KTW三八式歩兵銃木製ストック補修
中古で手に入れたKTW三八式歩兵銃のストックにある凹み補修にチャレンジ。
補修前は木製ストックの一部に線状の凹みや何かがぶつかったような凹みが散見される状態でした。
補修開始。まずは水をたっぷり含ませたペーパータオルをしばらく置き、ストックを湿らせます。20分ぐらい。
次に、高温に設定したアイロンを水を含ませたペーパータオルの上からあてます。すると、熱と蒸気の力で凹みがだんだんと浅くなってきました。
アイロン掛けでワイシャツのしわがとれていく様子に似てますね。
少しあてては様子を見ながらすすめます。
アイロン掛け後はかなりへこみが減っていました。ただ、熱と蒸気のせいか表面の艶が少なくなってます。
そこで、亜麻仁油を塗布することにしました。キムワイプで適量をとり塗ります。
少し厚めに塗ってしばらく放置した後に拭き取ると、表面の艶が回復し、目立っていた凹みもほぼ見えなくなっていました。
比較用に再度補修前の写真を掲載。
補修前と比べると、光の影響もあるとは思いますが目立っていた凹みや細かい線状の凹みも見えにくくなり、補修は成功です。
今回参考にしたのは、木製家具の凹みの補修方法です。
無垢材でオイル仕上げの場合に使える方法のようで、塗装仕上げの場合は塗膜が剥離したり変質するので注意が必要です。
今回はいきなり本番で結果オーライでしたが、高価なストックの場合はまずは目立ちにくい場所で試してから、本格的な補修に取り組んた方が良いのかもしれません。
距離9mからでも蝋燭の芯を狙える優れた射撃性能を持つKTW三八式、時折メンテナンスをしながら末長く使っていきたい銃です。