SBGは、最高値を更新したがっている
ベルモットです。Twitterではいつも大変お世話になっております。
先週末のSBG株価は、終値で10,635円と、終値最高値を更新しましたので、記念と言ってはあれですが、今の自分の想いを伝えるために、久しぶりにnoteを綴ってみようとおもいます。
2021年大発会から3月12日(金)までのチャート
以下をご覧ください。今年だけのチャートを切り取ったものです。
年初来30%超えています。
疲れた方は今年、あがりでもいいと思います。単年度としては、十分な成績です。私は言うまでもなく、引き続きドラマを観に行きます。永遠に。
ざっくり言って右肩上がりですが、その間には結構いろいろなドラマがあり、以下のように分けて考えるとなかなか興味深いです。
①ジャックマーがいない!ビットコインも逆回転!米国長期金利1%台でバリュー株物色始まる。が、SBG株価は我慢した。
1月初めから中旬にかけては、下げ圧力強めでしたが、なんとか横ばいに踏ん張っていた印象です。
今年の大発会の株価は、昨年末の大納会の8,058円から少し下落し、8,008円で始まりました。
当時、緊急事態宣言発令懸念により日経平均も一時400円程度下げなど不安定な相場で、アリババ創業者のジャックマーが行方不明だというニュースも出ていました。
米国が中国の通信会社の締め出しを急遽撤回したり、また別の中国銘柄を締め出す話が出たりと、様々な憶測に振り回される展開になりました。
さらには、2020年後半から勢いよくチャートを伸ばしていたビットコインも、急激な逆回転を始めていたことで、相場環境がやや不安定な状況でした。
やがて、米国民主党の政策を織り込み米国長期金利1%台に。バリュー銘柄の物色が本格化し、日経平均が眠りを覚ましたかのように、強さを見せ始めます。
SBGはというと、DiDi,Coupang,Tokopedia,Sofiなどのビジョンファンドの有力銘柄の上場が近くありそうな報道がされるとともに、既発債償還目的のハイブリッド債1000億発行、またUBER株を2100億円分ほど一部売却するなど財務面の調整的な動きがありました。
➁日経平均の追い風、ジャックマーオンライン登場でBABAも追い風!
1月中旬からは、とにかく日経が強かった。UBER、レモネード等、SVF銘柄好調により、SBG株価も高反応でしたね。
途中で、米国がBABAのブラックリスト入を撤回したこともあり、BABAの株価も切り返してきました。その数日後、ジャック・マーがオンラインで登場し香港株価暴騰します。
そして、バイデンがめでたく(?)米国大統領に就任、演説をされ、NASDAQはネットフリックスを筆頭に好決算を出して勢いづき、大型ハイテクがすべて好調でした。
1月20日頃に、GMクルーズとMicrosoftの提携が発表される等、ソフトバンクグループの郡戦略がわかりやすい形で光りました。しかし・・・
③ロビンフッターとプロのいびつな抗争劇に巻き込まれました。
1月25日頃から、ゲームストップ株など、米国ロビンフッター大暴れの不自然な相場が形成されます。
最初はSBGの株価は安定していたものの、その数日後に、米国ロビンフッターがヘッジファンドを一時的にぼこぼこにしちゃったりして、ついにナスダックが逆回転を始めます。半導体関連銘柄も弱くなり、ついには、ロビンフットそのものが売買停止を決行し相場を歪める個人マネーを抑制にかかります。日経もSBGも下落し、年初来ギリギリ+のところまで抑え込まれ、1月を終えます。
ここからがすごかった。
④2月に入り、決算期待で怒涛の8連騰
まず、米国市場の一時的な歪みを跳ね除けるかのように、日経平均が爆上げしました。ZOZO好決算でSBGも勢い付き。米国市場大幅反発、アマゾンを筆頭にGAFAも異次元の好決算をたたき出し、そこからBABA、SBKKの上方修正と、関連銘柄が怒涛の勢いで好決算を出していきます。
ここらへんで、米国長期金利上昇とS&P500最高値更新が同時に起こるやや違和感のある相場展開となり、そんななか、ビジョンファンド銘柄のAuto1 IPOが無事に成功します。
そして、SBG3Q決算。3兆円超の利益で東証の歴代記録更新。株価は一気に1万円を超えていきました。
その後も、ナスダック最高値更新から、SVF関連銘柄も順調に含み益を乗せ、2月中旬ごろにはCoupangのIPOが決まったという報道がされます。
このあたりでも日経平均の値嵩株が強い。ファストリとSBGが相場を引っ張る形となりました。
しかしここから、長期金利が不安定な相場を引き起こします。
④意地でも1万円台は譲らねえ
2月下旬から、米国市場はやや不穏な空気が流れます。長期金利の急激な上昇です。SBGも当然、煽りを受けました。
しかし、個人的に、このあたりの株価形成は本当に感動もんでした。
2月中旬から20日くらいまではファストリやSBGは本当に強く、米国市場の調整をはねのけるかのような動きを演じていました。
しかし、2月24日、米国長期金利継続して上昇により、ついにハイテクグロース株から資金が離れ始めます。そこから2月末にかけて、ナスダックは下げ続け、ついには日経も月末に暴落しました。SBGも4桁台に逆戻り。
3月に入り、米国では200兆円規模の経済対策が可決されましたが、ナスダックの反転は弱く、横ばいを続けています。
そんななか、SBGはコンパスIPO、Coupang公募仮条件設定など進捗が報道される一方で、グリーンシルCへの出資15億ドルに大幅減損処理の報道、さらには、経営破綻、4億ドル規模の融資もしていた事実が発覚。
その後も、長期金利は上昇し続け、ナスダックは相変わらず不安定で、金融関連銘柄やビットコインが爆上げする相場になっています。
SBGも、何度も何度も9,000円の沼にハマりかけましたが、何度も何度も1万円超を演じてみせ、自社株買いディフェンスもあるでしょうが、SBG株主の上場来高値への期待が感じられました。
3/11、Coupang 公募35$と、事前予想レンジを2段階上回る好条件でIPOを迎え、初日の終値は49㌦と大成功に終わりSBG&SVF持分3兆円前後になりました。この事実でSBG株価は、終値高値の10,635円をたたき出しました。
終わりに
3/14現在、Grab合併やCompassのIPO報道が出てきています。1万円前後のレンジをやや長めに形成しており、これからまだまだ上を狙っていく気合を感じています。
Coupang IPOがとりあえず成功に終わり、大きな材料はいったん出尽くしのようにも見えますし、NAVと株価の乖離も徐々になくなってきています。
米国長期金利も一時的なのか、しばらく続くのかも不明確であり、ナスダックが今後どのように向かうのかも定かではありません。
しかし、SBGの快進撃は、まだまだこれからです。ビジョンファンド関連の金の卵が続々と生まれていき、自社株買いも、5,000億円程度残されています。
3月末には、2021年3月期の決算数値が確定されることになり、純利益5兆円越えはほぼ確実な展開になっていることでしょう。
長期はもちろんのこと、短期的にも期待できる、面白い展開だと思います。引き続き、SBG株主として、激しいドラマをウォッチしていきたいと思います。
最後に、念のため。投資判断は、あくまで自己責任でお願いします。