『そのニュースをどう読むか』
おはようございます!
さて、
今日は『値上げ』をテーマに、少し「情報収集の為のニュースの読み方」みたいな、内容でお話ししたいと思います。
値上げの仕方で「うまくいっているところ」と「失敗しているところ」があるよ、というような内容を軸に、「情報の取り方」についての内容になります。
#なんか 『内容』多いな
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▼「うまい」値上げ、外食のカギ
商品力で割高感回避
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3月4日の日本経済新聞の記事
『「うまい」値上げ、外食のカギ
商品力で割高感回避』
という記事を受けて、いろんな企業が値上げに踏み切る中、どうやら様々な『結果』がポロポロと出て来ているようです。
文章が長いので、
日本経済新聞の記事の内容を抜粋しながら一部、記載いたします。
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【「うまい」値上げ、外食のカギ 商品力で割高感回避】
日本経済新聞・有料会員限定記事
(2023年3月4日)より一部抜粋
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値上げで客単価を上げながら、客数を増やしたり、維持したりして
収益増につなげた企業がコロナ前を上回る業績改善につなげた。
1月にメニューの約8割の店頭価格を10~150円値上げした日本マクドナルドHD。
値上げで客離れの懸念もあったが、同月の既存店客数は前年比4%増えた。
2月にはアジアをテーマにした期間限定バーガーを投入するなど、
新商品を毎月販売して目新しさを出して
値上げ感を打ち消している。
ゼンショーHDが展開する
牛丼店「すき家」は2021年末に、並盛を50円値上げし400円とするなど、
定番商品で10%を超える値上げを実施した。
(その結果)
コロナ前の19年10~12月期比でも
売上高が27%増、
営業利益も23%増だった。
牛丼大手では
松屋フーズホールディングスも21年後半、
「松屋」の牛めし「並」で20%に迫る値上げをした。
それでも22年4月以降既存店客数は
増加傾向で、直近四半期の売上高はコロナ前を上回る水準だ。
値上げの影響などが業績を下押しした外食チェーンもある。
リンガーハットは22年4月に主力の
「長崎ちゃんぽん」を680円(東日本エリア)に5%値上げした。
同年11月にも再値上げしたが、22年9~11月期は売上高がコロナ前の19年9~11月期を約2割下回り、営業損益も5700万円の赤字だった。
22年10月にグループ全体の4割にあたる商品を値上げしたすかいらーくHDも、
売上高と営業損益ともにコロナ前の水準を下回る。
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ここまでが日本経済新聞の記事の
一部の紹介です。
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▼所見
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現在の日本のほとんどの業界の状況を大きく三つに分類すると・・・
①コロナ禍で接客が必要なビジネスは
軒並み売上が減って
保有現金も無くなった。
②コロナとウクライナの影響で
商品原価が高騰して
利益率が悪化している。
③世界的に働く人の数が減って
原材料自体の調達が難しい分野もある。
この状況を解決する共通手段は『値上げ』となってきますが、、、
しかし、コロナ禍が明けて単純に『値上げ』で成功するとは言い切れない事例が集まり始めました…。
シンプルに下記の3パターン。
①『値上げしないで』
死にかけている会社
②『値上げして』
利益確保に成功している会社
③『値上げして』
利益が減り死にかけている会社
①は問題外だと思っています。
別で収益源を作って予算を確保し、フロントエンドが止まらない仕組みを作り出すとか、そういった大掛かりな『大工事』を行わない限り難しそう。
問題は③。
細かく分ければ、
『値上げをして、売上は上がったが利益が減った会社』と、
『値上げをしても、売上が上がらなかった会社』が両方存在するので、
一概に『値上げ分析』で全て解決する訳ではありません。
が、
今後「持ちたいロジック」としては…
『利益確保できる値上げメソッド』
どの中小企業、大企業も『コレ』が喉から手が出るほど欲している『情報』だと思います。
#僕も 『コレ』を中小企業の経営者さんに渡したくて、日々『情報収集』してます
他社の情報を集めて、自社で仮説と検証を繰り返し、何とかメソッドに出来ないか!?
文字通り「七転八倒」している所なので、途中経過をこの場でシェアして行きたいと考えています。
少なくとも現時点で言い切れる事は…
『値上げ』は必須!
