いたずら
ホストファミリーの子犬のいたずらが止まらない。若いから好奇心旺盛で、何でも興味がある。犬が寝るベットみたいなのがあるのだが、子犬が破りちぎる。誰も遊んでくれないでいると、そのストレスをそのベットに当たりまくる。結果ベットは破壊され、俺は毎朝そうじをするということになる。
ホストファミリーの方針で、なるべく犬がソファに座らないようにしつけしているのだが、俺が朝起きてリビングに行くと、かならずソファに座っている。でも、可愛いから、許してしまう。ばれたみたいな顔して自分のソファに戻る。それも可愛い。完全に俺は犬バカ。いや、バカだ。
犬が、
お父さんに言うなよって、俺を見つめる。
俺も、
分かったよって。(笑)
まぁ、しょうがない。ベットは破壊されていく。ソファで寝る。ホストファザーが新しいベットを買ってくる。壊す。その繰り替えし。無限ループ。
俺は掃除の無限ループ。朝起きたらかならず、ベット綿が散らばっている。ホストファザーが朝が早いので、その間には何もしないのだろう。俺が起きてくる間にいつもベット破りちらし、リビングにぶちまける。子犬だから、しょうがない。とにかく可愛いから仕方がない。
俺がお風呂からあがり、ドヤイヤーをかけ始めると、かならず俺の部屋にくる。毎回、かならず。来ない日はない。別に何をするわけでもなく、俺の頭を乾かすのを、首をかしげながら見つめる。可愛い。
俺は犬を飼ってしまったら、一生彼女ができないと思ってしまった。それでもいいかもしれない。
ある日ベットが何回も破壊されるので、ベットでなくシーツをホストファザーが買ってきた。これで彼らのいたずらがなくなるかと思ったら、ソファにおいてあるクッションを噛みちぎった。
何でも噛みちぎるモンスターになってしまったんだが、可愛い。
怒られている姿が可愛い。怒られている姿と表情がなんともたまらん。
とにかく可愛いんだ。
俺は犬を飼ってしまったら、ダメな人間だ。
犬が好きな人には、ヨーロッパはオススメ。ぜひ行ってほしい。
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