はじめまして♪
改めまして始めましたnote! こんなSNSがあるのを知らず、フォロワーさんが使ってるのを見てアウトプットにもってこいじゃん!と思い立ち、始めた次第です。
ここでは主に道徳のことを、自戒を込めて整理していきたいと思います。その結果ちょっとでも道徳の垣根が下がってくれたらホントに嬉しいです!
Ⅰ.ぼくと指導者としての道徳の出会い
遡ること15年前になります。初任校で当時の研究主任が引っ張ってきた大きな研究大会がありました。教科は道徳でした。「失敗しても大丈夫。経験を積むつもりでやってみないかい?」と声をかけてくださったのがきっかけでした。 当時は今のように教科化されていませんでしたから、教科書もありませんでしたし、副読本を中心にトピック教材や自作教材など様々なものが使えたかなりアバウトな時代だったと思います。悩みに悩んで創り上げた道徳は、「親切の波及」。タイトルは忘れてしまいましたが、小さな文庫本を教材化して作った記憶があります。「”親切”という行為はろうそくの火のように誰かに分け与えてあげることができるんだね。」と、実際にろうそくを使ってキャンドルサービスよろしく子どもに火を使わせていました笑 今だと絶対できない・・・。この授業の後にある子どもが「え、先生もう終わっちゃったの?」とつぶやいてくれました。今でもその瞬間を鮮明に覚えています。でも、転任してから子どもも変わり、うまくはまらないことが多くなってしまい、自分で道徳から遠ざかっていくばかりでした。はっきり言って道徳が嫌いになっていました。つまらないからです。
Ⅱ.型を追いかけるもうまくいかず
数年前に道徳が教科化されましたね。その少し前から小学校業界はざわついていました。「どう指導すればいいの?」「どう評価したらいいの?」「とりあえず先進的だって言われてる自治体に行ってみるか」ということで、まだ若手だったぼくは研修費で秋田や新潟に行かせてもらうことになりました。でもどれを自分の学級に持ち込んでもうまくいかないんです。
なぜか? それは指導者が大人の都合に子どもを突き合わせようと躍起になってしまうからです。ワークシートにしろ、付箋の活用にしろ、子どもがやりたい!って言いだしたものじゃない。考えろ、使いなさいって言われたからやってるだけで、主体性も深い学びも、多面的な考えも何もあったもんじゃありません。研修費を使わせていただいて得られたのは「やっぱり道徳ってつまらないんだな・・・」という諦めに似た気持ちが大きかったです。
Ⅲ.加藤先生との出会い
話しは少しそれますが、ぼくには妻がいましてこちらも小学校教師をやっています。当時彼女は筑波大学付属小学校の田中博史先生にドはまりしてました。「飛行機代を出してでも絶対行きなさい!」と強く勧めてくれたので、お休みをいただいて見に行ったのですが、確かに博史先生は面白かった!余談ですが行くたびにDVDを買ってしまっています( ´艸`) で、他に参観させていただきたい先生の授業が特になかったので、何にも考えずに校舎から離れた林野会館に足を運んでみました。「たかが道徳」と高をくくっていたぼくにとって驚きの光景でした。参加者の数がすごい! 足の踏み場がホントにないほどでした。さらにすごいのが加藤先生と子どもたちで創り上げる授業スタイル。正直、異端児っぽく見えたのは内緒ですが、ホントに衝撃的でした。あの出会いがなければ今こうしてnoteの記事なんか書いてる自分はいませんでした。間違いなく。
Ⅳ.月の書籍代が3倍に・・・!
そんなこんなで加藤先生の授業にドはまりしたぼくは、「道徳 加藤」と名前の付くものを片っ端から買いあさりました。何なら「道徳」と名前の付く書籍もかなり読みこんだと思います。出費は大変なことになったものの(妻も書籍が大好きで、算数関連を買いあさるので…)根底にある考え方と知識、それに「試してみたい!」というメンタルの強さを得ることができたのは今でもぼくのバックボーンになっています。じゃあ今はどんな道徳をしているの?ってところはまた別な機会に整理してみたいと思います。
なんだかまとまりのない文章になってしまいましたけど、もしこれに目を通された方がいたら声を大にして伝えたいことがあります。とにかく本をたくさん読みましょう。どんな本でもいいです。何かに迷ってるときに読めば、すぐにではなくても何かしら自分の考えにハマる・あるいは類似するものに出会えますから。 あとは・・・そうですね。twitterやinstagram、facebookなどなどアンテナを常に高く張り続けておくことがいいと思います。ぼくもtwitterは興味本位で始めたもののこの年まで本格的に使ってなんかいませんでしたが、今年に入ってちょっと自分の思考を変えてみたところ、バンバン情報が入ってくる! 優しいフォロワーさんが丁寧に教えてくれたり、ご自身の考えを切り取って話してくださいますから、とてもためになりますよ!