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日本人の英語感覚 - なぜ "Let's cooking" と言えるのか?

先日、髪を切ってもらいながら置かれた雑誌を何気なく読んでいたら、"Let's cooking" という文字が目に留まった

"Let's cooking" …

英語に少し馴染みのある人間なら、きっとこの表現には違和感を覚えるだろう

正しくは "Let's cook". 英語文法として Let's のあとは 動詞の原型がくる。これはもう文法としての決まり。

雑誌の編集者は誰も気が付かなかったのか…。それとも わかっていて敢えて、"cooking" と書いているのか…

でも「行きましょう!」の "Let's go" レッツゴーは、日本人にもかなり馴染みのあるフレーズのはずで、"Let's going" と言われたら、ちょっと違和感を感じる人も少なくないはずだ。

にも関わらず、"Let's cooking" はなぜか成立してしまう…?

ちょっと不思議な日本人の英語感覚。

きっと "Let's" を「〜しよう」という日本語に当てはめて考えているのだと思われる。「料理をする」という日本語をそのまま当てはめて、"cooking をする" →" Let's cooking."

でも日本語で「行くをする(しよう)」とは まず言わない。しかし、"Let's go" は「行きましょう!」と訳されるので、"let's" は「〜をしよう」という訳だと誤解されているのだと思われる

ちなみに、"let's" は "let us" の省略形。





 

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