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本州飛び出て福岡県 八女・柳川
美味しいお茶に目が無くて🍵
日本茶と言えば、静岡、宇治(京都)、鹿児島、三重、宮崎などが有名で収穫高も多いようだ。高校の修学旅行では、鹿児島の知覧茶の産地へ見学に行った記憶がある。
近頃、私が気に入っているのは埼玉の狭山茶なのだが、関東圏ではよく見かける(私が最初に美味い😋と思ったのは、さやま茶ペットボトル)ものの、関西ではあまり売られていない。代わって最近よく目にするのは、《八女茶》である。
八女茶<<<九州というのは分かっていたが、福岡県だったとは…ちょっと意外。福岡県の南、熊本との県境に位置する。勝手なイメージで、佐賀、大分辺りのような気がしていた。単なるイメージ💦
年も明け、いよいよ冬の寒さが本格化してきて『暖かいところ…💛』と行き先を九州か四国で探そうとしていた矢先、旧友から年賀状が届いた。【一度こちらへも遊びにお越し下さい】という慣用句とも受け取れるあいさつ文。調べるとなんと、彼女が今住んでいる柳川と、八女はすぐお近くではありませんか❕
これ幸いと『来週行きま~す』と連絡したが、かなりびっくりされた…まあ普通そうだわな(笑)
広大な茶畑が広がる八女中央大茶園
八女の観光を調べるとすぐに出てくるのがこちらの写真。 他にも茶畑の写真はたくさんあるが、何と言ってもその広さ大きさのおかげで、私のような素人でもシャッターさえ押せば絵になる一枚が撮れる。👆参照
ただ、行き着くのには少々がんばりが必要。八女市は旧国鉄の路線が廃止されて以来、バスか車でのアクセスになる。バス便はやはりかなり本数が少ないので、レンタカーで行くが、カーナビが旧いのか、ちっとも出て来ない😢
ここは地元の人に訊ねるのが一番、と観光案内所へ。
案内所に入ると、まさにこの大茶園の写真のページを開いたガイドブックが窓口に掲げてあった!「ここ、ここ! ここに行きたいんです」と職員さんに訴えると『待ってました』とばかりに地図をくれた。「一番上まで上がったらカフェがありますよ。今日はやってます」とも。やったー!
お礼を言って走り出したものの、このmapがまた曲者で…。
縮尺かなりアバウト、目印の店舗にも偏りが…おそらく地元の方は馴染みのあるスーパーなんだろうけど、もっとでっかいとかイオンとかあるやん💦書いといて~(;^_^A)
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交差点の名前と、信号の数を照らし合わせて入った細い道を、不安に駆られながら進む。すると突然目の前に見渡す限りの茶畑が広がった!
そして、展望所からは茶畑の向こうに、八女市街はもちろんのこと翌日に予定している柳川や有明海まで一望できた。案内板によると、吉野ケ里遺跡まで見えるらしい。
親切に教えて頂いたカフェで休憩。目の前で採れたという八女茶が美味しい。開いてて良かった。ありがとう。
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地元神社に奉納 3日間だけのスゴイ舞台
翌日、もう一度【茶のくに観光案内所】に車を停める。
今度は併設の物産館、同じ敷地内の伝統工芸館、民俗資料館がお目当て。ずら~っと並ぶ様々な茶園の多数の銘茶から、迷いに迷ってお土産の玉露を購入。うふふ。私が聞いたところでは、【矢部屋 許斐本家】【星野製茶園】がお薦めらしい。
続いて伝統工芸館、民俗資料館を見学。
ここで、館内に展示されている【八女福島の燈籠人形】に出会う。
その歴史は古く江戸時代に始まり、市内の福島八幡宮で毎年秋分の日の頃、3日間だけ演じられるからくり人形芝居。今も地元の保存会の皆さんが舞台設営から人形遣い、唄や三味線、太鼓のお囃子などすべて自分たちの手で上演されている。何よりすごいのは、その舞台だ。たったの一週間で【屋台】と呼ばれるこの舞台を神社境内に組み立てる。
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三層構造になっており下層には人形の下遣い、上層には囃子方が居並ぶ
ビデオで上演の様子が流れていたが、驚いたことに忠信狐の宙乗りまであり、境内に設えた満員の客席は、拍手喝采。大盛況である。
今は国の重要無形民俗文化財に指定されている(昭和52年指定)
《柳川》と言えば川下り
八女を後にして車を走らせること30分余り、第二の目的地、柳川に到着。
柳川も一度行ってみたいと思っていた土地で、ゆる~い感じの川下りと鰻を楽しみにしていた。がしかし、八女で遊び過ぎたか、地方にありがちな早じまいのせいか、柳川を行きかう舟は見当たらず。
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聞けば、その日は2時~3時で終了だそうで。(ネットで調べると夕方5時)
まぁ、当初の予定では、お昼12時頃に着くと思っていたので大遅刻ではあるので諦めよう。
もう一方のお楽しみをじっくりと満喫。
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楽しみを次に残して…
柳川の川下り、八女福島の灯篭人形の神社での奉納上演。ちょうど秋のお彼岸の頃なら、気候も良く川下りも最高じゃない?!
また直ぐ来れるよね…と話して友と別れた。
でも思ったより帰りの道のりは、長かった(´;ω;`)ウッ…
お土産の八女茶を飲みつつ、『いつかまた、行こう』と心に誓う。
そして、宿にあったコレ。めっちゃ欲しい!
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今回、あまりの忙しさで投稿が遅れてしまった。令和6年1月の旅。