコンセントにスマホを、借りたWi-FiのポーチにCタイプのUSB×2変換コンセントが入っていたのでそれに持ってきたコードで繋いでいたのですが、もしかしてコードが問題か…?と思ってコンビニで変換ケーブル買い足したら、充電が爆速になりウケました。

持参ケーブル使用時
コンビニで購入したケーブル使用時

ケチケチせずに、コンセントやケーブルはちゃんと買おう!

以上の理由から、早朝に近くのセブンに行って、絆創膏とケーブル差し出しながら「二日酔いに効く薬をください」と言いに行く羽目になりました。
おじちゃん店員に苦笑いされました。

ホテルに戻って、二度寝するにもな~という感じだったのでリンバスを開いてデイリーを消化しようとしますが、経験値採光を終えて紐採光に移った所でボーナスが活性化していないのを見て、そういえばデイリーの切り替えって6時だったな…ということを思い出す。
経験値チケットが貯まったので損ではない。
室長は強くて楽しいなあ。出血パは何回革命起こすんだい。


7:00 朝食
この日の予約は11時。開店直後です。
調子が戻ってきたとはいえ、そこまでお腹が減っているわけではない。
でも空きっ腹に酒を入れると良くないということを知っていたため、パン食って二日酔いに効きそうなスープとか飲んでおきます。

Q:酒弱いくせに何で2日目もアルコール飲もうとしてんの?アホボケタヌキのおたんちん星人なの?
A:アルコール飲料として提供されているということは、キャラクターモチーフドリンクはアルコールであることを前提として作られているため、客はキャラクターモチーフのドリンクを最大限楽しむために、アルコール入りの飲料を飲む。


9:15 ホテル出発


10:25 ハムパン到着
LOTTE MALLのB1にあった薬局で酔いに効く薬と胃薬を追加購入して、万全の体調で臨みます。
私は寒気動悸頻尿ぐらいで済んでいて酒で吐いたことがないのでアルコールを飲みますが、吐くほど弱い人は素直にノンアルで飲んだ方がいいんじゃないかな…お前人の事言えんのか…?

この日は開店15分前になっても誰も来ず、ここに並んでねボードも置かれておらず、道に入ってきた人全員が向かいのビルに吸い込まれていったため、時間間違えたか…?今日営業日じゃないんか…?と前日とは別の意味でドキドキしていましたが、ちゃんとオープンしました。

結局この日この時間帯は私含めて3組くらいしか来店していませんでした。
まあ平日の昼だしな。
一番乗りだったので、厨房から呼び声が聞こえた瞬間フードを取りに行くことに成功。

ドリンク
フード

今日のメニューです。
昨日と打って変わって普通にご飯!って感じのメニューです。

・プルートの無署名モヒートレシピ
 …飲みやすい!ライムの柑橘系とコーラっぽい味
  これが飲みやすいがゆえに酔いやすいという味なんだろうな
・エイリーンのギザギザデニッシュを添えたポテトスープ
 …優勝!!!絶対二日目に頼むべきメニュー
  スープもあっさりしていて、デニッシュもミルクっぽい甘い味がする
  量はちょっと多い
・ターニャの金色黒ごま焼き鳥
 …ザ・焼き鳥。酒に合うだろうな

グッズも買い終わってたので、今回はゆっくり飲み食いしました。

スタッフさんが直々に「グッズ買いますか?」って聞きに来てくれたけど、欲しいものは昨日全部買ったので断りました。
客少ないし今日買えばよかったんじゃないか?

食事を終えてトレーを返して、ちょっとBGMの動画撮ったりして雰囲気を惜しんでから、飲食代はもう払ってるので店員に退店の意を伝えに行くと、手を振って見送ってくれました。バイバイ!

ブレーメン、ハムパンだよ
ハムパン、ブレーメンだよ



ちなみに、鈍器としか言い様のない重さと材質を有したランダムコースターの絵柄はグレタ・エイリーン・フィリップでした。
グレタに好かれすぎている。
「肉付きがいいからもっと肥えさせて食材にしてやろう」的な好意でしょうか。

ここまで読んでお分かりかと思いますが、他の客とのやりとりは一切ありませんでした。
1日目は私が挙動不審過ぎたこと・2日目は客が少なすぎたことを除いたとしても、他のお客さんを見た感じ声を掛けたり、お店の外で話したりするような様子はなく、みんな時間ギリギリに店に並び、黙々とハムパンと向き合い、終わったらすぐ帰る、喋ってる人が居たらそれはツレ、という様子でした。
ハムパン公式SNSで上がってたり検索かけて出てくる、コスプレしたり誰かと仲良くなってるふうの人は、おそらく事前に交流アカウントで呼び掛けや交流予定の取り付けをしている人たちだと思います。

