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感想って大事だよって話

こんばんは喰奴です。

最近よく思うこと、何かの作品について語りたい時に凄く温度差を感じるという話。

自分が見た作品と、同じ作品なのか?ってくらい語れることが少ない。
私自身の心根がオタク気質(話したいことを一方的に話す意)で、今ではそれがそういった人間は少数派なのか?という話。

エヴァでは誰が好き?なんて幾らでもある会話でアスカがどうとかはそんなことではもう私自身が盛り上がれない。(追記いや全然盛り上がれそうです)
これは私に会話能力がないせいかもしれないが、そんな1ラリーで終わる会話がしたい訳ではない。

私は碇ゲンドウが好きだ。
ちなみにこれで盛り上がったことは一度も無い。

私はその作品を見て、貴方が何を感じたのかを知りたい。
人間失格を読んで、それを面白いものだと共感できなくて全く構わない。
作品に触れて、その人を通して出た感情を知りたい。

作品の感想は必ず「受け取り側」の人間性が付随する。
多分、陽キャが人間失格を読んでも面白くないと思う。
受け取り側の人生経験、思想を作品の感想を通じて、触れることができるのでそういった方法でコミュニケーションを取りたいと強く思う。

しかし、そういった濃いめの感想を話してくれる人は稀有だ。
ここで何故なんだろうと考えた。

感想を話すには少なからず自分語りの要素を含むからこっぱずかしいのだろうか。関係値が薄い者どうしでは無理なのだろうか。

ただ単純に他者に話せるほど言語化する習慣がないのだろうか。
コンテンツを高級料理のように味わうのではなく、ジャンクフードのように消費するだけなのだろうか。

私としては好きな作品は、自身の血肉にしたい。
いつまでも忘れずに覚えていたい。
その時に覚えた感情を常に寄り添わせていたい。
自身の思考回路に組み込みたい。
好きな台詞を座右の銘にもしたい。
私を救った台詞が私を通じて誰かを救う言葉になるのかもしれない。
好きな作品が今の私を構成している。

みんなのオタク語りを聞いてみたい。
感動したシーンはどこで、何故感動したのかも教えて欲しい。
正解も良いも悪いも無いのだから。

貴方の好きなシーンが私の好きなシーンになるのも楽しみだ。
そこからまた作品の理解が深まることもあるだろう。

今日書いたことは当たり前の事過ぎるけど、だからと言って価値がないわけではないと思う。
思ってたことの半分も書けてないけど、これはこれで。




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