会場主による音泉温楽@金具屋ご紹介
渋温泉、歴史の宿金具屋の九代目、西山と申します!毎年冬に金具屋で行っている音泉温楽も今年で14年目になりました。今年初めてのご参加という方も多く、あらためて音泉温楽についてご紹介をしたいと思いました。どうぞよろしくお願いいたします!
そもそも音泉温楽とは?
音泉温楽は2009年にはじまった、温泉旅館や温泉施設を会場としたフェスといったらいいでしょうか。現在は湯会株式会社が企画運営しています。金具屋は会場主という立場でご協力しております。ここでは冬に行われている音泉温楽@金具屋についてのご紹介をします。
金具屋の所有する登録有形文化財「金具屋大広間」を会場とし、7~10組ほどのアーティストさんが昭和11年につくられた木造の宴会場でパフォーマンスをするという他にはないイベントです。
はじまったきっかけは?
2009年にテクノの申し子サワサキヨシヒロさんの温泉をテーマにしたMV、Naturaly Gushing シリーズのDVD発売記念イベントを金具屋で行いたいということではじまった話だったかと思います。なにしろ温泉好き、温仙人と自らを呼んでいるサワサキさん。せっくだからと温泉好きのアーティストに声をかけ始めたらみんな出演したいとなって、フェス形式になったというわけです。金具屋でも2009年3月に渋温泉初の音楽イベント「渋響」を同会場で行っており(サワサキさんも出演)、そんな流れであったのも実現の大きなきっかけでした。(2009年はりんご音楽祭が始まった年でもあります)
これまでのヒストリー
音泉温楽@金具屋は今年で14年目となりますが、実は結構開催形式を変えて行ってきました。初回は地域のイベントとして行っていますし、2回目は会場を変え700名を集めた大きなイベントに。しかし様々な問題で、やはり渋温泉に即した規模に、参加者みんなが温泉にはいれるようなゆっくりとしたイベントにと再考し、3回目からは金具屋でのイベントという今の形式に。その後歌謡曲DJことゆけむりDJsが参加(というかこのイベントで誕生)、さらに新たな温泉×音楽の楽しみ方が増えました。
コロナ禍の2020,2021年はお膳や座布団を指定席として感染対策を行い開催するなど、進化をしながら続けてまいりました。
音泉温楽の楽しみ方
なんといっても浴衣で楽しめる音楽イベント。参加者にはいつだって入れる温泉と寝られる部屋がある(参加者は旅館宿泊が原則)というのが最大の特徴かつ最大の幸福でありましょう。さらに好きなアーティストを座敷で見ながら、地元のフードをつまみに地元の酒やビールをいただく。まぁこのわずかな説明でほとんどの魅力をお伝えできているかと思います。
さらに加えるならば、手前味噌となりますが、普段は金具屋の宿泊者しか入ることのできない金具屋の館内に、音泉温楽ご参加の方はその時だけは入場可能となります。館内スミズミというわけではないですが、文化財の建築木造4階建「斉月楼」の各階廊下の造りや、メイン会場の大広間の造りなどをじっくり観ることもできます。昭和初期、およそ90年前の建物を巡ることができるのも他ではできない体験です。
音泉温楽2022について
さて、今年の話です。
2022年は12月10日(土)、11日(日)の2日間日程となります。2日にわたるのは3年ぶりとなりますね。同じく縮小していた最大定員も100名から200名へと拡大し、まるきり元通りとはなりませんが、少しワイワイするような雰囲気にはなりそうです。
また、DJフロアも3年ぶりに復活。時間は限定となりますが、(ここのところの活躍がエグい)ゆけむりDJs生誕の地での3年ぶりの凱旋となりますので、お楽しみいただければと思います。
当日会場で提供するフードも、昨年好評だった地元飲食店の名物メニューの販売を今年も行いますのでお楽しみに!おつまみ、軽食系も今年は用意する予定です。
ドリンクはもちろん志賀高原ビールの生樽を数種類提供!他のビアフェスの開催がまだ難しい中、自由にお楽しみいただけますよ!飲みすぎには注意!
とはいえ、渋温泉街を楽しんで頂くのも音泉温楽の醍醐味の一つ。温泉街の飲食店や商店にもぜひお出かけください!
チケットについて
音泉温楽2022チケットは現在発売中!
チケット付き金具屋宿泊プランはすでに販売を終了しておりますが、他の渋温泉の旅館のチケット付き宿泊プランや、ご自身で旅館を手配してのチケット単品、東京から渋温泉までの往復バスツアーが音泉温楽公式サイトより購入できます!全国旅行支援対象期間ですので、他のお宿の空きもそろそろ心配です…。ご希望の方はお早めにお求めください!
以上、会場主による音泉温楽@金具屋ご紹介でした。
音楽イベントなのに出演者の紹介がないですね!笑
そのあたりの紹介はもっと詳しい方におまかせしますが、毎回出演者さんも存分にイベントそのものを楽しんでいただいております!それがかなりうれしいですね!(普通にその辺で飲んでる)
最後に
地域の音楽イベントは、まわりのみなさまの多大なご理解とご協力、そしてご容赦(我慢)で成り立っております。また再び会える場所を残すためにも、ご参加の方にも常識的な楽しみ方をぜひお願いいたします。そして体調最優先でお願いしますね。
どうぞよろしくお願いいたします!
きゅうだいめ
歴史の宿金具屋 西山和樹
余談ですが、音泉温楽オリジンについてはこんな記事もKAI-YOUさんに書いていただいております。よかったらこちらも