お気に入りの宝物
毎日を生活していく上で、身の回りのものを全部好きなもので揃えることが、私のルールになっている。
ルールというか、それがいちばん私にとって大切なことだって気づいたんだ。
今までいろんな物を"安い"という理由で、
とにかく買い漁っていた。
買い物に出掛けては、
わぁ！可愛い！しかも安い！でお会計。
家に帰ってしばらく使うものの、一年たりとも手元に残っていた記憶はない。
これは、私の飽き性という性格が絡んでいるのかもしれないし、物を大切にできないただの浪費家と思われる可能性があるなぁ…
まぁ、確かにその部分も多かった。
多かった←(いまや過去形)
このままじゃ駄目だなって気づけたのは、
いろんな本や雑誌や、私が尊敬する方々の考え方の影響がほとんど…なんだけど。
その中でも、、、櫛の影響が大きい。
実は今まで、櫛といったら100均でいいわっていうくらいいつも間に合わせで買っていた。
今まで何回か櫛を購入してきたけれど、
いま手元にあるものはひとつもない。
結局、間に合わせで買った物だから愛着が湧かないし、使うときもただそこにあるからって理由で使っていた。その時の気持ちがとても嫌だった。物に対しての敬意というか…そういうのが湧いてこなかったのは紛れもない事実だった。
それから私は、相棒となる櫛に出会った。
✨Officine Universelle Buly ✨
マルチカラーでレインボーなのだ。
澄みきった空へかざすとキラキラ輝く特典付き。名前も刻印して頂いて…
世界に一つしかない自分の為だけの櫛。
値段は少々張るんだけれど、それ以上に価値がある。私は毎日の髪をとかす時間・瞬間がこの櫛のお陰で楽しくなった。
胸ポケットにそっとケースごと忍ばせて、髪が乱れたりしたらサササっと整える。
値段ではなく、いかに人の心を満たしてくれるか、それによって満たされるか。
今まではとにかく安さ命で物を選んでいたけれど、気持ちを高めてくれるものを身につけることは、生活していく上で、必要不可欠なことだと学んだ。
人生一度きりで、明日死ぬかもしれないこの日常の中でお気に入りのものに囲まれて生きていたい。
私の中の切なる願いと想い。