ねんどろいど改造やる
自創作の立体物が欲しくて、カスタムしやすいと聞くねんどろいどのことを思い出し、改造することにしました。
造形ド初心者です。
詳細な作り方は先人がnoteを出してくれているのでなんとか補間してもらえれば…と思います。
私のこのnoteは最低限(ド初心者向け)の流れの参考にはなるくらいの記事です。
準備
ねんどろいど フェイスメーカーで顔注文
作りたいキャラが既存なら同作品同作者似たキャラの流用でかなり済むと思うのですが、作るのがオリジナルキャラなので注文しました。
結果的には消してアクリル絵の具で描き直したのですが、それものちのち書きます。
あとこれを真っ先にやったおかげで「やっぱやーめた!」が出来なくなりました。あとは進むだけです。
ねんどろいどパーツ探し
・パーツ販売のサイトで探す
ほとんどがsold outですが、髪型別や服装別で分かれていて作品名とキャラ名も載っているのでここでアタリをつけられます。
通販とかメルカリで中古を探して購入
欠品とかパーツのみを都合よく出してる人いるかな~思いましたが、いなかったので髪型要員と服装要員のフルセット2点を中古で買いました。
それでも3200円と1600円だったのでまあ、いいか……。画像にある値段なぜか違うけどそれは知らん
しかし認知しているキャラに手を加えるのは、全くの無知よりも心の痛みが大きいですね。
塗料を買う
髪と服に使う塗料です
とりあえず白のサーフェイサーとつや消しクリアは必須みたいなので真っ先に買いました。そのあと髪と服の色選び。
サーフェイサーとトップコート、参考までに私が買ったのは
・Mr.ホワイトサーフェイサー1000
・プレミアムトップコート (つや消し) スプレー (コート材)
のスプレー缶タイプです。
そして髪と服の色ですね、これがまあちょっと大変でしたサイトの色見本見てもどれだけ信用すればいいかわからないので模型店に行ってサイトの色見本とスプレー缶のキャップ色両方を見て決めました。
作りたいオリジナルキャラがかなり緑がかった黒髪なので、Mr.カラーの濃緑色(中島系)にしました。そして服も悩みましたが黒でいいや~となり、Mr.カラーの黒(どちらもスプレー缶タイプ)を買いました。
パテとヘラとやすりを買う
髪型がかなり理想に近かったので色変えだけでいいやと思ってたんですが、注文したパーツが届くまでいかんせん長くて……「これ、妥協しちゃうの?」って悪魔のささやきがありまして……
タミヤの高密度エポキシパテとミネシマのヘラ3本セットを買いました。
あと百均のネイルアートコーナーでヘラに使えそうなもの(画像右端)を調達
デザインナイフ(画像左端)は家にありました。スクリーントーン用のやつです。スクリーントーンってもう遺物扱いでは?
やすり、紙やすりは
・120~1200番手(使ったのは240~1000あたり)
・金属やすり(円、半円、平)
で、画像右にあるのは
・ネイルアート用の小筆
です。顔のリペイントに使えました。
やすりと小筆どちらも百均商品です。
制作
髪の造形①(カット)
まずどこらへんを削るかマーカーで印をつけます。
黒髪なのもあってみづらいのですが、前髪2か所です。
予め使うねんどろいどの画像を引っ張ってきて、作りたいキャラに寄せるためにどこをどう削って・どこにどうパテを盛るか、を描き込んでメモ代わりにしておくと迷わなくて良いです。
そうしたらデザインナイフである程度髪を削ります。
インテークっぽい髪なのでその空き部分になりそうな箇所も削りました。
ある程度削ったら既存の顔をハメてバランスに気を付けましたが、やらなくとも結局パテ盛るのでなんとかなってたかもしれないです。
髪の造形②(パテ盛り)
少量を丸めて伸ばして盛って、ヘラで整えては少量盛って整えて…の繰り返しです。
タミヤエポパテはべた付くし肌にちょっと良くないかも~と聞いたので使い捨ての手袋を付けていました。
ただ、作業始めてから(混合してから)3時間くらい経つとべた付きが軽減するので、素手に移行しました。素手の方がやりやすいね、そりゃあね。
バランスを見るためにパテ盛りはマステを張って保護した顔を着けたまま作業しました。
顔のリペイント
パテの種類にもよりますが、硬化するまで1~2日ほどパテ作業できないので顔リペイントに着手します。と言いつつも
・パテ盛り→次の日顔下書き→パテ削り・盛り→顔塗り→パテ削り・盛り
な感じで交互で作業進めました。
ねんどろいどフェイスメーカーで注文した顔が左2つなんですけど
どっからどう見ても目のサイズと位置をミスっていて草
さてどうするか、塗装剥いでリペイントするか……となりまして、除光液とタミヤの溶剤ではがせなかったので紙やすり600番手でしゃこしゃこ削りました。
