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家はハウメーカーの商品だから買う!それとも、工務店で注文住宅で建てるのがいいか?

家造りは、人生の中で最大の買い物と言われています。だから難しいの?

そんな大切な買い物を「あの手この手」の営業攻勢でお客様を夢心地にさせ、一時の気分の盛り上がりで安易に決めさせてしまうように追い込むことは良くないことだと考えます。

そのような意味からも、依頼しようと思う会社の見学会などには参加し、どのようなスタンスの建築業者なのかということをよく知ることも大切なことです。

また、完成見学会は実際に住まわれる家ですから、大きさや材質などの面でも現実的な建物がほとんどです。

その建物がどれくらいの価格で建てられたのかを知れば、「価格に対してどれくらい価値のある家」を造る建築業者なのかを理解しやすくなります。

もちろん、その価格には、どのようなものが含まれているかの確認は重要です。

地盤改良の有無、浄化槽なのか公共下水なのか、都市ガスなのかプロパンガスなのか、断熱材は?また構造材(柱や梁、土台など)はどのようなものが使用されているのか、などといった点をあらかじめピックアップして確認するようにしておくと、何度か見学をするうちに大体の価格がつかめるようになります。

もちろん、この方法もザックリとした価格の把握方法ですが、「坪単価」で判断するよりは実質的で確実です。また、その建築業者ですでに家を建てたOB施主宅を訪問する見学会でもお話を聞くといろいろ参考になります。

小規模の工務店では、年間に数棟しか建築しないところもあります。こういった小規模の工務店でも、良い家を造っているところは数はすくないですがないわけではないので見逃せません。

私の会社もこの小規模の工務店や設計事務所に属します。なので、至れり尽くせりといった営業はできませんが小さいから1棟1棟確実に心を込めて施工できます。

ただ、建築数の関係でなかなか見学会を開くことができないところが多いので、そのような場合には、いままでに建築したお宅を見学させてもらうと良いでしょう。

依頼する建築業者はたくさんあります。会社の規模は大きくても、不誠実な会社もあります。また逆に、小規模な会社でも、高い技術力をもち誠実な家造りをするところもあります。良い家を適切な価格で作るには、会社の規模は関係ないということですね。

■■■【建築ワンポイントアドバイス】

何事も正しい手順があるように家づくりも手順があります。
自分の価値観の違う業者の見学会に手足り次第に参加することは、違った価値観を押し付けられ営業トークに惑わされる場合がありますので、おススメできませんが、ここぞと思う業者の見学会には時期がきたら参加して、たくさんの家造りを見ることは大切です。

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