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Amazonに感じている何か

通販サイトと言えば昔は楽天をよく使っていて、そのうちAmazonをよく使うようになりました。

が、ここのところAmazonを見てもなかなか購買意欲がそそられなんですね。
なぜか。

選択肢は間違いなく増えている

おそらく10年前に比べて選択肢は増えている。しかも安い。
しかし、良くみてみると見慣れないブランドばかりなのです。
 
さすがに食品関係や書籍は少ないですが、PC関連や家電の分野ではとにかく聞いたこともないようなメーカーの製品がゴマンと出てきます。安いはいいが、商品紹介の写真を見ると、違和感のある漢字や子供でも間違えないような得体の知れない誤字があったり、怪しさと胡散臭さを満喫できます。

さらに、ブランドをネット検索してもどこが本拠のメーカーなのかわかりません。
こういった製品は、大抵中国の物だと言われています。その中国のマーケットはこんなマーケットなんですね。

自己責任の自覚を持たねば

旧来の白物家電はともかく、ドローンやジンバルといった最近登場したような製品では日本メーカーの姿はほぼ皆無、日本どころか中国以外のメーカーの製品も目にすることは皆無と行っていい状態です。

つまり欲しければ中国製品から選ばなければならないということになります。このまま行くと、おそらくあと数年もすれば他の家電も同じような状態になるのではないかと心配になります。

もともと、日本人の品質へのこだわりは異常と言われてきました。しかも国際的に見れば所得が伸びていないのに細かいところまでうるさいのだから、売手は儲かるはずがありません。結局、最終的には安価な中国製品に市場を席巻されるようになり、消費者も次第にあちらの考え方に近いマインドが求められるようになることでしょう。
つまりはよく見て、よく調べて買うこと。万が一健康被害があっても、財産を失っても誰も助けてくれません。

消費者優位の時代は終わる?

日本の消費者優位の考え方は素晴らしいと言えば素晴らしいのですが、大規模なメーカーと弱者である消費者というのが前提にあって、製造者責任などの制度が成り立っています。小規模で売り逃げ的なサプライヤーと軒先を貸してるだけだから知らぬ存ぜぬなネット通販サイトの登場は、これらを前提から覆すもの。かといって公的機関は絶対に責任を取ってくれないですから消費者が最終的に責任を取ることになるのは自明です。

とはいえ、かつての日本でもこんな歌があったわけですから、昔に戻っただけなのかも知れません。
ガラクタを量産するようなイケイケ経済が果たしてSDG'sの時代に通用するかは分かりませんが。いや、通用しないことに一縷の望みをかけたい気持ちです。

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