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髪を切ってきた時の話

髪を切って、カラーもしてきました。白髪がちらちらする年頃なんでカラーは欠かせません。20代から白髪はあったんで覚悟はしてましたが、やっぱり増えるもんだな…

現在通ってる美容室は去年の夏から行き始めたところ。以前通ってたお店の営業時間に合わせるのが難しくなってきたので、もう少し遅くまでやっているお店を近所で探しました。○ットペッパーは検索には便利だけど、利用するのは嫌なので電話かけて予約。初めて電話した時に応対してくれた池田さん(仮)という美容師さんが担当さんになりました。

池田さんが独立を考えてた時期に通い始めたようで、一年後の今夏に独立の為に退職されました。たかだか一年ですが、大して太い客でもない私の為に色々考えて施術して下さって感謝してます。最後の日、お世話になったお礼にお酒持って行ったんですが(酒好きはリサーチ済)、おもちゃをもらった子どものように喜んでいただけて、用意してよかったなーと思いました。

池田さんから退職の話があってから、これからどうするか考えて、お店は変えずに小林さん(仮)という後輩の美容師さんにお願いすることにしました。池田さんを追っかけるお客さんもいるだろうけど、(電車で一時間以上かかる大都会に開くそうで)仕事を終えた後で切ってもらってる今でもギリギリな私にはとても通いきれない。それにきっとお高いんでしょ? いやー無理無理。

そんな感じでこの度初めて小林さんに切ってもらう為にお店へ。まず切る前にカラーから。

池田さんの売りは「白髪に特化したカラー」。それ目当てで通ってたわけではないけれど、派手すぎず地味すぎない色を作ってもらって、きちんと白髪まで染めてもらってました。その薬のレシピは池田さんが残してくれているので、それを見ながらアシスタントの鈴木さん(仮)が用意するのですが、なんだか複雑らしく小林さんに確認してる。そんなに手が込んでるものなのか…詳しくないのでよくわからないけども。鈴木さんに塗ってもらって放置の後、洗い流し。その間、小林さんは他のお客さんのカットやらシャンプーやら忙しそう。

いよいよ小林さんに切ってもらう時間が来ました。私は太毛の多毛でショート。リクエストは「軽くして下さい」。小林さんは「ショートが得意」とのことなので何も心配してなかったんですが、切り始めに手が止まりました。どうしたのかと思ったら、他の人のカットラインに合わせて切るのはちょっと…とのこと。

そりゃそうだ、先輩のお客さんっていっても小林さんからすれば新規のお客さんと同じなわけで(参考になるのはカラーのレシピと前回のカット後の写真くらい)。なので「小林さんのいいように切って下さい、これからは小林さんにお願いするんで全然問題ないです」と言いました。そして安心した小林さんに容赦なく切られていきました。先輩のお客さんてだけで変に気を遣わせてしまってなんだか申し訳なかったです。一応家を出る前に鏡を見て池田さんにさよならは言ったしね、問題ない。

久々にこんなに切ったなというくらい沢山切っていただきました。確かに軽くなったけど、ちょっと切りすぎ?   でも初めての時は大目に見るようにしてます。お互い初めてで手探りだし、こっちも伝え方がうまくなかったな、次回はこう言おうとか反省点もあるし、ちょっとずつ擦り合わせていければいいかなと。カラーの薬についても、いつかは「小林さんの考える色でお願いします」と言う日が来るのかもしれない。寂しいけれども。

小林さんから聞いた話では、池田さん寂しいらしい。一人で切り盛りしてるお店だからそれはしょうがないよなーと思いました。仲良かった小林さんも多分寂しいし、私もちょっと寂しいし、なんかみんな寂しいみたいです。