千の言葉を尽くしても
人に、ある感慨をもよおさせる、そのもの独特の味わい。
また、物事に触れて起こるさまざまな感慨。
それを『情緒』と呼ぶ。
感じる場所は、脳の扁桃体
ですから、誰にでもあるわけです。
しかし『情緒』に気づけない人がいるらしい。
それは
透きとおった水滴の世界や
自分を忘れるほどの 果てしない空
桜や 落ち葉が 舞い散るさま
誰のかもわからない 古い記憶
傷をいやす 暖かい風
月夜に 死 を想うとき
あの日の風景を 大切 と想うとき
そんな様々なところに横たわっているのに
『情緒』は あまりに静謐で無口なので
そっと
独りで集中しないと
なかなか見つけられないようです
声をあげるより
まずは 味わう、というひとときも大切に。
遊戯芸術療法をやっています。
よろしくお願いします。
こちらもよろしくお願いします。