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【香港99日間 #19】香港のコンセント事情〜電圧が高いので注意!!
海外に来たときに少し不安なのが自分が持ち込んだ家電や電子機器が使えるかどうかです。スマートフォンが充電できない・・・となったら困りますよね。
香港の場合はイギリスやシンガポールと同じBFタイプで電圧は220Vです。日本で使っているものはそのままでは使えませんし、万が一誤って日本の電化製品を挿そうとすると動かないだけでなく、大電流が流れて感電や火災になりかねませんので注意する必要があります。
・・・とここまでは様々なところに書かれていますが、あまり知られていない注意点や豆知識を含めて書いていきたいと思います。
香港の場合にはコンセントはタイプがBFで電圧は220Vです。したがって「電圧」と「形状」に注意すれば大丈夫です。
香港のコンセントの電圧は日本よりも高い
日本のコンセントは電圧が100Vであるのに対して香港のコンセントは220Vです。
例えば、日本で購入したドライヤーは100Vで動くように設計されていますので、そのまま電圧が220Vの香港で使おうとすると、大事故になりかねません。おそらく大電流が流れて、ドライヤーの電熱線がスパークし、ホテルのブレーカーが落ちて迷惑をかけかねません。最悪、感電して命を落としかねません。
一方でスマートフォンの充電器はコンセントの形状さえ合えばそのまま使えます。そのまま使えるものと、そうでないものをどの用に見分ければよいのでしょうか。
実は最近の充電器はとても賢く、どのような電圧が来ても正常に動くように設計されています。ただし100%の充電器が使えるかというとそうではありませんので念のため確認が必要です。充電器にはどの範囲の電圧に対応しているか小さな文字で書かれています。下の写真はUSB充電器ですが、INPUT AC 100-240Vと書かれていますね?つまり香港の220Vに対応しているということが分かります。
日本の100Vにしか対応していない、もしくは表記が書いていない場合にはそのままでは絶対に使用してはダメです。おそらく充電器が吹き飛びます!
![](https://assets.st-note.com/img/1694332353114-s8TfOI23Kp.jpg?width=1200)
逆に電化製品などはほとんど対応していません。持ち込む可能性がある電化製品の例としては、ドライヤー、電気ケトル、炊飯器あたりでしょうか。もし、どうしても日本の100Vにしか対応していな電化製品を使いたいのであれば、変圧器(=トランス)を間に入れる必要があります。これらは電圧を変換してくれます。ただし、変圧器が何ワットの電化製品まで使えるか書いてあるのでチェックする必要があります。
香港のコンセントの形状
香港のコンセントの形状は日本のコンセントよりも幅広で端子が三つですので変換する必要があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1694331824298-nJcUDP7FGE.jpg?width=1200)
私が宿泊しているホテルに備え付けの電気ケトルもこのように足が3ついていて、日本のコンセントと全然形状がちがいますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1694332872798-AlAsIKm62Y.jpg?width=1200)
BFタイプに変換する変換プラグを購入して持っていくと良いでしょう。私は変換プラグを日本から持っていったのですが、不足したので重慶大厦で売られていたものを購入しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1694331919612-0hdfnpQ6X9.jpg?width=1200)
香港のコンセントを使用する場合の注意点
変換プラグの端子は3本すべて立てる
注意したいのが、マルチタイプの変換プラグです。かならず3本目すべての端子を立てた状態にしてください。そうしないと差し込めない構造になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1694333034881-amy6OF9flX.jpg?width=1200)
何故かというと、香港のコンセントは2本は電圧が来ていますが、1本はアースです。電圧が高いため、何か家電側でトラブルが合ったときにアースが接続されていると、アースに電流が流れ人体には影響がないようになっています。実はこのアースが差し込まれていないと、電圧が来ている2本の端子が差し込めないようになっています。小さなお子さんが誤って金属などを差し込むのも防いでくれます。安心設計ですね。
使用前にスイッチをいれる
日本のコンセントと異なり、香港のコンセントにはスイッチがついています。多くの場合、下に倒すとオン、上に倒すとオフになります。使用前にオンにするのを忘れないようにしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1694333419530-k1QShp5uWm.jpg?width=1200)
プラグにヒューズがついている
電圧が220Vと高いため、事故が無いようにプラグ側にヒューズがついています。建物が密集していて火災が起こると大変だからでしょう。もしホテル備え付けの家電が動かない、というときにはヒューズが切れていることがありますので、ホテルの人に相談しましょう。何か家電側に問題があってヒューズが切れているのでくれぐれも自分で交換してみようとは思わないようにしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1694333606069-RmtZKzOwPI.jpg?width=1200)
シェーバ用コンセントは使わない
このコンセントはヨーロッパで見かけるコンセントですが、シェーバー用のコンセントです。シェーバーは水に濡れる可能性があるので、あまり大きな電流が流れないように作られているコンセントです。水がかかる可能性がある場所に設置されているコンセントということもあるので、スマホの充電などには使わないようにしましょう。日本で購入するシェーバーはほとんどが充電式で海外対応の物が多いので使うことは無いと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1694333787293-6CelgBMdhl.jpg?width=1200)
電圧が220Vとか危なくないの?
はい、危ないです。日本のコンセントの電圧が100Vになったのは、万が一感電しても危険が少ないように考えられているからだそうです。100Vでは身体が濡れていない限り、殆どの場合には怪我をすることはないですが、220Vの電圧に触れてしまうと、ほぼ間違いなく感電して大怪我をしますので、以下のことは守るようにしましょう。
コンセントはしっかり置くまで差し込む
抜くときはコードを引っ張らない
電線がむき出しになっていたら絶対に触らない
ドライヤーを使うときは髪や身体をしっかり拭き、水気のあるところで使用しない
電気ケトルの端子に水をかけない。万が一かかってしまった場合はコンセントを抜き、拭き取り乾燥させる
使用していないコンセントのスイッチをOFFにしておく
※実は日本の住宅でも200Vの電圧が使われているケースがあります。特に大きな電力を使用するエアコンやIHクッキングヒーターなどです。私たちがコンセントそのものを見ることがないので、気づかないだけです。
聽日見!