若手の育成をやってみて感じた『イケてない大人』の存在
普段は会社員として働きながら運動が苦手な子どもにバドミントンを教えたりしています!
現在BBSという法務省の直轄のボランティア団体で、若手を育成するためにあれやこれやとやっています。具体的には企画運営を任せたりしています。企画を任せる事は大事だなと思っています。
そういう事をやってみて感じたのは、まずは若い子達は思ったより素直だなと。コミュニケーションの取り方等課題はあるけど、こちらが若いスタッフに向き合う姿勢を見せる事ができれば話しを聞いてくれると感じました。
一方で、結構な割合の大人がやっているのが、『ネガティブな部分ばかり強調するor良い部分しか見ない』の2択に走る傾向が強い事がわかってきました。
人間なので、いい部分もあれば悪い部分もあります。行動力のあるスタッフは特にその部分が極端に振れているケースが多いです。そういう若い子の見方が、面白いぐらいに真っ二つになっているケースが多いです。
『この子はトラブルを起こす可能性が高い』『こういう奴はすぐに飽きて辞める』等のネガティブな部分を強調する人か、『この子は招来有望だ!』『こういうタイプにはいろんな企画を任せよう!』みたいに勝手に持ち上げて結果として若い芽を潰すタイプが。この2つに分かれがちになります。
行動力のあるタイプの若いスタッフは貴重なので、どの団体に入っても最初は重宝されます。ただ、育て方を知らない大人と関わると悲惨な末路を辿ることが多いです、
ちなみに『最近の若いやつは』という言葉を使う指導者は3流以下だと思っています。紀元前から使われている言葉を、未だに使うことの意味が一ミリも理解できないです。
自分はまず、若いスタッフのいい部分と悪い部分の両方を分析します。そして、そのスタッフに『自分の欠点はどこだと思うか?』と質問をします。だいたいの若いスタッフは客観的に自分の缺点を見れているケースが多いです。その話しをベースに、どうしたらその欠点を補えるかを考えます。そうすることでリスクを最小限に抑える努力をします。
あとは、上手くいかないことを前提として関わる事も大事だなと思いました。期待していた新人が上手く育たないなんていうのはよくある話しだし、そこでイチイチイライラしていたら話しにならないです。まぁ、自分もイライラすることは多いですが。(笑)
若い人を育てるのは根気がいる作業です。そこを踏まえた上でやらないと、誰もハッピーにはなれないです。
組織の存続のためにいろいろと試行錯誤をしていますが、どうやったら人材育成が上手くいくかは死ぬまで考えつづけることになるんだろうなど思う今日この頃です。