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30代前半で緑内障と診断されたときの心境
緑内障と診断されたとき、正直ショックが大きかった。
極度の近視が原因で、これまで網膜剥離も経験していたため、いつかは緑内障や白内障になるだろうと心のどこかで思っていた。
しかし、それはまだ先のことだと高をくくっており、まさか30代前半でこの兆候が現れるとは思ってもみなかった。
緑内障になってから失明するまでの年数を調べてさらに落ち込んだ。
「20〜30年」
私は50代で失明してしまうかもしれないのか。
でも、それは今現在言われていることだ。
昔と比べると、緑内障による失明率もかなり下がっていると聞くし、同様にこれからの医学や化学の進歩に期待を寄せることもできる。
なるべく前向きに考えることにして、落ち込みすぎるのを防ぐよう努めた。
まず、車を運転する仕事ではなく、車を使わずに生活できる環境にいることが救いだった。元々、免許を取得した時点で自分が車の運転に向いていないと実感していたため、車に依存しない生活を設計してきた。
現在は駅近くに住んでおり、公共交通機関や近くのスーパー、コンビニ、ショッピングモールなど、生活に必要なものが揃っているため、移動手段に困ることはない。
さらに、眼底検査を年に1回受けていたことが早期発見につながったと思っている。
網膜剥離を経験していたため、目の健康には常に気を配っていた。今回の緑内障については自覚症状はまったくなかったが、検査結果から網膜が薄くなっている部分と視野の欠損が一致しているとのこと。こうした結果を受け、早めに対処できることは比較的幸運だったと感じる。
そしてこの機会に、生活習慣を見直すことに決めた。緑内障の悪化防止のために、食事内容や運動、ストレス管理に気を配ることで、他の病気の予防にもつながると考えている。
健康的な生活を目指すことで、結果的に健康寿命が延びると信じたい。
緑内障という、もう完治することのない病気になってしまったという事実は胸に重くのしかかる。しかし、それを乗り越えていくことで、より良い生活を目指していきたい。
そう言えば、通勤中に緑内障の本を読んでいてふと横を見ると、隣に立っていた30代くらいのサラリーマン男性も緑内障の本を読んでいた。
偶然過ぎないかと笑いそうになったが、若くして緑内障になっている人は、思ったよりも多いのかもしれないなと改めて実感した。