20240720「最近読んだ本」
最近読んだ本についての短い感想をいくつか投下するぞい。
世界でいちばん虚無な場所 旅行に幻滅した人のためのガイドブック
・「マーライオン」みたいな世界のがっかりスポットでも紹介してんのかなと書籍名から勝手に想像して読んでみたけど全然違かった。
・「破滅町」とか「残酷峠」などのネガティブな呼ばれ方をされているスポットがあって、その呼ばれ方の所以となるエピソードをつらつらと紹介していく、というのが実際の内容。
・その土地の環境とか光景とかはあまり紹介されてない。
・なんなら著者がその土地にちゃんと出向いているかどうかすらも怪しい。
・途中に挟まる3つのエッセイ(?)が長い上に内容が全然頭に入ってこなくて読んでて辛かった…。
積読こそが完全な読書術である
・まず著者が「積読はいいぞ(要約)」という自論を持っていて、その後は「ピエール・バイヤール『読んでない本について堂々と語る方法』」「西牟田 靖『本で床は抜けるのか』」などの既存書籍を引用しながら「ほら言ったでしょ」と自論を肯定するのを繰り返していく。そんな内容。
・この繰り返し肯定していく段階で、同じ論や用語を頻発して使ってくるのが読んでて辛かった…。危うくこの本を積読しかけた。
・その引用されている書籍らを実際に読んだ方がいいのでは?という感想を最終的に抱いてしまった。
・たぶんだけど自分は既存書籍を引用しながら進めるタイプの本があまり得意じゃないんだと思う。
体育がきらい
・体育、というかスポーツ全般を憎むほど嫌ってるので読みました。こういう本が出版されている事実だけでもスポーツ嫌いとしてはありがたいですよね^^
・運動が苦手で嫌いになるパターンはよく言われているけど、運動が好きがゆえに体育の内容が温くて体育が嫌いになるパターンは初めて知った。本当に?俺の同級生の運動好きの奴らは皆体育の時間中ウキウキしてたけどな。
近畿地方のある場所について
・ホラー小説の中でも読みやすい方ではあると思った。この手のホラー小説は大抵、途中から哲学的なこと言い始めてよくわからなくなる傾向にあるので…。
・ただ、主となる怪異が並行して2体も現れる中で読み進めていくことになるので、最初の方は読んでて「なんだぁ…?」と困惑はしていた。まぁ最終的にはちゃんと結びつきはするけどね。
・最後画像でビビらせてくるのは反則です。