ただ、口元は注文したものそのままでも大丈夫そうだったので目のみ削りました。事故防止に口元はマステで保護してます。
結局顔を削るなら、フェイスメーカー使わずに安い顔パーツ買って使うのもかなりアリだと思います。フェイスメーカーの顔パーツは平べったい(プリントする関係なのか鼻がない)ので、既製品の方が形が良いです。
削りすぎると形状が変わってしまうと思うので、目が細かい600番手以上で根気よく削るのがおすすめです。ただ、少し粗目の400番手も使ったかもしれないです。荒い方が削りやすいからね…。
バランス見つつ、鉛筆で下書きをします。鏡を使って左右反転したものを見るとバランスが取りやすいと聞き、やってかなりよかったのでおすすめです。
アクリル絵の具です。薄く重ねる理由はミスったら終わりだと思ったからです。
最終的にやすりとかデザインナイフで絵具部分を削るって荒業が出来なくもないので多少のはみだしは大丈夫です。大丈夫でした。
なにより髪で隠れる部分は見えないので全然大丈夫です。これの場合右目の端とか。
乾いたらつや消しトップコートを吹いて顔おわりです。
髪の造形③(パテ削り)
顔のリペイントでちょろっと言ったんですけど、
・パテ盛り→パテ削り・盛り→パテ削り・盛り
の繰り返しです。
削りにつかうものは
・デザインナイフ
・紙やすり、スポンジやすり(240~800番手)
・あるとうれしいもの 乾いた筆
パテ、デザインナイフで「抉るように削る」のはたぶん難しいのですが、「削ぐように削る」のはサクサクいくので安心しました。
「最初に多めに盛れば1度の削りで済むのでは?」
と思うのですが、たぶんそうもいかないので2回は盛りました。まあたくさん削るの大変なので…。
髪の造形に関してざっと流れを書くと
①ナイフで削る
②やすりで削る(240~400番手)、乾いた筆で削りカスを落とす
③パテを盛る
④サーフェイサーを吹く(目止め)
⑤やすりで整える(600~1000番手)
⑥サーフェイサーを吹く(下地)
この中の①~③は2回くらい繰り返し、②~⑤も2回くらい繰り返しました。
画像は【顔のリペイント】に載っているので参考になれば…。
塗装
マスキング
塗装のために爪楊枝を刺しています。塗装用のクリップがついている棒も売っているみたいですが、爪楊枝やら竹串やら、百均のものでなんとかなる。
サフ吹き
髪も服も、Mr.ホワイトサーフェイサー1000を吹きます。
思いのほかスプレーは広がるので、塗装スペース無い人は外でやりましょう。あと換気をしましょう。
これはダンボールの簡易塗装スペース+ダンボールを重ねて作った塗装ベース なんとかなりました。
塗装
・服
タミヤカラーの手(筆)塗りです 深緑色
ちなみにズボンはそのまま使っちゃえ~と思ったので塗装なしです
・服マスキング
ここはね 好みだね…。
マスキングした上からシャツに黒スプレーで塗装と
髪の下部分に黒(完成したときに少し下部分が暗くなっていてほしいので、せっかく吹いた白サフを無きものにするために)塗装。
黒が乾いたら柄部分のマステは剝がしましょう。この後つや消しクリアを吹くので爪楊枝と肌保護のマステはそのままで…。
髪用の暗緑色(中島)のスプレー塗装は写真撮り忘れました
使用方法とサイトにある吹き方通りに吹きましょう。
室内でやって賃貸の白いフローリングが薄く緑色に色づいてしまいましたが、タミヤのアクリル塗料(溶剤)でふき取ることができます よかった ほんとうによかった
仕上げ
プレミアムトップコート (つや消し) スプレー (コート材)を服、髪共に吹きます。
乾かしてあらゆるマステやら爪楊枝やらを取って組み立てたら……
完成
やった~~~~~~~~~~!!!!!!!できた~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!
出来ました。ありがとうございました。
おわりに
色々粗はあるのですが、形になったことを喜びましょう。
前髪の造形が荒いですね。ゆるせゆるせ…。
一次創作のねんどろいどだあ…うれしいなあ…ねんどろ化した!ってことはもうこれ覇権ジャンル扱いしていいよな?いいよ!覇権ジャンルです!この子はモニター横に毎日鎮座しています。ちなみにこの子お名前は「タマキ」といいます、麻雀が好きです。なのでいろいろ麻雀牌が映り込んでいますよ。というかどれもこれも麻雀だらけだな。
というわけで大体の流れは記載できたと思います!足りない部分は…というかパテとかスプレー缶の使い方は説明書読んだりアクリル絵の具での顔面描きとかは先人のサイトを参考にしてもらえたらいいと思います!言ってしまえばこれ覚書ですね!でも何かしら参考になればうれしいです!
以上!閲覧ありがとうございました!