『値上げ』は土台!
ココまでは譲らない方が良さそうです。
ちなみに抵抗勢力は…
『社員』『同業者』が圧倒的に多い。。。
頑張りましょう!!
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▼ニュースの見方
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この記事を読んでもらって、
こんな見方はしてほしくないなぁ、という見方が、、、
例えば、
「へぇ!
マクドナルドはうまくいっていて、すき家もうまくいっているのか。
でも、リンガーハットとか、すかいらーくはヤバいんだね!」
みたいなやつです。
これだと、自分のビジネスに
全然役に立っていないですよね?
要は、
『ただニュースを読むだけ』って意味がなくて、
そのニュースの中から
『どう分析し、転用するか』
……これが、自分のビジネスが良くなるために必要な方法だと思います。
だから、
ニュースは具象。
そして、具体的な事例を、一回抽象化する。
今回でいうと、3つに分けました。
①『値上げしないで』
死にかけている会社
②『値上げして』
利益確保に成功している会社
③『値上げして』
利益が減り死にかけている会社
つまり「①と③になるな」と言うような内容です。
具体的には
「値上げをまずしなきゃね」
が固定。
そして、値上げをしている中で、
利益が出ている会社と、
出ていない会社があって、
ここを僕たちは学ばなきゃいけない。
だから僕は、
そのための事例を集めているし、
自分の会社でも仮説検証をしているし、
メソッドにしたら、みんなに伝えています。
現時点では、
値上げはするしかないからね、と。
『値上げをしない』は、もう死ぬことだから、と。
つまり、今回の結論。。。
「成功できるかどうかはまだ分析中だけど、
少なくとも絶対に死ぬのは……
値上げをしなかったら死ぬ確率がググっと上がるよ!
だからこれだけは譲っちゃダメっぽいっす!!!」
って言ってます。(^^)
このように具体的なニュースから
一回抽象化して、分類をして、
その中で
「絶対にこの打ち手だけはダメだ」
っていうのを、汲み取っていったら、なんだか良さそうです。
でも、こんな考え方でいろんな記事を見て、クセついてきたらそのうち、
色々なニュースを抽象化できるようになり、
そこから、自分の会社の打ち手を自分で生み出せる
『アナロジー思考力』が身につくのかもしれません。
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▼ビジネス成功のカギは情報収集!
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考えてみれば、ビジネスに必要な情報は
世の中にいっぱいありますよね。
自分が顧客体験、品物を買っている時にも……
「この店は値上げをこれくらいしたんだなぁ…。
その値上げの表現は、こういうふうにしてるんだなぁ…。
そんで結果、
客数は減っているけど、利益がこれくらい増えているんだなぁ」
みたいな。
このように、
顧客体験中も分かるかもしれないし、
街を歩いても分かるかもしれませんね。
例えば、広告。
今、どんな広告がすごく増えているかをみれば、
『その業界は伸びている』という情報が手に入ります。
では、なぜその業界が伸びているのか。
例えば、コロナ禍では、
電車の中の広告が軒並み減りましたが、
脱毛の広告は逆に増えていました。
あとは、美容整形外科の広告も増えていましたね。
それはなぜかというと、
『コロナ禍では会社への出社が減った』ので時間に余裕が出来たんですね。
美容整形外科でいうと、
その時間の余裕ができている間、マスクをしている間、
美容整形にお金をかけている人がめちゃくちゃ多かったんです。
こんな風に、『コロナ禍だからこそ伸びている業界』をチェックして、
コロナ禍で時間に余裕ができているお客様に、
自分の会社が取り組みたいサービスを提供すれば、
売上が上がったり
利益が獲得できたり……
と繋がっていきます。
ときどき、『ビジネスで成功している人は、特別に頭がいい人』とか、
『有利な状況にあった』っていう人がいますが、それは違う気がします。
『普段からちゃんと情報を取って学んでいる人が成功していて、
その情報収集と勉強をしていなかった人が、ちゃんと不利になっていってる』
これが本当にリアルな状況になっています。
今、ビジネスで学ばない人は、なかなか厳しいゲームになってきていると思うので、、、
学んでいきましょう♪
今日もありがとう!
じゃ
またね。
阿部