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宮城県 松島や あぁ松島や松島や

東北6県の最初は

3.11の震災以来、殊更に遠く感じるようになってしまった東北地方。
物見遊山で足を踏み入れることに躊躇するというか…。
でも毎年、この日が近づくとメディアでは目にすることが増え、「みんな遊びに行きましょう!」的なことが言われます。自分の中で折り合いがついたので、「よし。今月は東北へ行こう!」と。
まあ、そうは言っても期末の三月はバタバタと忙しくて、新幹線で行きやすい仙台~松島に決定。さすがに仙台は何度も訪問したことがあり、実は若かりし頃に、松島の遊覧船には乗った記憶がある。ただその時は、仙台の友人宅を根城に、友人の旦那さんに車でぴゅーっと連れて行ってもらったので、道中の記憶はなく。(なんなら島巡りの記憶もほぼ皆無(;^_^A)
《初めての》仙谷線と松島の温泉♨の旅に出る。

駅名にもいるゾ、おむすび丸! (調べたら”お”は要らないのね💦)
自動で開かない電車のドア 今の時期はもちろん冷房はしていません 

ホームに降り立った途端!寒さに震えました~。ああ、ここは東北。冬の寒さは厳しいのだ、と実感。

さすが国宝 瑞巌寺

松島海岸駅から道中のお店の誘惑に負けなければ、徒歩10分もかからない。正式名称「松島青龍山瑞巌円福寺」は、縁起を遡ると平安時代に創建された天台宗のお寺で、長い歴史の中で改宗や改名を重ね、一時は衰退の途を辿っていたが、仙台藩祖・伊達政宗公が菩提寺としてと復興する。諸国から名工を集め、建材は熊野山から取り寄せるなど贅を尽くし、5年の歳月をかけて再興。すばらしい襖絵や障壁画、梁の彫刻などを備える本堂と庫裡は、どちらも国宝。近年「平成の大修理」を終えて精巧な復元模写が彩り鮮やかに建て込まれている。本堂内を見学して期待以上の荘厳さにとても感動した。
模写には賛否両論あるかと思うが、当時の色遣いや景色を体験できるのは貴重だし、なんなら政宗公の息遣いが聞こえてきそうな感さえある。やっぱり【国宝】は一見の価値ありだ、と思った。
…もしかして私って、【国宝】好き?なのかも。物も人も(笑)
残念ながら撮影禁止なので堂内の写真は無い。お庭の臥龍梅の写真を。

政宗が朝鮮から持ち帰ったとされる紅白の梅 もう少しで満開 (例年より遅め)

瑞巌寺の参道を海岸の方へ向かうと、このような標識を発見。

この後、様々な場所で似たような標があった
標識の地点から、海側を望む 
その地点でお寺の方を振り返る 

お寺を背にして立っていると、海岸から押し寄せる津波を、政宗公がここで押し戻したような、そんな気持ちになって来る。

あいにくのお天気で、雨がみぞれ交じりになり、雪へと変わりそうだったので、参道の美味しそうな焼がきやスルメイカを尻目に、早めにホテルへと避難した。

ネットの写真で興味津々 これどうなってんの?

松島近辺の情報を検索していて、一番気になったのが、ここ「馬の背」
名称としては、馬の背骨のように両側が切り立った断崖を現していて、山の用語では至る所で使われている。ちょっとググってみると、神戸市の須磨アルプス、北アルプスの奥穂高岳、鳥取砂丘やスキーコース、釣り用語としても使われる。ただ、最近話題になっているのは、ここ松島の利府町「天然の桟橋 馬の背」らしく、トップに挙げたような写真がたーくさん出て来る。(最近、某アイドルグループのメンバーがTV番組で歩いたそうで、以来、追っかけのファンの来訪が急増しているとか)
小さな大冒険を掲げる私には、ちょうど良いくらい?の危険度。実際に歩いてみると、かなり怖かったです(;'∀') とても風の強い日で、うっかり足下を掬われたら海に転落するのではないかという恐怖。(尤もそんなに体重軽くはないんだけれども) 道幅もそこそこあるが、強風が来ると思わずしゃがみこんでしまった💦

ここをずーっと歩いて渡る 先端まで5分ほどかかったかな?
恐る恐る手を伸ばして崖下の海を撮影 吸い込まれそう

でも目線を上げて周囲を見渡せば、こんな松島らしい景色も

いわゆる松島の海の眺め
美しい岩肌

ドキドキしながら渡って、戻って、大満足。晴れた日の明るい時間に行くのが安心です。一人じゃない方がさらに安心。
すぐ近くの道路までタクシーやマイカーで行けるのだが、駐車場がなく、恐らく路駐が問題になっているのだろう、絶賛、駐車場設営中でした。工事用のダンプカーが行きかう中、私は歩いて陸前浜田駅へ。歩いてる人は誰も居らず、小鳥の声だけがして、きっと大勢でバードウオッチングなら楽しいだろうに、と思う。20分以上歩いて駅に着いたが無人駅。とりあえず公衆トイレがあって助かりました~。

ガラス美術館 クリスタルは好き

藤田喬平ガラス美術館にもちょっと立ち寄り。

ヴェニス花瓶  藤田喬平
勇気をもらえる言葉たち

やっぱりコレ食べないと!

ホテルのご馳走は本当に美味しく堪能したのだが、外に牡蠣小屋がいっぱいあるせいか、牡蠣料理はフレンチ風の一品しか出ず。思わず翌日は、こちらのお店へ。

牡蠣食べ放題もあるのだが、欲張りな私はホタテも烏賊も捨てがたく(笑)
ホテルラウンジのソファーで発見 
帰宅して写真を娘に見せたら「あー! コレ私がずっと欲しかったヤツ~」 え!?

今月も少々、投稿が遅れてしまった。令和6年3月の旅。

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