リヴァプールFCとの出会い
「オレ中村俊輔!」「ロナウジーニョ!」「俺はメッシかな!」
小学生だった当時、通っていたサッカークラブの友達たちはみんなこぞってこの3人に憧れを抱いていました。そんな中、「大黒!大黒将志!」と逆張っている一人の男の子がいました。のちのボグダン少年(以下、少年B)です。
これはポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドがまだ背番号17を背負っていた頃のお話です。
あの頃、海外サッカーに触れ合う機会といえば、ワールドサッカーダイジェストやキングをはじめとした雑誌、ウイイレ、そしてスーパーサッカー、やべっちFC、マンデーフットボールといったサッカー番組などで、僕はそこから多くの知識と情報を吸収していました。懐かしいですね。もちろん番組は深夜の放送だったということもあり、録画をして次の日の時間のある時にリモコンを握りしめて(握りしめてはいない)観ていたのを思い出します。
そんな日々を過ごしていたある日、少年Bは録画したスーパーサッカーをいつものように再生します。番組が週末に行われた試合のハイライトコーナーにさしかかると、その瞬間が訪れます。
強烈なミドルシュートを赤いユニフォームを着た選手が放ち、ボールはゴールへ勢いよく吸い込まれていく…
そしてボールはそのまま少年Bの心に突き刺さりました。
(((ん???なに今の???)))
巻き戻してもう一度、また巻き戻してもう一度…
ゴールを決めたそのNo.8の背番号の選手は味方と喜びを分かち合っています。そしてナレーションに耳を傾け、右下に表示されている名前に目を配ってみると…
皆さんももうお気づきでしょう、
スティーブン・ジェラードです。
その週の金曜日の夜、クラブチームのみんなに「ねぇジェラードって知ってる?」と尋ねてはみんなに知らないと答えられて、あれ…?となっていると、それを見ていたコーチが話しかけてきました。
「ジェラード知っとるよ。お前渋いの知っとるなぁ笑 リヴァプールのだら?」
『リヴァプール?なんかプールみたいやん笑』
少年Bは返します。
リヴァプール。
この深くて、広大で、そして優しさに溢れた"プール"に人生諸共浸かることになるとは、この時の少年Bはまだ知る由もありませんでした、、、
つづく。
〜あとがき〜
私にとって初めてのnoteの投稿を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。霜降り明星のせいや並の異常記憶を元に綴りましたが、拙い語彙と文章で申し訳ありません。お手柔らかにお願いします笑 YNWA
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