「一人言」19-田舎の暮らし-
田舎暮らしに憧れる方は多いかと思います。
「年金貰えるようになったら田舎でのんびり暮らす」
なんて話しはよく聞きます。
私は40才になってから上京しました。
当時は市営の団地に住んでいたし、上京しなければ今でもそこに住んでいたと思います。
今みたいに生活に困ることもなかったかもしれません。
けど私は街を歩くと知り合いに会うような狭い田舎が息苦しかったです。
当時仕事もあまりなく、知り合いのいない場所に行きたいという気持ちが強くなり、田舎を捨てる覚悟で逃げるように出てきました。
東京の生活は思った以上に大変でした。
けど私には田舎はない。子供たちにはいろんな選択肢が与えられる。
そう思って頑張ってきました。
仕事をすれば知り合いは増えます。
けど私は仕事以外の付き合いはなるべくしないし人と関わるのは苦手。
だから仕事を辞めたら関係はほとんど無くなりました。
東京に行ったらいろんなことができる。
と思っていたものの結局何もしてない。
たぶん私はこの土地で死ぬことになるでしょう。
「死ぬ時は生まれ育ったあの場所で…」という気持ちもないし、人と関わることを止めたのでお葬式にくる人もいないでしょう。
それを寂しいとも思いません。
田舎の真っ青な空、底まで透き通って見える海。
暖かい風に乗って漂ってくる潮の香り。好きなところはたくさんあります。
けどそれ以上にイヤなことが多かった。
ただそれだけです。
田舎暮らしを考えてる方はお試しすることをオススメします。
田舎コミュニティはかなり根強いので、溶け込めなければかなりキツイですよ。
私は今コロナもあり結構キツイ生活してますが、それでもまだ可能性を探して頑張っていこうと思います。
田舎だと諦めていたことも、ここなら叶えられる可能性があると思っています。
長文、駄文失礼いたしました。