内輪卓:ソードワールドRPG完全版

2015年02月09日21:39


 GMがタブレットを眺めながら進行していたので公開されているシナリオかもしれません。読み進めるのにご注意ください。





・PL人数5人(全員が経験者で交友8年以上)
・作成2時間、セッション3時間半
・追加経験点22000点(最大6レベル)
・追加所持金20000ガメル(完全版記載のマジックアイテム購入可能)
・ドラゴントゥースは2本まで(※「8本買うよ!」「2本までで勘弁して」)

 作成に2時間かかったのは、合宿に途中で合流する面子がおり、その面子のキャラクターも作りながら、だらだら作成に費やしていたのが理由です。
 けっきょく合流まで待たず開始しました。

 キャラクター作成前に「ホラー系シナリオ」「非推奨ハードボイルド」「推奨ドタバタ」「パーティを結成して数年」「大きな依頼を片づけた直後」ということを確認して各自キャラクターを作りました。

パーティメンバー(敏捷度順)

ハードボイルドグラスランナー
 グラスランナー、男、年齢不詳
 シーフ6、バード5、レンジャー2、セージ1
 ※高品質ロングスピア、高品質ハードレザー

記録係の薬草学者
 人間、男、10代半ば
 セージ6、レンジャー5、シャーマン2、プリースト1(ファリス)、シーフ1
 ※高品質ロングボウ、高品質ソフトレザー

鉱物学者にしてブラキ神官
 人間、男、20歳
 ファイター5、プリースト5(ブラキ)、セージ2、レンジャー1
 ※高品質メイス、ラージシールド+1、魔法の鎧+1

ドワーフの前衛戦士
 ドワーフ、男、136歳
 ファイター6、レンジャー5、セージ1
 ※ローンアックス、勇気ある者の盾、高品質プレートメイル

スケルトンウォーリアー使いのリーダー
 人間、男、年齢不詳
 ソーサラー5、ファイター3、セージ1
 ※魔法の剣+1、スモールシールド+1、エア・クローク、ドラゴントゥース×2、魔法の発動体(外注)

大まかな流れ

02:00-02:20・・・導入
 ・依頼人が報酬を用意するのを待つため街に逗留
 ・酒場で因縁をつけられ平和的に飲み比べで勝負
 ・引き分けるもPCの一人が酒に酔って大暴れしてしまい憲兵を殴り投獄

02:20-02:35・・・依頼
 ・憲兵隊長から減刑を条件に調査依頼を提案される
 ・馬で7日の距離に「悪魔」が出るという村がある
 ・「悪魔」の討伐か、最低でも遭遇して情報を持ち帰る

02:35-02:50・・・情報収集
 ・シーフギルドの構成員2人が村に潜入するも行方知れずとなる
 ・村の途中に廃村があり2年前に邪教集団によって滅ぼされた

02:50-03:20・・・廃村での遭遇
 ・廃村で妄言を吐く独居老人を発見
 ・サニティで正気を取り戻させると、「惨劇の生き残りである」という
 ・邪教集団が「悪魔」を使役し村の人々の心臓を抜き取り滅ぼした
 ・「悪魔」の正体は特殊なシャドウストーカー

03:20-03:35・・・到着と合流
 ・目的の村で先発していたリーダー(PC)と合流
 ・村には富裕層が住み堅牢な建物が立ち並ぶ
 ・憲兵隊長から報せを聞いていた村長の案内で怪しいあばら家へ向かう
 ・中心部のあばら家が異空間と繋がっていたので何やかやで飛び込む

03:35-04:00・・・館の広間で遭遇
 ・出口のない館風の広間に到着、広間の中心には息絶えた鎧姿
 ・シャドウストーカー×5からの奇襲
 ・鎧姿の亡骸から遺言を発見
 ・「灯りをつけると影から襲ってくる」「出口は無い」「館の奥には心臓の山」「心が折れたので自殺する」
 ・鎧姿の亡骸の遺志を継ぎ奥へと進む

