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住宅業界の闇を切る!その住宅価格は適性価格ですか?何十年も前からですがしつこく追及します

家は電化製品や車と同じ工場で作られる工業製品ではありません。
1棟1棟住まい手に合わせて作る家内工業的な手作り作業の集まりです。
そして、家を建てる目的は、その家に住む事で、今より健康で快適に暮せて家族が幸せになることです。

工業製品は日本のどこで買っても姿形、性能、価格ほとんど同じです。
しかし、家は同じ間取りで同じ材料を使っても施工する住宅会社によって何百万円も違いが出てきます。
住宅価格は、材料費、専門業者の外注費、住宅会社の利益によって、決まります。
 
家づくりの考え方としては、ハウスメーカーや地域の住宅会社とは全く考え方が違います。
一般の住宅会社は、自社の都合で決めた仕様や価格で家を販売する物売りです。(商品と言う考え方)

私は、建て主さんが最終的に決めた仕様や価格で家を作る物づくりです。
建築家や大工と建てる原価公開住宅、原価建築、ムダゼロ建築で夢のマイホーム実現です。
建て主はお客様ではなく夢の実現に向けて同じ目的を持った同志・パートナーであり私たちは建て主の代理だと考えてください。

商品を売って利益を出すのではなく、建て主さんの希望を聞きそれを実現させる為のサポートやアドバイスをしながら家を完成させるというサービス業です。
 こっちの方が私には合っています。
(自社の商品を売っている姿が想像できない。)

この考え方があるから、全ての本当の事実を正直に伝える事ができるのです。
一般的な住宅会社は都合のいいところだけしか言いませんからね。
家づくりという夢の実現に向けて一つ一つ話し合い、一緒に考えあなたにとって一番良い方法で家を作るお手伝いをしたいと真剣に思っています。
  
相談後の聞き取りからプランニング、基本設計から施工まで一貫したトータルサポートが私の会社の仕事です。日本でも珍しい会社です。
建て主さんが欲しい家を希望の金額で手に入れることが出来た対価としての報酬を適正にいただきます。予算の15%~20%が成功報酬です。

ですから、住宅業界のタブーとされている原価と利益をキッチリ分けた透明性の高い見積書を出す事が出来るのです。
 今は住宅価格を坪単価○○万円という表示の仕方の会社が多くなっています。
しかし、住宅価格は、間取り、使う材料、敷地条件、敷地廻りの状況、希望条件、モジュール、がちゃんと決まらなければ、正確には出せません。

ですから、一概にいくらですよと言う事は言えないのです。ローコストメーカーが必ず本体価格○○万円という価格で安さをPRしていますが、全く参考になりません。
あのような坪単価表示には、惑わされないようにしてください。
建築費は建て主であるあなたが決めるものです。

無理な借り入れは止めてゆとりある返済金額を考えて建築予算を決めてください。そうすれば無理なく家を建てる事ができます。
日本の家が高いと言われる原因は2重3重の下請け体制の中で発生する中間マージンと建材や資材の仕入れ・管理から職人の管理に至るまで、総合的に現場管理を行うことができなければ、様々な面でのコストが発生することになります。

作業工程のまずさは、度重なる工事予定の変更や遅延によって、大工や職人の「手待ち」(資材が到着しないための待ち時間)という膨大な無駄を生んできます。
工事の遅延は労務費の大幅な上昇をもたらすことになりまた、調達においては、メーカーから一時卸、販売店を経る間に中間マージンが発生し、資材の価格が割高になる要因になります。
 
こうした問題に加え、日本の住宅業界のもう一つの問題点としては、住宅会社、大手ハウメーカーや有名工務店の諸経費の高さが全体のコストを高くしています。予算の40%以上の会社も多いです。
この諸経費の高さが一番の問題と考えています。

例えば、
大手住宅会社の場合、会社が大きいばかりに、多くの費用が必要になります。

モデルハウスも全国に作り受注をします。
受注が多くなれば少人数では対応できず、多くの社員や営業マンを雇うことになります。
社員や営業マンが増えれば、受注棟数を歩や増やさなければ給料が払えません。
受注棟数を上げる為にさらに費用を掛けてテレビや新聞インターネット等で広告宣伝費をバンバン使います。

これらの費用は全て受注した人の建築資金から出ているのです。
全体の建築費の中の割合で、直接の工事費が57%住宅会社の経費が43%という愚かな家づくりは、価格だけが高い品質が悪い家の典型的な家づくりです。
 
住宅性能について
今建てられているほとんどの家は住み手の健康や住み心地に関して何も対策がなされていない、低性能な家です。
ある意味欠陥住宅です。 アルミサッシや新建材の使用で気密性能は昔の家と比べて格段に良くなりました。

しかしこの気密性能が良くなったことで、新しい問題も出てきました。
 
1・家の中に温度差(暖かい部屋と寒い部屋)があるため心臓麻痺でなくなる人が増えた。
2・湿気が室内にこもり窓に結露が付き、カビやダニが発生する原因になる。
3・ダニの死骸や生活上の埃が部屋に漂いその空気を吸って体調が悪くなる。
4・断熱性能が悪いので冷暖房費が多く掛かる。
5・壁の中に結露が発生し、柱や土台が腐る場合もある。
6・化学物質で作られるため有害な空気を吸い体調を崩す人がいる。(シックハウス)
 
これからの住まいは、家中がカラダに負担にならない適度な温度で熱帯夜でもぐっすり休めて、冬の台所も寒くなく、窓の結露やカビ・ダニとは無縁の生活ができなくてはいけません。

もちろん地球環境を壊さないように省エネ住宅だということは言うまでもありません。
25年程度で壊されゴミになる、低性能な家は作る価値がありません。
  
これからの住まいは、地球環境・省エネ・長寿命・健康・資産価値がある家、年月が経っても飽きない汚くならないデザイン、これらがキーワードです。

 住宅会社の利益(経費)について
家の価格については冒頭で説明したとおり、材料費、専門業者の外注費、住宅会社の利益で決まります。
そして材料費と専門業者の外注費は年間受注棟数の多いところが、安く仕入れ安く施工させています。
単純に考えれば、住宅メーカーさんの家が安くても良さそうですが、そうはいきません。
 
例えば、ざっくりした計算ですが、大手住宅メーカーさんの住宅が3000万円だったとします。
その内訳は、大きく分けて材料費と専門業者の外注費が57%の1710万円くらいです。
その金額に会社利益の43%の1290万円を上乗せして3000万円になります。

同じような住宅を粗利益の少ない工務店で建てた場合、材料費や人件費は高く材料費と専門業者の外注費が、1800万程度でしょう。そして、小さな工務店の利益が15%450万円を上乗せして住宅価格は2250万円になります。

この差額750万円。すごいでしょう!

なんと給料60万円の人の年収分が、粗利益が少ない工務店に依頼したほうが、得だと言えます。
ただ、お金が有り余っている方や全て住宅会社に任せたい方は大手住宅メーカーさんがいいのかも知れません。
  
健全な会社経営のための利益分だけを頂くのが価値ある家を建てるための基本です。

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