【マイクロモーメントマーケティング】と 【1on1マーケティング】
おはようございます!
さて、今日は【1on1マーケティングとマイクロモーメントマーケティング】
というテーマでお話させて頂きます。
大企業も中小企業も個人事業主も、ここんとこ取りこぼさない方が良いよね、みたいな内容です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼大手企業さんの打ち手を紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先日、ファミリーマートさんとドン・キホーテさんが顧客データの共同利用を発表しました。
少しだけ細かく説明すると……
もともとファミリーマートは、
伊藤忠商事と一緒にNTTドコモサイバーエージェントとの共同の会社、
広告配信会社の『データワン』という会社を作っていて、
ここにさらに、ドン・キホーテが加わりました。
これのなにがすごいかというと……
顧客データが重複を除いて、3000万件が集まったことです。
1億2000万人の国民のうち、3000万人の顧客データが集まると、
どういったことが起こるか?
これは
【1on1マーケティング】
を理解していると分かりやすいんです。
【1on1マーケティング】というのは、「個人を対象としたマーケティング」のことをいいます。
その個人が……
『どんな商品を今まで買っているか』
『どんなものを求めているか』
『どんなものが好きか』
このような購入履歴と検索履歴のデータを合わせて、その人だけに広告を届けることを……
【1on1マーケティング】と呼んでいます。
マクドナルドさんなんかは、
2004年から【1on1マーケティング】に300億円をかけてシステムを構築していました。
昔は『携帯クーポン』とかって呼ばれてましたが、今で言うと『マクドナルド公式サイト』
という名前になって、そこにクーポンが送られてくるようになっています。
あのクーポンは、全員が同じクーポンを送られていません。
例えば、
土日のお昼にコーヒーをよく購入している方には、
週末の朝、コーヒーの無料チケットが送られてきます。
週に3回は来てくれているお客様が、新商品のハンバーガーを買っていなかった場合、
新商品のハンバーガーのかなり大きめサイズのディスカウントクーポンが送られてきます。
さらに、
いつもチーズバーガーセットを買っている女子高校生には、チーズバーガーセットの
ディスカウントクーポンが送られてくる。
よくビッグマックのポテトのLセットを買っている大学生の男子には、
ビッグマックのLLセットのクーポンが送られてくる。
こんなふうに、
その人に合わせたクーポンが送られるシステムを、2004年から300億円をかけて開発し、
なんと現在のマクドナルド公式サイトのダウンロード数、、、
6600万人!
日本の人口の半分以上が、この公式サイトをダウンロードしていて、
6600万人の今までの購買パターンに合わせたクーポンが送られている。
これが
【1on1マーケティング】です。
これは法にも触れないように、できています。
きちんとそういうやり方をしているので、公式に発表されています。
これは強いですね 。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ビッグデータが動いている!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回はこの
【1on1マーケティング】ともう一つ……
【マイクロモーメントマーケティング】
これも覚えてもらって、どう使うのかということをお伝えします。
【マイクロモーメントマーケティング】
というのは……
実際に、今どこでどんな行動をしているのかに合わせて、広告を届けることです。
例えば、
エアコンを買いたいなと思って、
エアコンの検索をしていると、
エアコンの広告がその人だけに届いたり、
引っ越しをしたいなと思って、
マンションを検索していると、
マンションの情報が届く。
例えば、
コロナ騒動も一段落し、そろそろ沖縄旅行もしたいわ。
と考え、今年のGWや夏休みに沖縄旅行を計画している方も少なくないと思います。
そしたら大体、沖縄に行く前に、
パートナーや家族と一緒に、沖縄のホテルやレンタカーの情報を検索しますよね。
そうしたら
『 沖縄県初テスラ専門レンタカーサービスがスタート』
というGoogle広告が、皆のスマートフォンに同時に表示されるなんてことも起きます。
まさにこれがビッグデータを元にした
【マイクロモーメントマーケティング】と
【1on1マーケティング】が動いているということです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ビジネス思考力を手に入れるには…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここからが今回の結論です。
この
【1on1マーケティング】や
【マイクロモーメントマーケティング】は大企業の打ち手だと思われがちです。
なぜかというと……
『開発コストがかかるから』
そして、中小企業とか個人事業主は……
『ビッグデータをもっていないから』
ですが、実は我々のような中小企業や個人事業主でもこの
【マイクロモーメントマーケティング】の考え方を転用することはできる!
==========
【1on1マーケティング】と【マイクロモーメントマーケティング】を実行するには、
4つのことを知っておかなければなりません。
『1.自社でビッグデータをもって運用する』
『2.Google広告やFacebook広告を運用する』
『3.お客様のSNS投稿をチェックしてアプローチをする』
『4.お客様に直接会いに行き、話を聞いてアプローチをする』
我々中小企業の打ち手は1以外の……
2と3と4です。
特に3と4は、大企業には不可能なアクションです。
==========
上記のそれぞれを少し説明すると、
『1.自社でビッグデータを持って運用する』
これは数百億かかるため、大企業だけの戦略。
中小企業や個人自由主は除外。
2と3と4を使おう!
『2.Google広告やFacebook広告』
これは使えます♪
3と4は、大企業にはできないアクションです。
『3.お客様のSNS投稿をチェックしてアプローチをする』
『4.お客様に直接会い、話を聞いてアプローチをする』
そう、
大企業というのは……
『数千万人のお客様にサービスを提供する』
という役割があるので、1人1人のSNSを見たり、1人1人に会いに行くアプローチはできない。
そんなことをしていたら会社が潰れる。
でも私たち中小企業や個人事業主は、
1人1人のお客様に会ったり、
1人1人のお客様の情報をチェックする余裕があります。
なぜなら、
お客様の数が少なくても回るからです。
こんなふうに
大企業と戦わないことは、とても大事です。
でも世の中のニュースというのは、大企業のニュースばかりが流れます。
今回のニュースも、
ファミリーマートとドン・キホーテが3000万人のビッグデータを使って、マーケティングをしている。
それしかニュースになりません。
これを聞いて
「じゃあビッグデータを作ろう」
となりますか?
ならないですよね。
「ああ、俺たちには関係ないや」
もしくは消費者として、それを見てしまいます。
それでは、自分のビジネスを守れません。
中小企業、個人事業主用に転用するビジネス思考力を、ちゃんと手に入れる必要性があります。
中小企業と個人事業主は、1人1人の求めているものを聞きに行きましょう!!
これからは接近戦の時代だ♪
今日もありがとう!!
じゃ
またね!!