PL自身による縛りプレイ
2014年06月16日00:53
ガンドッグゼロで一風変わった(あるいはよくある)バイオハザードセッションをしてきました。
ざっと概要です。
1.研究者をしていた友人が失踪
2.情報収集の結果、友人は危険な研究をしていた
3.友人を助けるべく研究所に乗り込む
4.遺伝子操作された生物A(不完全)がいて戦闘になる
5.遺伝子操作された生物B(完全体)がいて戦闘になる
6.友人もまた改造手術を受けており戦闘になる
7.友人を助けるべく捕縛を試みる
8.黒幕の院長を倒して友人を助ける薬品を手に入れる
事前情報
・研究所では遺伝子操作された化け物がいる
・化け物の素体は人間で治療することも可能
生物A(不完全)
・雑魚で瞬殺(撫でたら死んだ)
・死ぬと元の人間に戻る
生物B(完全体)
・殴るたびに自壊判定
・手加減して2回殴ったら自壊した(HPは残ってたっぽい)
・死ぬと元の人間に戻る
表題にある「PL自身による縛りプレイ」は、上記の6~7にある「襲ってくる友人を傷つけることなく捕縛する」というものに関係します。
生物Bとの戦闘で、どうも1点でもダメージを与えると自壊判定が発生し、生物Bがそれに失敗すると自壊してしまう仕様のようでした。
どこが完全体なんだとツッコミましたが、生物Bまではあくまでも布石に過ぎません。
・改造された友人
・シベリア忍者
・改造済み院長
この三人が今回のボスのようです。
この日のPCは三人でしたので、「ここは俺に任せて先にいけ!」とばかりに、地下フロア各階にて1対1の戦闘を始めます。
想定外のことにGMは涙目でしたが、許可したのもGMなので知ったことではありません。駄目ならイベント通りに進める準備はある!ときちんとPLはGMに歩み寄りました。
縛りプレイ1
「1対3を3回戦闘する方が有利なのに、1対1を3つ同時進行で戦闘」
ありますよね。
かっこいいし。
この時、PL側の合理的な発想として「友人を助けられる薬品を持っている院長が逃げるかもしれない」「友人の浸食が進んで手遅れになるかもしれない」「地下に降りる階段が近くにあったし」などあります。
PCたちはリワードポイント(ヒーローポイント)欲しさにロールプレイでの掛け合いを続け、GMも特に止めることなく進行します。
リワードポイントは自PCの強化に使えますが、そもそもの話しなぜ強化しなければいけないかと言えば「依頼達成のため」「自らの生存のため」です。
有利不利で考えれば、別の要素でリワードポイントを稼いでしまえばいいので(あるいは有利な状況のため甘んじてリワードポイントを得ない)、本末転倒ともいえますが「縛りプレイ」以外の何物でもありません。その場の勢いと言ってもいいのかもしれません。楽しければいいという雰囲気でもありました。
縛りプレイ2
「殺さなければ勝てない戦闘をどうにかして凌ぐ」
戦闘開始前にGMから敵データ(HP以外)の告知がありました。本来PCは知ることのない情報ですが、その強さを誇示するためのメタ告知です。
「格闘Lv2(140%)」「非貫通で5d6+2」と書けば多少なりとも強さがわかるでしょうか。勝てなくもないデータですが、「敵を傷つけてはいけない」「その場から逃げてはいけない」となると少し絶望的です。
本来は1対3で戦う仕様ですし、これは殺さないと勝てないなぁという状況ですが頑張れるところまで頑張ろうと戦闘の火ぶたは切られます。
この時点でリワードポイントは3枚(最大値)。
HPは8割残っています。
結果は以下の通り。
PC1vs友人(チョークして朦朧→気絶で勝利)
PC2vs忍者(楽勝)
PC3vs院長(PCが自分に投薬して怪物化するも敗北)
PC2vs院長(トドメ)
PC1=HP残2割 →長期入院
PC2=HP残3割 →長期入院
PC3=死亡判定に成功 →長期入院
時間はかかったものの、何とかなりました。
とはいえ、やはり黒幕の院長をひとりで相手をしたPC3は瀕死の重傷で、「不利になるような縛りプレイは駄目だな」という感想を得るに至ります。
僕のリワードポイントは、ことごとくPC3の支援に使い切り、PC3に至ってはなぜか道中で拾ったネタアイテム「●●ウィルス」を自分に投与してしまう始末です。
なんとかPC全員が生き残ったのはいいものの、PC3だけは
「院長にヘッドショットを決めて40点くらい与えたのに次の手番で完全再生された」
「一撃でHPを半分削られ、ダメージペナルティで4分の1を削られた」
「ペナルティチェックで出血して死にかけた」
「もはや投薬するしかない」
「投薬したら甲虫に変身した(HP完全回復)」
「変身したけど院長を倒せなかった」
「死亡判定になんとか成功」
と何度も真顔で笑ってました。
GMを含めてほかの参加者全員が爆笑していたのは言うまでもありません。
やはり酷すぎましたね。次回の糧にします。