ラスボス残りHP7点での全滅

2013年10月27日21:15


 昨日は、ソードワールド2.0のキャンペーン最終回でした。
 台風中止のつもりでしたが、台風が逸れたのでPLからの要望で無事に最終回を迎えられました。
 
 ソードワールド2.0のHP管理は、魔物知識判定に成功する限りは減点式で公開しての進行ですし、失敗しても加点式の公開をしています。ホワイトボードを利用しての管理ですね。

 ※減点式:最大HPから喰らったダメージを引いていく
 ※加点式:喰らったダメージを足していく

 最大レベル5の4人パーティ相手に、ドレイクバロン(LV9/剣の欠片×9個)+ダルグブーリー(Lv8)を出したのですが、表題の通りに竜化ドレイクバロンを残り7点まで追い詰めたところで、最後の前衛ファイターが気絶しました。

 ドレイクバロンの「トドメ」の攻撃を受ければHPがマイナス20を超えるものの、生死判定で6ゾロすればHP1で復活できるので、PL側からの提案を採用しそのようにしましたが、案の定そんなことは起こらず前衛ファイターは死亡してしまった次第です。

 勝っても負けても、分岐はあれど発生するイベントで、英雄として祭り上げられるシナリオでしたが、PLは勝ってすっきりと英雄に祭り上げられたかったことでしょう。
 宣言ミスや補助魔法を軽視した戦術によりその全力を尽くせなかった末の敗北は、苦い脱力感を伴うものだったに違いありません。
 ところがPLの顔色は、戦闘中の悩ましげで沈痛な面持ちの真剣な表情から一転、戦闘終了時は満面の笑顔になっていたので、GMとしては特にフォローの言葉もなく、流れるように描写と演出を述べてエンディングに雪崩れ込みました。

 発生したイベントにて、PC全員の1週間分の記憶がないという状態でのエンディングでは、「命を賭して敵と刺し違えた(あるいは撃退した)英雄として祭り上げられるエンディングAパート」と「懇意にしてきた知人2人が本性を現し、新たな敵として宣戦布告してきたエンディングBパート」の二本立てです。

 この結果にGMは大変満足しているわけですが、エンディングを終えての感想会中に「残りHP7点を残しての敗北」というのは悔しいだろうなぁと、PLをいたわる気持ちが僅かながらに沸きました。

 結果はGMの好みの範疇ではありますが、やはり勝ってこそかなぁとも思います。
 こういったところが、キャンペーンをやってるとどうにもドライに判断が出来なくなって窮屈ですね。
 エンターテイメントとして、しっかりと強キャラ演出をして、データはPLの勝率をもう少し高めに設定をしてもいいのかもしれませんが、僕の好みな数値設定でいきたいなぁと思う気持ちもあります。そちらの方が色濃く強いです。

 とはいえ、今日のアルシャードセイヴァーのように、PCの勝率を高めに設定するようなシステム(シナリオではなくてシステム)もありますので、それはそれ、これはこれとしてきちんと調整できているのではないかと、探り探りと思いをはせるわけです。

 GMの願いは、どんなシナリオ・システムの時も、PCが望むようなセッションにしていきたいなぁと、そんなことを思う土曜日曜でしたね。

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