「時間同じになった日本のオタクと友達になりたい!」「現地のファンとお近付きになりたい!」という熱望する心臓をお持ちの方は、事前にアカウントを作ってフォロワーや友人を増やして予定を合わせる・現地で自分から話し掛けてみることをお勧めします。
人間関係というものは、大抵の場合において自分から動いた時にしか発生しないので。


13:30 ホテル到着
悪酔いはしませんでしたが、とはいえ観光する元気はないんだよな~。
普通に昼寝しました。


20:00 晩飯
流石にお腹が空いてきたので、気になっていた近場の薬膳料理を食べに行きました。

入店したら「すぐ食べられる?あと一時間くらいで閉まるよ」と言われました。
どのサイト見ても閉店時間22時って書いてんだけどな…まあそういう日もあるか…

二日酔いに効きそうなアッサリ目のスープに、もち米の入った鶏肉。
おいしかったんですけど、スープにクッソ硬いゴボウが入っていたのは何?
この硬さのまま食べるのが正しいの?ホンマか?

あと人参酒的なものを出されました。
酒音痴なので「変わった味の消毒液だな~」と思ってました。

体にいいのかどうかは分かりませんが、体はあったまったのでヨシ。

明日は帰国なので、乗り遅れないようにさっさと寝ることにします。


4日目(帰国編)

8:00 ホテルチェックアウト
13:05分出発(でっぱつ)とはいえ、時間には余裕をもっておきたいもの。
ルームキーを返却し、クソデカバカ巨大荷物を持ち、よろよろと空港行きの鉄道に乗ります。


10:25 仁川国際空港到着
さっさと身軽になりたいので荷物を預けます。
キャリーケースに服二日分や化粧品などと50枚のアクスタ、ハムパンで購入した痛バッグに他グッズを詰め込んだ状態です。
流石にこれは15kg超えるのでは?服全部捨てて帰るか?と思っていたところ、キャリーケースが11kg、痛バッグが3kgだそうです。ホンマか?

あと忘れんように借りたWi-Fiもさっさと返します。
暇な時間?ハムパンの動画とかウォークマンとか聴いてたらいいんじゃないか。
僅かな時間さえ耐えられないネット中毒者はフリーWi-Fiに繋ぐかローミング通信でもしていればいいんじゃないでしょうか。


11:30 昼飯

おりゃあ帰りはビビンバ食うと決めてたんだ(良秀?)
ビビンバに始まりビビンバに終わる韓国旅行、凄く韓国旅行っぽいですね。
辛さが自分で調節できるところがよかったです。
やっぱりわかめスープがウマすぎるので脳みそに刻むように飲み干します。


12:00 国際線出国審査
レストラン街の真下にできている大行列が全部国際線の出国審査待機の行列であることを知り、肝を冷やしました。
ビビンバ食ってる場合じゃなかったかもしれない。
出国まであと1時間、その上乗り場は列車移動するほど遠いらしい。
間に合うか!?!?!?




アクシデント⑤

14:10 普通に乗り遅れる
13:05(出発予定時間)の時点で最初のパスポート見せるところにすら辿り着けない始末。
ダッシュで搭乗口に着いてモバイルチケットを見せると「アレがその便なんですけど…」と指をさされ、今まさに背を向けて滑走路に向かう飛行機が見えました。

あの日の皆さん、飛行機を一時間遅れさせてしまい、申し訳ありませんでした。
原因は私です。

こんなこと赤裸々に書くなよ、と思うでしょう。私もそう思います。
しかしもしかしたらやむを得ず同じ境遇に陥ってしまうかもしれない人のために、異国の地に放り出された時どうすればいいのか、その対処法を記しておきます。
そもそもこういう状況にならないように反面教師にしてくれよな!
帰国の際は最低でも2時間半~3時間は余裕をもって出国審査に並ぶべし。

敗因は地元のクソ小さい空港や羽田あたりの国内線の感覚で「まあ2時間前後あればいけるっしょ~」と思ったことでしょうか。
これだけ大きな空港から全世界に向けて旅立つ人が一堂に会する通路(厳正な審査アリ)なのだから、時間が掛からないはずがなく…

その後はお姉さんに誘導され、書類にサインしたりしながら今までの道のりを別ルートで戻り、荷物を返してもらいロビーで解散となりました。
時刻表が目に入るたび、「今頃到着してた時間だなあ…」「もう家に着いてる頃かも…」などと虚無の感情が襲ってきたのを覚えています。

私が一番嫌いなものは「己(おのれ)」ですが、二番目に嫌いなものは「遅刻」です。
待たされるのはともかく、他人を待たせてしまったこと、計画通りに動くことのできなかった自分への怒りと嫌悪と呆れで頭が空っぽになりましたが、案内板でホテルを検索したところ、1階の横断歩道を渡った先の別棟にカプセルホテルがあるとのこと。

