GMをさせたくない場合
2013年04月02日23:49
4月13日(土)は2~3か月に一度の後輩が主催する内輪のコンベンションです。
もう1年近く前から不評を買っているGMさんの話題が、参加していない僕の耳に入ってきています。
そのGMさんは、僕の1つ上の他校の先輩で、僕とは学生時代の4年間(4年間です)の付き合いがあり、当時よりその人の「Aの魔法陣」は、「参加者のレスポンスが悪い」と不平を零したり、「今日は難易度が低かったかなー」とPLを褒めることもなく、さほど盛り上がることも少ないため、避けた方がいい言われていました。
僕が「Aの魔法陣」を苦手なのも、その先輩の影響があります。
後輩主催のコンベンションは、10人~18人程度の参加者で、GMは先着順です。社会人+学生で構成されていますが、その割合は9:1で圧倒的に社会人が多く、およそ1ヵ月前から告知されるそのコンベンションに、休みを確定させれるかどうかも怪しいため、GM立候補者のレスポンスは告知から1週間あとになることがほとんどでした。
そのために普段避けられているGMでも、容易く卓を成立してしまうわけです。
とはいえ、その先輩も悪い人ではありません。
学生時代当時ほど尖った印象はなく、上手くいかなかったことにGM自身も気付いているようで、あそこが駄目だったここが駄目だったと、のちのレポートにまとめて下さっていますし、告知されてすぐにGMに立候補するわけでもなく、周りの様子を窺ってから立候補するあたり、周囲が見えていないわけでもないように思えます。
そんな事情ですから、連続でGMになることも少なく、しかしときおりGMをすることにはなるので、参加者から不評がでるようでした。
先々月の食事会の時に、そのコンベンションの話題になり、コンベンションに参加している後輩2人より軽口で「ヤバイ人がいる」「困っている」とその話しを耳に入れました。もともとわかりきっている構造でしたから、すぐにピンとくるわけです。
特定の誰かにGMをやらせたくなければ、いくらだって直接的にも間接的にも色んな方法があります。
自分がGMをすればいい。
他人を推薦すればいい。
ローテーション制にすればいい。
やりたいシステムを述べておく。
やりたくないシステムを述べておく。
ともかく、内輪のコンベンションなのでどうとでもなります。
年寄りの権威はほぼありません。
いい人揃いで、のんびりとしている風潮があります。
けれども、それぞれに歩調があって、言い出す機会を掴み切れず、ただただ不満を募らせてしまうこともあるでしょう。
コンベンションの主催者に連絡を取って反応を窺うと、「不評なのは把握していて問題だと思ってます。すみません」との返答があったので、「GMをどうこう思うより、自浄作用に期待しなよ」と、適当にまったく別の先輩のスキャンダル(弱味)を教えておくに留めました。
実のところ、その先輩がそのコンベンションに復帰し始めた辺りで、別の環境で月に1度はセッションに誘い一緒に遊ぶ機会を設けて、色んな話をしていました。「Aの魔法陣のウケはどうですか」と情報交換もしています。
そんな一連の状況をみて、「GMとして受け入れられる人間というのは、一握りの人間なんだろうなぁ」とぼんやりと悩ましげです。
その環境が特別悪いわけでもなく、思えば他の環境でも、大なり小なりそんなことが見受けられました。
どんな小さなコミュニティでも「下手くそはGMをするな」ということで、「どんなに縁があっても住み分けが大事」なんだろうかなぁ。
なんだかしょんぼりです。