一芸を極める
2019年07月21日15:47
世の中にはたくさんのGMがいらっしゃいます。
属するコミュニティにもたくさんのGMがいれば、卓単位でも全員がGMをよくやるということもあるでしょう。
GMはとにかくたくさんいます。
「世の中」「コミュニティ」「卓」と集団単位を羅列しましたが、これ以外にも集団単位はありまして、それは大小ばかりを指すものではなく、性質を指すものもあります。
そんな集団において、「次に遊ぶセッションのGMに選ばれる」過程が薄ぼんやりと存在しておりまして、例えばコンベンションでいえば卓分け時に成立する卓と成立しない卓があったり、そもそもコンベンション主催者にそのラインナップに加えて頂く過程もあったりするわけです。
内輪のコミュニティにおいても、「次に誰がGMをするのか」というのはあるでしょう。
どのような判断でGMを選んでいるのか。
自分はこんなGMのように思われていて、こんなタイミングで需要がある。というような事柄について、気になった出来事があったので連ねていきます。
特に「GMの選ばれ方」の全容を書き連ねる話題ではありません。
・システムへの習熟
・シナリオの傾向
・マスタリング
・コミュニティ内の権威
・時間的余裕
もう少し色々とあるような気もしますし、同列で語らず多層化したい項目群だったりもしますが、語りたい話題は1行目なのでこれくらいにしておきます。
つまり、「システムへの習熟」のお話しです。
「習熟度の高さ」
「習熟したい」
「習熟=ルール理解」
「習熟=機転(マスタリングの領分?)」
と、言葉から得られる解釈はいくらかあって、でもクソ面倒くさいのでそろそろ本題にぶちこみます。
「普段自分(PL)がやらないシステムでGMをやって欲しい」
「ファンタジーは飽きたので別のがいい」
「フェイズ制のゲームでもいい」
「天羅がやりたい」「ガンドッグがやりたい」「シャドウランがやりたい」「メタルヘッドがやりたい」
そんなことを言われたわけです。
オファーが偏るわけです。
僕がGMをできるシステムはぼちぼちとたくさんございます。
習熟度をABC…とランク別にするとして、習熟度がAランクにあたるシステムもたくさんあります。
一時期はたくさん遊んでいても最近遊ばなくなったものに関しては、ランクを下げていいでしょう。たまに遊んでいるものとの差もあるでしょう。
A+、A-で表現するか、Bとしてランクを落とすのか、最低限の規定はあるのでしょうが、細かいことはこの際どうでもいいです。先に進みません。ランク分けが本旨というわけでもありません。
メタルヘッドなんざほとんど覚えていないので「C-」くらいの感覚です。シャドウラン5版は「C」くらいでしょう。4版でもブランクがあるので「C+」な程度です。
にも関わらず、オファーが来る。
印象というのもあるでしょうし、とりあえず「GMやれそうだからやれ」ということかもしれません。それはそれで構いません。
ところが、実のところ、「システムへの習熟」でオファーを頂くことにそんなに喜びを感じておりません。
「シナリオの傾向」「マスタリング」あたりでご判断をいただけると幸いなのですが、そこは自身の至らなさなのでしょう。
もちろん、そのようなオファーも多くいただくのですが、仲の良い…ように見える方から、そんな「システムへの習熟」でオファーを頂くと存外に堪える次第です。ただの方便で、総合的にご判断なさっているのかもしれませんが、端的にそのように申されると何とも複雑な気持ちになるわけです。
そんなわけで、切磋琢磨と自身の特徴となる一芸を磨いていきたい所存でございました。
一芸といえど、世間様では主張してしまえばそれが一芸になるような気もしなくもありませんが、そこら辺は語ると面倒くさいので触るだけ触って、特に深堀りはいたしません。
(写真素材)写真AC acworksさん
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