◯◯恐怖症
私は先端恐怖症である。
キッチンの洗い物カゴに入れられた箸やペン立てに入れられた鉛筆とかペンなどの先端がこちら側を向いているのを不意に目にしてしまうと、それらが目に突き刺さるようなイメージが浮かんで、心が騒つく。
「こっちを向くな」と言わんばかりに、先端を向こう側に追いやる。
自分から突き刺さりにいかない限りは、そんなこと起き得ることはないのに。
私は交差点で信号が変わるのを待っている際、車がこちらに突っ込んでくる想像をよくする。
どういった角度で突っ込んでくるだろうか?
この位置は安全だろうか?
ガードレールの強度は?
ガードレールにぶつかったら破片がこちら側に飛んできたりするのだろうか?
幸いにも、今のところはそういった場面には遭遇していない。
私は駅のホームで電車を待っている際、電車に人がぶつかる想像をよくする。
それは他人の場合もあれば、自分の場合もある。
ふと、高校の数学だか物理だかで習った$${E=mC^2}$$という質量とエネルギーの等価性の数式が頭に思い浮かぶ。
でも、電車は動いているのだから、$${K=\frac{1}{2}mv^2}$$だったっけ?
そんな風に思考が巡っていく。
物事の全てを公式で表現することができるのなら、私のこうした思考も公式で表せられるようになるのだろうか。
もし、可能なら、どういった公式になるのだろうか。
そう、この記事はnoteでTeX記法が使えることを知ったので、使ってみたかっただけである。