不幸な境遇と自業自得
2014年05月13日01:30
先日の日曜日はキャンペーンで、「自分のキャラクターは兄に虐げられていてとても不幸な境遇だ」「兄は凄く悪い奴で、自分は被害者」という設定のPC(PL)と共闘をしました。
すでに3回目のセッションでしたが、2回目の終了時にGMからネタをくれと言われて、温めていた設定を各自が掲示板に文章で投下し、設定が白日のものとなった経緯があります。
でもそのPCの言動をみるに「虐げられても自動自得じゃね?」と、何の共感も感じず、自分語りを始めるさまに辟易をしてしまう始末です。
「人間性に問題ができたのは、兄に虐げられたからだ」という解釈も可能なのではないかと思い期待しましたが、言及してみるとどうもそうでもないようで、まさしく「自業自得」な様相でした。
A「兄に虐げられていてとても不幸な境遇である」
B「仲間を背中から撃つなど人間性に問題がある」ほか
AもBも双方とも同一のPLが設定をした内容です。
AがハンドアウトなどでGMから提供された設定の一部ならば、違った感想を得たかもしれません。
「被害者面した」「自己正当化の」「言い訳」に思えてしまうのが駄目なんでしょうね。
これらを受けて、僕のPC(PL)がどういう解釈するかは、その卓の雰囲気に依存したモラルから判断しますし、PL自身の思考・嗜好・技術で対応していくわけですが、たとえ辟易したとしても、落としどころというのは大事だよなぁと、しみじみと思います。
セッション自体は、滞りなく円満円滑に進行し(GMの準備不足で休憩時間は多くありましたが)、空気が重くなることなく遊べました。
セッション後に、色々と感想をまとめていると、どうしてもやはり「自業自得じゃん!」「自己正当化じゃね!」というのが払拭できず割りきることができません。
そのキャラクターの設定を拾われてシナリオを作られても、「積極的にセッションに取り組みにくい」という懸念があります。
セッション中は、PLのモラルや技術にて、円満に進行しますが、負担なものは負担です。
人間ですから様々なものにキャパシティというのはありますし、キャンペーンという長丁場になれば、出来る限りは負担を少なくしていきたいと思っています。
ですから、GMに僕が何を感じているのかという事情を説明して、今後シナリオを作る際の参考にしてくださいと相談をしました。
どうなるかはわかりません。
相談自体がGMの嗜好などから外れていれば、GMにとっての負担になるでしょうし、話題にあげられたPLも相応に負担を感じることでしょう。
「そういう設定しか作れない」
「他のPLへの気配りなど以ての外」
「壊してはいけないけど壊しちゃう」
という性質のPLへ無理を強いても、そのPLがセッション中に窮屈になるだけですから、GMにお願いしてシナリオを工夫してもらうのが適切だと判断しました。
幸いと、難しい問題ではないと思える環境でのことですから、僕が卓から抜けることになるような流れにはならないと思います。
今後どうなるかの何の不安もなく、きっとどうにかならなくても、どうにかして楽しめる面子ですので、気のしれた仲間内でやるセッションはとても気楽ですね。
いつか喧嘩別れすることもあるかもしれませんが、そうならないように気を付けるつもりではありますけど、先のことは何とも言えません。
他人様は自分の思い通りにはならないものです。
余裕をもって、寛容な姿勢で取り組んでいきたいですね。
そのうえで、PL参加のセッションが楽しければ何よりです。