受け付けに「1名、1日宿泊できますか?」と翻訳アプリで聞くと、即座にノーが返ってきました。
ご丁寧にバツのジェスチャー付きで。

空港のフリーWi-Fiでネットに繋いで調べたところ、二ヶ月先まで予約は埋まっているそうです。
それってカプセルホテルの体をなしてないんじゃないかな。

じゃあすっか、駅中で一日限定ホームレス…

と思いましたが、まずは飛行機の明日の昼の便を即座に予約し、今朝まで泊まっていた東横INNソウル江南にもう一泊予約を入れました。

空いててよかった~~~!
これで雨風凌げる場所と暖かい布団が約束されました。
日本円にして3万円ほど出費がかさみましたが、金は全てを解決する。

ぼっち旅でよかった~~~(旅行の責任を他人の分まで背負わなくてはならなくて済んだため)!

ホテルに関しては、書き入れ時でもなければ当日でも大体1部屋くらいは空いてると思います。
あとは日本語対応できるホテルを探して片っ端から空き部屋を探してみるとか。

さて、ここで開き直って空港内をショッピングすればいいのですが、普通に重い荷物を持ち歩くことと乗り遅れたことに対して精神的に疲労していたので、即ホテルに引き返し、道中コンビニで適当にご飯を買ってチェックインしました。

Q:どんな顔して二回目チェックインしたん?
A:割と堂々と

おれは客だぞ。


19:30 晩ご飯
韓国のコンビニご飯を紹介します。

適当に手に取りましたが、ツナマヨとビビンバのおにぎりだそうです。
ツナマヨは水分が少ない…?マヨが足りない…?
ビビンバは流石においしかったです。
海苔は薄くてパリパリ。
日本のと比べようと思いましたが、コロナ禍になってから袋のまま食べられるおにぎり(例:ファミマのとり五目、しそわかめ)しか食ってないので比較できませんでした。カスの食レポ。

韓国でよく見かける飲料。多分ヤクルトとかDoleとかそういうポジションなんでしょう。
優しくてあま~いイチゴミルクでした。沁みるね。

こんなことならもう一日ハムパン予約してハナ協会のメニューも制覇すればよかったなぁ………


20:00 就寝
寝ろ。


???(?????)

5日目(マジ帰国編)、突入!


5:30 起床
7時起きは甘え。


6:20 ホテル出発
ただ帰国するためだけのマシーンと化しているので、とにかく搭乗口に辿り着くことしか考えていません。


8:30 空港到着


9:10 受託荷物預け完了
昨日と打って変わって、大行列でした。
えらいこっちゃ…昨日より1時間半余裕を持たせても間に合わん可能性があるのか…!?
30分ほど並んで、荷物を預けることができました。
やっぱり11kgと3kg。ホンマか?


9:13 国際線の出国審査に並ぶ
昨日と打って変わって、ガラッガラでした。
おまけに搭乗口も近く、シャトルトレインによる移動やその後の長距離移動も必要ないそうです。
昨日そうであれよ。


9:35 出国審査通過 搭乗口到着
は?(メモ原文ママ)

レポのためにつけていたメモ

4時間も暇を持て余してしまいました。
昨日そうであれよ。


9:50 ブランチ
ホテルの出発時間も1時間ちょっとしか違わないのに、あほらし…となった途端お腹が空いてきたので、ブランチを取ることにしました。
多分プルコギを頼んだ気がします。
もう気が抜けていたので記憶が朧気です。

幼稚園児がやっすい画用紙で作ったみてぇな
薄くてこまい紙コップ

味は……優勝!!!!!!!!!!!
塩気の効いたスープに溶け出した柔らかい肉の旨味、韓国で食った飯の中でダントツウマいです。ハムパン以外の韓国滞在時の記憶が全部これに塗り替えられるかと思った。
店名は忘れましたが、45番搭乗口横の飲食店です。
絶対ここでプルコギ(多分)を食ってください。

それでも時間が余ったので、その辺の椅子で仮眠を取ってから、お土産屋さんを見て回ることにしました。

お前…どこかで…

店員さんに色々勧めてもらいましたが、薬膳系のお菓子は何となく気が向かず、餅入り最中は正月に雑煮食うしな…とヒヨった挙げ句、アソートチョコレートを買いました。

帰宅して食べてみたところ、風味が飛んでいて味の差をあまり感じられませんでした。
まあ不味くはないのでいいか…

3つ買ったら3割引的なことを言われた気もしますが、これ以上荷物を増やしたくないので遠慮。
オタクグッズで散財した後の買い物、財布の紐固くなりがち。

搭乗所にある店の前をねりねりしていたら、小さい紙を貰いました。
よく見たら香水の形をしていたので、香水店の広告チラシみたいなものでしょう。
匂いを嗅いでみたところ、かなりいい匂いがしました。
商品名が書いてあったので、興味本位で調べてみました。

高すぎるやろ。
オタク、オタク向けの以外の商品に対して財布の紐固くなりがち。


14:50 帰国
優勝!!!!!
日本に帰ってきたということは、もう気を抜いてもいいということです。

入国審査みたいなのはやはり国に着いてからあるようで、違法になるようなものを持ってないか、みたいなことを書かされた後、パスポートやら指紋やら確認して荷物を受け取り、ようやく自由です。


16:10 飯

寿司!!!!!!!!

