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やさしいバリアで生きる
「ありのままの〜」って何年か前に流行りましたよね。
私はあの映画を見ていないのでどんな話なのか知らないのですが、「ありのままの自分」ってどんなものかイメージできますか?
私には難しくてできませんでした。「ありのまま」と言われても訳わからん、という感じです。
「ありのままの自分」なるものが確実に存在していたら、自分探しをしにインドに行く若者なんていないんじゃないか。
ありのままで生きるのが当たり前だったら、あの作品・あの歌は流行らなかったでしょうしね。
ありのままって何だろなと考えたとき、ふと浮かんだのが自分が纏っているバリアをなくした状態というイメージでした。
意識的であれ無意識であれ、誰しも自分をバリアで守りながら生きていると思います。
そのバリアから自分を解放できたとき、ありのままの自分で世界に立っていられるのだろうと感じました。
自分が世界をつくっていることを真に理解し、自分がいる世界をやさしいものにする。バリアをはる必要などないのだと心から納得して生きる。
とはいえ、この「自分を守るバリア」はご先祖様たちからのギフトでもあります。
危機察知能力の高い個体が生き残ってきたおかげで、いまの私たちがここに存在しています。
だからこそそんな簡単には外れなくて、いまも私たちを守り続けてくれています。
肉体を持って生まれる前の状態では、バリアのないありのままの姿でみんな存在していたと思います。
その状態の記憶が魂には刻まれているために、過剰にバリアをはり続けていると疲れちゃうんですね。バリアのない状態が本来の姿だからです。バリアをはり続けるのにはエネルギーを使います。
さらにいうとこのバリアがあるから、自分と自分以外を分けて認識することができているのではないでしょうか。
完全にバリアがなくなると、自他の境がなくなっていわゆるワンネスのような状態になる感覚があります。
それはそれで目指しても良いのかもしれませんが、この自他の境がある状態を経験するために肉体を持って生まれてくることを選んだのが私たちだと思います。それにきっと肉体を離れたら必然的にそうなるはずです。
つまり言いたいこととしては、このバリアをやさしいものにして、やさしいバリアの中で生きていってくださいということです。
恐れや不安といった暗く重たいバリアではなく、あたたかく柔らかいバリアであなたをやさしく包んで生きれば良いのです。
聞きたくない情報や見たくない光景はどうしても入ってきてしまいます。ですがそれに怯えて恐怖で硬くなると、どんどん重くなってしまいます。
だからこそやさしいバリアで自分を強く守りましょう。そして心の健康度が上がったら、少しバリアを薄くしてみても良いと思います。
バリアがゲシュタルト崩壊してきましたが(笑)、伝わったでしょうか。
全ての存在がやさしく生きられますように。世界がもっとやさしくなりますように。
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