【短歌】甘っちょろい動物愛護の人が言う 猫が好きです癒されますよね
ブラック短歌まつり開催中です。
実家を出て2年目からずっと猫と暮らしています。
全部保護猫です。
引越で置いてかれた成猫、野良の子猫、捨てられた子猫、病気が辛くて自分から来た老猫、迷子の子猫。
その中には、脳障害、腎臓病、エイズキャリア、エイズと白血病のダブルキャリアなどなど、ハンデを抱えた猫が何匹も居ました。
個人でやっていることなので誰の助けもなく、重い病気を発症するたびに病院に通ったり入院させたり、高いサプリメントやフードを取り寄せたり自家点滴したり。
仕事に行かなくては医療費が作れない。仕事に行くと猫の看護ができない。いつもこのジレンマと戦っている。
これだけ頑張っても病気を持った猫の寿命は5年から10年くらいです。
猫を看取るたびに財産も失い、それでも働いて猫とともに生きている。
そういう人生を送ってきたので、安易に「猫ってかわいいでしょう。癒されるよね」なんて言う人に出会うと、殺意がわきます。
猫を保護するのはかわいいからじゃない。
助けを求める声がわたしには聞こえてしまう。
だから、耳を塞ぐという選択肢がないだけだ。