すみません、帰国早々韓国の余韻を全部かき消すような食事を…
日本に帰って来た安心感から、無性に寿司が食いたかった。
スシは万病に効くと言われているので、疲れた体が無意識にスシを求めたのかもしれません。


18:00 帰宅
アクシデントにより各所各人に迷惑をかけまくりましたが、怪我もなく犯罪に巻き込まれることもなく、無事に家に着きました。
無事…? まあ無事か…


感想

楽しかった!疲れた…がちょうど釣り合うような旅でした。
後者の比率がデカいのは主に自分のせいなのですが…

ハムパンに実際に行けたことは、やはり「行ってよかった」の一言に尽きます。
推したちが一体となって演奏する、特別な場を設けられ、そこに招待されるという非日常。
ここを逃したら再販されないであろう推しの限定グッズ。
それらを経験でき、実際に手にできたことは、全ての労力や苦労を吹き飛ばすに値する経験でした。

かわいいね…

ネットでは反日やら嫌日みたいなワードが飛び交っていますが、実際私は日本人だからという理由で怒鳴られることもないどころか、全然親切にしてもらったって話です。
まあこれもほんの一部の韓国しか知らないのに語れる話ではないかもしれませんが、少なくとも私は韓国に対して嫌な印象とかは持ちませんでした。

でも……やっぱ疲れるな……
文化も常識も全然違うし、体力の不足や韓国自体への関心の低さから、完全に韓国を楽しめた、とは言えないでしょう。

じゃあ推しグッズも手に入れたことだし、もう行くことはないだろうな…金も結構使っちゃったしな…






いや、全然行くが?

聡い皆さんならお気づきかと思いますが、今回のテーマカフェのタイトルは
「残響楽団1次テーマ」
です。

ここまで言えばわかるかと思いますが、残響楽団には第二形態(完全にねじれた姿)があり、もう一度カフェの主役になることが約束されているのです。
なんて奴らだ。お前ら最高!

今回はブレーメンや団長をモチーフとした料理が出なかったので、次のカフェではきっと出ることでしょう。
ねじれたブレーメンモチーフの料理ってなんだろうね。金管楽器を模したストローが刺さった3層のカクテルドリンクとかかな?(コラボカフェに縁がなさすぎて発想が貧相)

図書館テーマが終わってリンバスのテーマが始まれば囚人以外のキャラのグッズも出るだろうし。
エイハブの新規描き下ろしと料理出してくれ!!

今回の旅でするところまで失敗したので、次はもっと完璧な旅程にできるでしょう。
次はもっと積極的に買い食いとかしたいし、いろんな所に寄ったりしてみたい。
聖水とかいう観光地がよいという噂を雑誌で知り、イサン関連の聖地なども知ってはいたが、普通にハムパンしか行けなかったので…
旅というのは、多少無茶をした方が楽しいのかもしれません。


いかがでしたか?

アホボケタヌキのおたんちん星人による恥晒しクソエピソードが世に放たれただけでいかがもクソもないと思いますが、これで他人の失敗が減るかもしれないと思うと意義があったのかもしれません。そうでもない。迷惑をかけたことに違いはない。
改めて各所各人、申し訳ございませんでした。

逆にこのnoteのせいで「海外旅行、コエー!」と人を怯えさせてしまった可能性も無きにしも非ずですが、下調べをして金と時間に多少の余裕を持つだけでほとんど回避できるということを強く伝えたい。
韓国、怖くないところです(この記事を書いている時、大統領は警察からの出頭要請を拒否したりしていた)。

追記で「ブレーメンのランダムコースターをお持ちの方はダブったアクスタと交換したいのでご一報ください」みたいなことを書こうと思いましたが、失敗談を書き連ねたことにより私の社会的信用が著しく下がってしまったため、できなくなってしまいました。
無常。
人は何かを得ようとすると、何かを捨てねばならない。

ちなみに、何代にどれくらいかかったとかはあえて出しません。
旅行って時間と金に多少の余裕がないと疲れちまうので。

この記事の〆として、私はこの旅において失敗したり凹んだことはありますが、行かなければよかったと後悔したことは全くなく、結論として

(自己責任の上で)やったことのない事に挑戦してみると、やっぱり心は踊るし、推し活は楽しい!

ということです。


行こう、HamHamPangPang!