04:00-04:40・・・館の散策
 ・先に進む扉はひとつで空間が歪んでおりランダムで部屋を決定
 ・子ども部屋で子どもの幽霊と遭遇(白骨を持ち帰る)
 ・酒場で盗賊の死体を発見(暗視ゴーグルを入手)
 ・教会で自殺した騎士と報告書を発見「憲兵隊長に騙された」「村長も村の住人も全員グル」「悪魔を大人しくさせるための生贄にされた」
 ・牢獄で高僧の亡霊と遭遇(邪教になった経緯と隠し金庫の所在)
 ・高僧の部屋(隠し金庫からエクスプロージョンブリット×2を発見)
 ・最奥へ

04:40-05:20・・・最奥での決戦
 ・心臓の塊×1、シャドウストーカー×2、エアストーカー×1との戦闘
 ・エクスプロージョンブリットやらで心臓を破壊

05:20-05:30・・・結末
 ・あばら家に帰還
 ・騎士と憲兵団長があばら家を取り囲む
 ・「よくぞやってくれた」「仕方のない犠牲だった」「ああしなければ邪教団が遺した悪魔を止められなかった」とのねぎらい
 ・ファリスの前でもそれが言えるのかと「センス・イービル」をかけるぞと詰め寄る
 ・観念した憲兵隊長に「センスイービル」をかけるところでセッション終了

 以下感想。

 ドワーフ(落ち着いたベテラン)とグラスランナー(なんちゃってハードボイルド)のキャラが被っているように見えたので「似たもの同士ですね」とツッコむと、ドワーフPLからは「被ってない!こっちのキャラは真面目!あっちとは違う!」との主張がありました。
 グラスランナーPLは「ハードボイルドなグラスランナーがいてもいいじゃない」と、作成後の自己紹介時に「ハードボイルド」を主張していましたが、上っ面だけ(口調だけ)のハードボイルドで信念や行動が足りないように見えましたし、それと一緒にされるのは心外だったようです。

 作成時に、「ホラーシナリオなら普通のタフな冒険者だとホラー耐性ありすぎて面白くない」「フォーチュンクエストのほのぼの風冒険者でパステルみたいなマッパーがやりたい!」ともろ手をあげて主張しました。
 「セージ6+レンジャー5で薬草学者。職ではなく田舎の森を散策していたら、いつの間にか周りからそう呼ばれるようになった!」と名乗ると、それに合わせて頂けたのか「ブラキ神官の鉱物学者をやります」とのことでしたが、セッション中は「学者同士」では特に絡むこともなかったのが残念です。
 「学者同士」ではありませんが、「プリースト1の燃費の悪さを補うように、進み出てくれる親切な神官」として、「生まれが神官なだけのなんちゃって神官」からみて「しっかりとした偉い神官」としては接することができたように思います。

 「何十体ものドラゴントゥースウォリアーを率いるひとり傭兵団」の異名を持つ設定で作成されたリーダーは、けっきょくドラゴントゥースウォリアーを使いませんでした。
 異空間への突入も、「そんな面白そうなこと俺がやる!」ともろ手をあげて突っ込んでいったあたり、後ろから指揮をとるタイプではなく、仕方がなく周りが後ろからついていくタイプなのでしょう。

・ドワーフ:グラスランナーとセットにされる損な役回り
・グラスランナー:ボケ&自覚なし&責任能力なし
・薬草学者:ツッコミと勝気な言いがかり
・鉱物学者:キャパを超える相手にはフォローを入れないフォロー役
・リーダー:猪突猛進と超理論

 深夜という時間帯で、なおかつ途切れることなくローテーションでしゃべり続ける面子にて、きちんと時間内(3時間くらいのシナリオ)で進行できたのは、誰かが割りを食っていたのではないかと邪推してしまいました。
 たぶん一番割りを食っていたのは、この面子でPL参加したそうなGMだったんじゃないかなぁ。
 「GMの楽しみ方」や「PLの楽しみ方」には色々とありますけど、今回のセッションでPLばかり楽しんでいたように思うのは、僕が知らない「GMの楽しみ方」があって、今回のセッションは僕がGMしても楽しめなかったろうなぁと思うところがありました。

 感想会を開く余裕がなかったのも一因かもしれません。
 GMから色々と聞きたかったですね。

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